知って得する建物の豆知識 383 デジタルファブリケーション 既存技術の〝苦手〟解決へ
総務省によると「デジタルファブリケーション(以下デジハブ)」とは、デジタルデータをもとに創造物を制作する技術と規定されています。各種形状や意匠のバーチャルなデジタルデータを使い、3Dプリンターやレーザーカッターなどのデジタル工作機械に読み込…

総務省によると「デジタルファブリケーション(以下デジハブ)」とは、デジタルデータをもとに創造物を制作する技術と規定されています。各種形状や意匠のバーチャルなデジタルデータを使い、3Dプリンターやレーザーカッターなどのデジタル工作機械に読み込…
北欧の国という定義には様々ありますが、ここでは最も狭義のフィンランド、スウェーデン、デンマークとしておきます。これらの国々のインテリアや建築デザインを総称して「ノルディックデザイン」と呼びます。また、諸国はドイツ文化とロシア帝国の政治的な影…
各業界には隠語や独特の用語があり、言葉を一般と区別することで、その業界のカルチャーを形造っています。今回は建築業界で使われてきた、面白い用語について述べてみましょう。 いささか品のない語感ですが「尻割り(けつわり)」とは、請け負った仕事を完…
埼玉県南西部の入間川、高麗川(こまがわ)、越辺川(おっぺがわ)の流域に広がる林業地で育ったスギやヒノキのことを西川材と呼びます。江戸時代から良質な木材として知られ、住宅や寺院、神社などの建築材として利用されてきました。この地域に「西川」とい…
UA値は外皮平均熱貫流率ともいい、室内と外気に関する熱移動の指標で、住宅の壁や屋根、開口部等から室内と外気の移動について、数値化したものです。この数値が小さいほど省エネ性能の高い住宅といえます。 数式で表すと、UA値(外皮平均熱流率)=外皮…
ハンス・ウェグナーは、日本でも大変人気のあるデンマークの椅子デザイナーです。彼のスタイルは、機能性に重点を置いたモダニズムと有機的なディテールを特徴としています。照明デザイナーのポール・ヘニングセン、フィンランドの建築家アルヴァ・アアルト、…
打放しコンクリートは、現場打ちコンクリートの上に塗装・タイル・石張りなどの仕上げをせず、型枠を外した直後のむき出しのままの状態をもって仕上げとする手法です。コンクリート本来の質感や色合いを生かし、力強く重厚な印象を与えることができます。また…
マンションを購入する際や宅地を求める場合に気になるのが、その土地の地盤強度です。事前にある程度の想定をするための情報源が、国土交通省が公開している「5万分の1都道府県土地分類基本調査」です。これは特定の地域における地層の状態を表したもので、…
日本の国土は70%が森林です。森林の中でも特に優れた美観を有するものを「美林」と言い「三大天然美林」として青森県の青森ヒバ、秋田県の秋田スギ、長野県の木曽ヒノキが挙げられます。これらの森林は長い年月を掛けて大きく成長しており、良質な木材とし…
筆者の設計した住宅には多くの場合、暖炉を設けました。施主が希望するケースもありますが、設計案に盛り込むことで、実現したものも少なくありません。 暖炉の良さは理解されても、その運用となるとなかなか面倒で、住宅雑誌などで見る「暖炉のある素敵なリ…
建築用語として、戸惑う言葉に「工法と構法」があります。「構法」(かまえこうほう)と「工法」(えこうほう)に区別されますが、同じ読み方で2つの漢字があるため、違いが分かりづらいのです。 また、建築業界では「工法」と「構法」が混用されることもあ…
2022年11月の公開以来、生成AIブームを巻き起こしているChatGPT。本コラムをお読みの皆様も、生成AIを試された方が多いと思います。そして、実際の結果をご覧になって、これはただならぬ技術革新が起きそうだとお感じになったのではないでし…
「屋敷林」とは狭義では家屋を取り囲むように設けられた樹林で、過酷な気候や自然災害などから家屋を守る防風・防砂・防備機能に加え、燃料や建築材を確保する目的として作られた森林です。特に季節風が強い地域や扇状地・沖積平野などに見られ,散居村と呼ば…
建物の耐火性を上げる考え方は二通りあります。一つは燃えない材料で造ること、もう一つは可燃物への酸素供給の遮断です。燃えにくい材料として最初に考えられるのがコンクリートですが、例えば住宅レベルで考えると鉄筋コンクリート構造の耐火性は完璧ですが…
最近は大きな地震が少なく、関心が薄れていますが大きな地震があるとハウスメーカーやマスコミが話題として取り上げるのが制震構造(以下、制震)と免震構造(以下、免震)です。適切な耐震設計を行えば免震や制震は不要ではないかと思われるかも知れませんが…
音には高い音(周波数の高い音)、低い音。重い音(音圧の大きい音)、軽い音などがあります。騒音はこれらの音の一つで作られるのではなく、さまざまな音が混ざりあっています。したがって騒音の主成分である音源によって、遮音の方法や使う材料も異なり、効…
久しぶりに、建築にまつわる諺についてお届けします。まずは「山師の玄関」。山師という言葉は死語に近く、若い方はご存知ないかと思いますが、山を歩き回って鉱脈や温泉を見つけたり、立木の売買をしたりする仕事人のことですが、あまり良い意味には使われず…
昭和前期における「台所」の熱源は薪や炭で、煮炊きは「へっつい」と呼ばれる竈(かまど)で行い、洗濯や食器の洗浄は屋外又は屋内にある「流し」で行っていました。戦後、「寝食分離」が広がり、居間の一部に3点式(ガス台・調理台・流し)のキッチンセット…
木造の構造方式には「大壁(おおかべ)構造」と「真壁(しんかべ)構造」があります。大壁構造は現在もっとも普及している木構造で、柱や梁などの構造部材を下地材や仕上げ材で上張りした構造です。外部から構造部材を直接見ることはできません。真壁構造は日…
最近は景気の低迷や底なしの円安、先進国だけでなく中国、韓国にも劣る技術力の低下及び遅滞、電気自動車への出遅れなどがマスコミを通じて連日伝えられ、多くの日本人は自信喪失気味です。それを払拭するつもりか、「日本素晴らしい」という、あまり意味のな…