大言小語 記事一覧

大言小語
住宅新報に連載中の1面コラム、「大言小語」です。
  • 大言小語 屋上屋は不要

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     制定からおよそ120年、民法がついに大改正されるか。法務省は民法改正の中間試案をまとめ、4月からパブリックコメントを始める。身近な法律だけに、改正内容によっては国民生活に大きな影響が出るだろう。  ▼現行(続く)
  • 大言小語 駅ナカとまちなか

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     シャッター商店街というと、かつては地方都市の駅前が代名詞だったが、流れは大都市の郊外駅前に広がり、最近は都心部周辺でも散見される。高齢化の波が大都市圏に押し寄せているのと同じように、買い物難民も出始(続く)
  • 大言小語 イクメンが出世する

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     〝イクメン〟の名付け親で、東レ経営研究所主席コンサルタントの渥美由喜氏は言う。「これからはイクメンでなければ女性にモテないし、出世もできない」と。出世を助けるという見方が新鮮だ。理由は子育てや家事を(続く)
  • 大言小語 時代映す〝宅建業法〟

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     宅地建物取引業法が昭和27年に制定されてから60年が過ぎた。その業法60周年の記念フォーラムが都内で開かれ、不動産業にかかわる多くの参加者が一堂に会した。業法は戦後間もない当時の住宅難を克服し、国民に安全(続く)
  • 大言小語 愛のムチなどない

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     大阪市立桜宮高校におけるバスケ部顧問の『体罰』による生徒の自殺を受け、文部科学省が調査すると、名門競走部の監督による暴力など、全国各地で指導という名のもと教師の暴力が行われていた。  ▼子供たちは可哀(続く)
  • 大言小語 適度な需要刺激策

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     消費税の2段階引き上げは未知の経験である。来年4月に8%、再来年10月に10%となることを前提とした与党税制改正大綱が1月24日固まった。この2段階引き上げが国民生活や経済活動にどういう影響をもたらすのか。とり(続く)
  • 大言小語 「考える葦」

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     業界団体の新年会で今年必ず話題に上るのが消費税問題だ。10%に上がるのが15年10月。軽減措置がどうなるのかにもよるが、住宅業界にとってかなり厳しい時代がやってくるのではという危機意識だけは持ち続けなけれ(続く)
  • 大言小語 2020年、世界に感謝

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     例年にない人出で新年会が盛会だ。新政権への期待、選挙、新都知事の誕生、円安と株高、そして消費増税の負担軽減など話題も豊富だ。そうした中ふと目についたのが、多くの来賓客や来場者の胸につけられた「オリン(続く)
  • 大言小語 浮かれてはいられない

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     明けない夜はない、というが明けない年もない。未だ数多く起きる東日本大震災の余震やデフレ経済が続き、社会保障も含め先行き不透明な現状であっても、正月はやって来た。いや、迎えられたというべきか。  ▼昨年(続く)
  • 大言小語 機械式駐車場問題

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     「機械式駐車場をどうするか。数年前から急に増えてきた悩ましい問題です」。マンション管理会社幹部の話だ。10年ほど前までは、マンションの駐車場不足が深刻で、付置義務を課した自治体があったほどだが、それが(続く)
  • 大言小語 寄り添う気持ち

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     大和ハウス工業の樋口武男会長は「どうすれば儲かるかではなく、世の中が求めているものは何かを考え、満足してもらえる商品やサービスを提供していけば企業は成長できる」と話す。  ▼国土交通省は今年、中古住宅(続く)
  • 大言小語 〝名付け〟も多様化

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     12年に生まれた子供の名前ランキングが大手生命保険会社から発表された。最も多かったのは、男子が蓮(れん)さん、女子が結衣(ゆい)さんだった。トップ10を眺めると、多様化、個性化、安全志向といった世相をくっき(続く)
  • 大言小語 子供の声を嫌がる社会

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     電車で子供が泣いていると、確かにうるさいが、とがめることもないと考えるのが普通だと思う。だが、公共の空間で子供の泣く声がうるさいなどとクレーマーよろしく、施設の管理者に文句をつけるケースが増えている(続く)
  • 大言小語 消費増税の〝置きみやげ〟

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     「新成長戦略の中に住宅・都市政策を位置付け、住宅対策はよくやったし、都市再生への取り組みも積極的だったと思う。ただ、緊急整備地区などでの具体的な施策の実行段階では、省庁間の壁が立ちはだかり、政策(続く)
  • 大言小語 練達の大人はいるか

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     解散が決まったとたんに民主党を離脱する国会議員を見ていると、いち早く反旗を翻した小沢一郎元代表の方が、まだ潔く見えてくる。いわゆる第3極の政治勢力が不可欠と「何がなんでも大連合を実現する」と叫ぶ石原(続く)
  • 大言小語 「事務所移転します」

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     オフィス賃料の下落やフリーレントの広まりで、このところ東京都心部では事務所の移転が花盛りだ。新規ビル供給の当たり年でもあり、大手も中小も、業種を問わず、業績いかんにかかわらず移転を検討する企業も多い(続く)
  • 大言小語 「たが」の緩みか

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     兵庫県尼崎市の連続変死事件の主犯格である角田美代子被告だとして新聞各紙やテレビに掲載、放映されたものが全くの別人だった。事件は凄惨さや人物関係の複雑さにより、異様な状況を呈しているが、更に混迷を増し(続く)
  • 大言小語 高齢社会と飲食店

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     秋の味覚を求めて、東京の繁華街を歩くと気になるのが飲食店の客引きだ。居酒屋チェーンに、独立系店舗も負けまいと声をかけてくる。中には食い下がってくる猛者もいる。時間帯によっては、通行人の数より多い。な(続く)
  • 大言小語 時を糧に

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     宅建試験が終われば、今年もあと2カ月余。月日の流れがあまりに早いのは、ただ漫然と生きている証か。流されるのではなく、踏みとどまり物事の本質を見据えなければ、充実した〝時〟は流れない。  ▼小さい子供は(続く)
  • 大言小語 資格試験シーズンが到来

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     住宅・不動産関連資格試験のゴールデンシーズンが到来した。10月21日に実施される宅建試験をはじめ、10月から各種試験が目白押しだ。年末までにマンション管理士、管理業務主任者、ビル経営管理士、不動産コンサル(続く)