第105回「令和時代の賃貸ビジネス」 ~コンサルタント沖野元の視点~ 耐震補強で見えたヤモリの本気度
前回はアフォーダブル住宅について、東京都が官民連携ファンドや東京都住宅供給公社からの転用、ディベロッパーへの容積率緩和など矢継ぎ早に施策を出していることを紹介した。 ◎ ◎ ◎ 筆者は当初、東京都からアフォーダブル住宅についての取り組みが発…

前回はアフォーダブル住宅について、東京都が官民連携ファンドや東京都住宅供給公社からの転用、ディベロッパーへの容積率緩和など矢継ぎ早に施策を出していることを紹介した。 ◎ ◎ ◎ 筆者は当初、東京都からアフォーダブル住宅についての取り組みが発…
今年になって「アフォーダブル住宅」というキーワードをよく耳にするようになった。この意味をご存知だろうか。 主に低所得者から中所得者に向けた低廉な住宅のことをいう。「低廉な」とは市場価格の2割程度安いもののことである。数年前から都心部の住宅価…
今回もアットホームによる「定期借家物件」の募集家賃動向(2025年度)をもとに考察していきたい。 「平均募集家賃の推移」(面積帯別・首都圏・定期借家マンション)を見ると、神奈川県のファミリー向き(50~70m2)を除く全エリアの面積帯で募集…
今年もアットホームによる「定期借家物件」の募集家賃動向(2025年度)が公表された。今回のレポートにざっと目を通して感じたのは都心部での定借物件の増加が顕著になってきたということである。それも高額なエリアの高額な物件ほど定借の利用が進んでい…
前回は築古アパートのオーナーから「属性の良くない入居者が入る」という相談を受けたことについて、「割れ窓理論」の観点から説明した。「割れ窓理論」とは、軽微なルール違反や小さな乱れをそのまま放置すると、大きな犯罪を招くという犯罪心理学の理論であ…
先日、築古アパートのオーナーから「どうも属性の良くない入居者が入って困る」という相談を受けた。 自主管理ならよくあることであるが、管理委託をしているという。ちなみになぜ自主管理では属性の良くない入居者が入りがちかと言うと、多くの場合は複数の…
前回はX(旧Twitter)で話題となった画一的な再開発によるまちづくりについて「金太郎飴的まちづくり」と書いた。都市部ではそれ以外にやりようがないのだろうか。 ◎ ◎ ◎ ここで紹介したいのが「メインストリート・プログラム」である。これは…
ここ最近X(旧Twitter)で東京や地方の主要都市のまちづくりに関する不満や意見が噴出しているのを見かけた。その内のひとつはプレジデントオンラインの記事「誰が渋谷を「つまらない街」にしたのか……「若者の街」を「チェーン店と外国人ばかり」に…
前回、前々回と2回に渡って不動産業者がお客になって感じたこととして筆者が公的賃貸住宅に入居した事例を紹介した。本来なら今回は筆者が自宅を購入した際の売買におけるお客の側に立った時の学びについて共有するつもりだったが、前回の続きで書き足りない…
前回は、不動産業者も自らお客の側に立った時に学ぶことが多々あるという内容だった。事例として筆者がUR都市機構(以下UR)の賃貸住宅に居住し、多くの学びを得たことを書いた。実は筆者は短期間だが東京都住宅供給公社(以下JKK)の賃貸住宅にも居住…
普段不動産業務に従事している者も業務ではなく自ら不動産を賃貸したり売買することがあるだろう。これから3回に渡って筆者のプライベートな賃貸・売買の経験とそこで得られた知見について書いていきたい。 ◎ ◎ ◎ 筆者はこの経験を通して、逆に自分が…
前回は、年間を通して見られるものの繫忙期に多くなるお客様や客付け業者による物件の仮押さえについて、その原因を考えてみた。更に仮押さえの入居申込書は空欄などの不備が多く、手書きの入居申込書の場合は見破りやすいことも書いた。 今回はその対策につ…
賃貸は繁忙期の真っ只中である。この時期に引っ越しに慣れたお客様の物件仮押さえが行われることがある。仮押さえとは「とりあえず」の入居申し込みで、キャンセルにつながることも多々ある。 筆者の会社では不動産管理をしている関係から、この仮押さえには…
前回は筆者の入居前点検が甘かったためお客様の解約につながった事例を紹介した。そのことがあって以後、筆者は入居前点検を入念に行うようにしている。今回はどんな点について点検しているかをいくつかお伝えしたい。 ◎ ◎ ◎ まずは床・壁・天井の汚れ…
本稿は新年最初になる。今年も読者にとって気休めになるコラムを書けたらと思う。どうか気楽にお付き合いいただきたい。 ◎ ◎ ◎ これから賃貸の繁忙期になる。この忙しい時期におろそかにしてはならない業務に入居前点検がある。筆者はこれをおろそかに…
前回に続き筆者が取得したNAR(全米リアルター協会)が監修するABR(認定バイヤーズエージェント資格)についてである。前回この資格が優れものであると紹介したが、その理由として資格を取得するために受講する講座が我が国の不動産業でも通用する部分…
筆者は不動産業界に入って25年以上になるため、いくつかの主要な不動産系資格を取得している。宅地建物取引士はもちろん、賃貸不動産経営管理士、公認不動産コンサルティングマスターなどで、その後も2年にひとつ位のペースで主要ではないが面白そうな不動…
前回に引き続き、ジェイスン渡部氏の話である。 ジェイスン渡部氏は米国シアトルで活躍する不動産エージェントであり、シアトル不動産協会会長や全米リアルター協会(NAR)日本大使を歴任し、筆者も関わる一般社団法人日米不動産協力機構(JARECO)…
先日、私が事務局をお手伝いしている一般社団法人日米不動産協力機構(JARECO)の海外不動産取引マスタープログラムにおいて、メイン講師を務められているジェイスン渡部氏の来日に伴うセミナーを開催した。講演はすばらしいものだった。まずはジェイス…
前回は不動産投資で悪徳業者にだまされる人の特徴として金融や不動産の知識が無い点を指摘した。更に、なぜ事前に金融や不動産について学ぶことなく高額な不動産投資を行うのかについて、「時間割引率」という概念を使って考えてみるところまでを書いた。ここ…