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スタンダード会員限定第87回 「令和時代の賃貸ビジネス」 ~コンサルタント沖野元の視点~ ジェイスン渡部氏の運のつかみ方

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第87回 「令和時代の賃貸ビジネス」 ~コンサルタント沖野元の視点~ ジェイスン渡部氏の運のつかみ方

 先日、私が事務局をお手伝いしている一般社団法人日米不動産協力機構(JARECO)の海外不動産取引マスタープログラムにおいて、メイン講師を務められているジェイスン渡部氏の来日に伴うセミナーを開催した。講演はすばらしいものだった。まずはジェイスンさんを知ってもらうためにその略歴を紹介したい。

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 ジェイスンさんは横浜で育ち、高校卒業後は米国で言語学を学ぶため渡米しミシガン大学入学を目指された。しかし途中「たまたま」立ち寄ったアラスカの大自然に魅了され、方針転換してアラスカ大学に入学して言語学を学ばれた。ホームステイしていたオードリーさんという女性が「たまたま」その地で活躍する不動産エージェントだったという。大学の後は大学院への進学を考えていたジェイスンさんは、日本人には発音できない言葉の壁に阻まれて大学院への進学を断念。オードリーさんの勧めもあって現地の不動産会社にて不動産実務を学ばれた。その後シアトルに移住され、不動産エージェントとして活躍することになる。その際、「たまたま」シアトル不動産協会の事務局長との出会いがあり、その後シアトル不動産協会の理事に選出され、その5年後に同協会の会長に就任。

 また、同じくシアトルで活躍していた日本人エージェントのマーク北林氏との出会いがあり、共に全米アジア不動産協会(AREAA)シアトル支部を設立し、初代会長を務められた。同じ時期に全米リアルター協会(NAR)より日本大使に任命され、その際にNARと日本の不動産業界団体、国土交通省との連携を深める役割を果たされた。

 その後ジェイスンさんがエスクロー・エージェント・ジャパンの創業者である本間英明氏、中川雅之日本大学教授らと共に設立したのが、現在筆者も関わっているJARECOである。ジェイスンさんの自己最高年間取引数は49件とのことで、現在も不動産エージェントとして米国シアトルで活動されている。

 ジェイスンさんの面白いところは「たまたま」という言葉が多く出てくることである。これは言い換えれば「偶然」ということになる。筆者はこれを「運」と解釈している。「運」とは自分が定めた目標および普段の努力と関係しており、寝ていて降ってくるものではない。

 ジェイスンさんの話を聴いていると感覚的に「面白い」と思うことに首を突っ込む(果敢に行動する)ことで運をつかんでいるようである。更にジェイスンさんは「人との出会いを大切にしている」という。筆者の経験からも「運」は人が運んでくるものであると言える。

 次回はジェイスンさんのセミナー内容を中心に紹介したい。

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【プロフィール】

 おきの・げん 日大大学院修了。不動産コンサルタント兼不動産系研究者。不動産実務検定講師。リーシングジャパン代表取締役。執筆・講演多数。

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