大言小語 記事一覧
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大言小語 あれから23年
今年度上半期の不動産業の倒産は20年ぶりの低水準だった。同期における倒産件数は149件、負債総額は前期比27.4%減の912億円2500万円で、倒産件数、負債額が共に大きく減少した。倒産件数は20年ぶりの過去最低を記(続く) -
大言小語 それぞれの秋
7年前の夏、確かにその2人は輝いていた。夏の甲子園で行われる高校野球大会の決勝。引き分け再試合の末、1人は勝者となり、1人は敗者となった。勝者はその後大学へ行き、敗者はプロへ。2人とも将来を嘱望された。(続く) -
大言小語 紹介拒否行為の禁止
不動産流通機構は、宅建業者を介して売り物件と買い顧客を結びつけ、取引を促進する役割を担う。だが、買い顧客側に立つ業者が物件の元付業者に問い合わせると、「商談中」とか「担当者がいない」などの理由で、詳(続く) -
大言小語 もの哀しい空き家
戸建て住宅の空き家が増加し、適切な管理もなされないまま放置されている家が少なくないようだ。その周辺に住む人たちにとっては、犯罪に利用されないか、火災が発生しないかと不安は募る。そのため、秋の臨時国会(続く) -
大言小語 環境と不動産
環境不動産という概念が不動産市場で成立するのかその先行きが注目されている。不動産分野で環境意識が芽生え始めた当初、マンションや戸建ての市場では、環境共生住宅なる言葉で商品企画が表現されていたと記憶し(続く) -
大言小語 東北も地方も喜べる五輪を
IOCロゲ会長(当時)の「TOKYO」という、やや素っ気ない声も日本の人々を歓喜させるには十分だった。2020オリンピック・パラリンピックは東京で行われる。まずは、しっかりとした準備を官民一体となって進めることだ(続く) -
大言小語 チラシ類投函禁止です
マンションやアパート、戸建てを問わず、各住戸に営業チラシなどを配布するポスティングは不動産流通会社の営業、特に売却物件の開拓には欠かせない手法である。新聞購読世帯が減少しているため、折り込みチラシは(続く) -
大言小語 元気に楽しく暮らす
厚生労働省などの調査(12年3月)によると、高齢者が要支援・要介護になる割合は75~79歳でも13.5%と存外低い。80~84歳でも28.4%。ところが、85歳以上になると58.4%と一気に高くなる。つまり、平均寿命ぐらいまでな(続く) -
大言小語 第三の対立軸
境界を接する隣地で夏前から戸建ての新築工事が始まった。窓越しに眺められるので、工事の工程が手に取るようで楽しく見学させてもらっている。現在は躯体がちょうど立ち上がったところで、玄関や水回りのレイアウ(続く) -
大言小語 異常が異常でなくなる日
温度計が示した値は、41.0度||。8月12日、史上最も高い気温を検出したのは高知県四万十市江川崎。これまであまり暑い地点として名前が上がらなかったところだ。一部では、観測機器に草が絡まって異常値が出たので(続く) -
大言小語 価格表と意外なお得
マンションは何階が住みやすいのか、とはよく話題になるテーマだ。高層マンションの場合、新築時の価格設定は大方、上層階ほど高く、1階、2階が低い。上階の方が眺望や日照・通風に優れ、人気が高いためだが、超高(続く) -
大言小語 国造りは家づくり
言葉にこだわり、言葉の中から商品を生み出す。「真面目生活よりも面白生活」「たかが家、されど家」「経年楽観主義」等々。個性派住宅BESSブランドを展開するアールシーコアは、自社の住まいづくりを語る言葉を集(続く) -
大言小語 参院選、もうひとつの争点
猛烈な暑さが続いた7月、それ以上に熱い戦いが繰り広げられた参院選挙が幕を閉じた。解禁されたインターネットによる選挙運動をはじめ話題や焦点に事欠かない選挙戦だったが、中でも争点となったのはデフレ脱却、(続く) -
大言小語 平等とは何か
先日、最高裁が口頭弁論を開き、婚外子の相続格差規定について違憲判断をする方向となった。民法900条4号但し書きはかねてから法の下の平等を定める憲法14条に違反しているのではないかと指摘され、国連からも何度(続く) -
大言小語 後継者を育てる
宅地建物取引業者数の減少傾向が続いている。91年の14万4064社をピークに減り始め、13年3月末現在は12万2703業者と、2万1000社余も減少した。新規参入が活発な業界だから減少しているイメージはあまり浮かばないが(続く) -
大言小語 しなやかな産業に
国のことを考えない国会議員、生徒の将来に責任を持たない教師、机上の空論に精を出す官僚。それだって、本人にしてみたら頑張ってやっている。仕事って何だろう。世の中には仕事をしないことを仕事にしている人種(続く) -
大言小語 「あつもの」か「なます」か
人生を歩むうえで指針となったり、礎となるのが「ことわざ」だ。ただ、参考になるはずが、反対の意味を持つものも多く、混乱する場合も多々ある。「虎穴に入らずんば虎子を得ず」と「君子危うきに近寄らず」などが(続く) -
大言小語 マンションの表札
500戸のマンションで、表札を出しているのは1軒、それも男か女か分からない名前の私だけ―というのは、マンション管理業協会理事長の山根弘美さん。家族は福岡市に住み、単身赴任18年目。現在は都内のセキュリティ(続く) -
大言小語 政治談義は居酒屋で
小子が住むF市は今月下旬に市長選挙が行われる。長期政権(4期)が続いた現役市長の任期満了に伴うもので、新人からベテラン県議まで多彩な立候補者が名乗りを上げているのだが、市民の関心は今一つ。前回投票率は34(続く) -
大言小語 言葉を言葉で被せても
「口は災いの元」「問うに落ちず語るに落ちる」…。とかく、人間というものは多弁を弄(ろう)する動物だが、それによる失敗も多い。それは、古来からのことわざに多く取り上げられていることからも分かる。 ▼この(続く)