彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇236 テック企業と不動産業改革 性善説は盤石か システムは誰のため
旧態依然とした不動産業界の変革をめざす不動産テック企業の台頭が目覚ましい。また、そうしたテック企業が開発したシステムを導入し、業務の効率化を実現している不動産会社も少なくない。AIによる問い合わせ対応や物件紹介、契約書の自動作成、マーケティ…

旧態依然とした不動産業界の変革をめざす不動産テック企業の台頭が目覚ましい。また、そうしたテック企業が開発したシステムを導入し、業務の効率化を実現している不動産会社も少なくない。AIによる問い合わせ対応や物件紹介、契約書の自動作成、マーケティ…
一社不動産流通プロフェッショナル協会(=FRP、真鍋茂彦代表)は今春、創設5周年を迎えた。7月10日に開いた幹部会と各研究会メンバーとの合同会議では主に今年11月5日に開催することが決まった「5周年記念発表会」について意見を交わした。 □ …
今年、発足10年を迎える「不動産女性塾」(北澤艶子塾長)は7月7日、東京・六本木の森タワー51階にある六本木ヒルズクラブで〝ミライ会議〟を開いた。女性塾をこよなく愛するファンと理事の計19名が参加し、これからの不動産業と女性塾のあり方につい…
2000年3月に誕生した「定期借家権」がいまだに一般の賃貸住宅市場で市民権を得ていない理由は明白だ。まったく理念の異なる「普通借家権」が今でも〝普通〟の借家権として存続し続けているからである。特殊な借家権が普通の借家権以上に普及するわけがな…
前号の本コラムは最後に「希望は人が人を思いやる街づくり」と述べたが、今年4月に都市再生機構(UR都市機構)の東日本都市再生本部長に就任した松村秀弦氏も「人と人とのつながりを生み出す街づくりを民間や地域住民と連携しながら進めていきたい」と語っ…
衣・食・住は生活に欠かせないものであると同時に、それを楽しむことができる〝文化〟である。〝医・職〟も生活に欠かせないが文化とは言わない。文化の源泉は「楽しむ」ことにある。 ◎ ◎ ◎ 長く重いローン負担のために生活費に余裕がなくなるようでは…
本紙6月9日号の大言小語(1面)に「住まいの豊かさ」というテーマが取り上げられた。住宅価格が高騰し庶民の手から遠く離れてしまっているにもかかわらず、業界からも行政からも明確な対策が出されない状況に大言小語子のいらだちが感じられる。 思えば8…
分譲価格の高騰で賃貸から抜け出せない一般世帯が増加している。その賃貸住宅もインフレ加速を背景にオーナーからの家賃値上げ要請が強まっている。止まらない建築費高騰、実需市場への投資マネー侵入などこれまでにない要因も絡んで今や住宅市場は「供給より…
団塊世代(1947~49年生まれ)が全て後期高齢者入りをした2024年から2年が経った。いよいよ本格的な〝多死大量相続時代〟が始まったようだ。 ◎ ◎ ◎ 筆者は毎朝、家の周囲を散歩しているが、このところまさに新築ラッシュの様相を呈している…
〝人生100年時代〟を生き抜くには住まいについての深い洞察が必要になる。平均寿命が60~70歳ぐらいだった頃はライフステージも結婚→子育て→定年と単純だった。その後、男性は長くても15年程度で人生を終えた。しかし、これからの老後は30~40…
1億円のマンションは5000万円のマンションの2倍幸福か。 ――そんなことは断定できない。何が幸福かは人それぞれだし、住む人の感性によっても変わってくる。 その通りだが、ではマンションを選ぶとき、人は自分にとっての幸福とは何か、感性とは何か…
何らかのコンサルティングを伴う仲介を「コンサル仲介」と呼ぶ。というより、仲介には何らかのコンサルティングを伴うのが普通だ。したがってコンサルと仲介は一連の業務で両者の間に明確な線を引くことはできないと思っていたが、そうではないようだ。 ◎ …
東京足立区を地盤とする北澤商事の創業者である北澤艶子氏の創業70周年を祝う会が4月19日、明治記念館で行われた。会場となった「富士の間」には40もの丸テーブルが並び、約400人の来賓が集う盛大な宴となった。宴は元国交大臣の太田昭宏氏らによる…
リブラン創業者である鈴木静雄氏の自宅(板橋区赤塚)の前に白いベンチが置かれて3年が経つ。当初はせっかく置いた椅子が盗難に遭うなどの災難もあったが、今はすっかり道行く人々の憩いのベンチ(持っていかれないように椅子からベンチに変更)となっている…
住まいの思想については、これまで当コラムでは第197回、209回、219回と3回述べてきたが、今回はそれが求められるようになってきた時代背景について述べたい。 ◇ ◇ 昔、子供たちが外で暗くなるまで遊びに夢中になっていた時代は、その親たちも…
21年4月に創設された一般社団法人不動産流通プロフェッショナル協会(真鍋茂彦代表)は4月2日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷で恒例の花見会と第5期社員総会を行った。 同協会に参加する〝プロフェッショナル〟は以下の3条件を満たす者とされてい…
第50回「不動産女性塾」(3月24日)で講演した倉石誠司不動産業課長は冒頭、「不動産業の未来を支えるキーワードは〝信頼〟」と語った。これは女性塾塾長で今年創業70周年を迎えた北澤艶子北澤商事(東京足立区)会長が信条としてきた「信用が第一」と…
一般財団法人 ひと・住文化研究所(鈴木静雄代表)は5月13日、同研究所が昨年10月に出版した『思想なきマンション』の出版記念シンポジウムを開く。23年9月に出版した『住文化創造』に続く第2弾。今回は建設・住宅業界に対するかなりハードな問題提…
空き家が増えている日本では「住宅は余っている」というイメージが一般的だが、実は東京などの大都市は「住宅不足」と言わざるを得ない。その証拠に住宅価格と家賃がこれまでにないような上昇を示し、適切な住宅を見つけることができない若い世帯が増えている…
昨年5月23日に公布された改正区分所有法(以下改正法)が4月1日から施行される。高度経済成長期に大量供給された分譲マンションの老朽化問題を解決するのが狙いだが、その効果は現段階では不透明。そうした中、近年増え始めた定期借地権マンションはそう…