知って得する建物の豆知識 383 デジタルファブリケーション 既存技術の〝苦手〟解決へ
住宅新報 2024年8月20日 号 9面
連載: 知って得する建物の豆知識
総務省によると「デジタルファブリケーション(以下デジハブ)」とは、デジタルデータをもとに創造物を制作する技術と規定されています。各種形状や意匠のバーチャルなデジタルデータを使い、3Dプリンターやレーザーカッターなどのデジタル工作機械に読み込んで、造形するものとされています。
いささか分かりにくいのですが、建築での活用については、まずは設計や施工の自動化があります。木材や鉄骨材の加工では、以前からCNC加工機を使った高精度、複雑性のある部材については広く応用されていますが、BIM(コンピューター上に現実と同じ建物の立体モデルを再現すること)と連動することで、従来にない広い視野から設計を精査することができます。
例えば建築は設計やデザインはできても、実際にどのように施工するのかということは大きな問題です。完成形は造れても部材同士が干渉して、実際にそのような形を構成できないことが多々あります。「当たり」、すなわち干渉を避けた手順を考える必要がありますが、三次元的な「当たり」のチェックはコンピューターやAIの最も得意とするところで、精度の高い施工手順の解析と作成が可能です。


















