マンションを購入する際や宅地を求める場合に気になるのが、その土地の地盤強度です。事前にある程度の想定をするための情報源が、国土交通省が公開している「5万分の1都道府県土地分類基本調査」です。これは特定の地域における地層の状態を表したもので、地質の種類によって色分けされており、地層の向きや傾斜、断層なども記号で表わされ、地層の性質を容易に判断できます。深さ数メートルから数十メートルまでの地層がどのような状態かを確認できることから、災害時における被害の大きさをある程度想定可能です。
表層地質図で地盤強度を確認する場合の指標となる地層には、沖積層と洪積層の2種類があります。沖積層は約1万年から現在に至るまでに形成された比較的新しい地層で、主に礫層、砂層、粘土層、腐葉土層の4つの層に分けられており、地盤の強弱が推測できます。
そもそも、沖積層は未固結(=ふわふわの)堆積物で構成されているため、地盤としては弱く、地震による影響で液状化したり、地下水等によって地盤沈下を起こしたりする可能性があります。中でも注意したい層は「粘土層」と「腐葉土層」であり、水分を多く含むことからマンション等の地盤には適していません。洪積層は約100万年前から約1万年前までに形成された地層で、沖積層に較べて地盤沈下、洪水、地震災害時の液状化などの被害に遭いにくい地盤とされます。地層は主に砂層、礫層、過圧密粘性土層で構成され、関東地方で言えば武蔵野台地や下総台地などがこれに当たります。

























