モロッコの記憶残す二世帯住宅に 山田工務店、福岡の築古住宅
住宅新報 2026年8月4日 号 14面
山田工務店(福岡市博多区、山田邦彦代表取締役社長)は7月28日、モロッコ出身の施主家族が暮らす既存住宅を二世帯住宅に改修したことを発表した。家族の思い出が残る床や建具を生かしながら、モロッコ調のタイルや色彩を取り入れた。
改修では、断熱性能や水回りも改善し、世代間の交流とプライバシーを両立する住まいに仕上げた。
改修したのは、施主の母親と長女夫婦が暮らす住宅。夫を亡くした母親が安心して生活できるよう、長女夫婦がかつての実家で同居することを決めた。玄関は共用とし、1階を母親、2階を長女夫婦の居住スペースとした。1階は既存の床の傷を残すなど、家族の歴史を継承することを重視したという。段差のあった浴室はユニットバスに変更し、安全性を高めた。壁紙は一部を新しくする一方、木材は可能な限り既存材を活用した。二重サッシの採用で断熱性も向上させた。2階はモロッコをテーマに、キッチンや浴室を新設した。彩り豊かな壁紙やタイル、アーチ型の開口部を採用し、異国情緒を演出した。ロフトは将来の来客利用を想定し、昇降しやすい階段を設けた。


















