大言小語 記事一覧

大言小語
住宅新報に連載中の1面コラム、「大言小語」です。
  • 大言小語 五輪開幕

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     ロシアのウクライナ侵攻に続いて中東へも紛争が飛び火し、加えて暗殺未遂、自殺など物騒な事件や事故が世の中に蔓延している。表の社会と裏の社会のせめぎ合いがまるでパンドラの箱を開けてしまったかのようだ。(続く)
  • 大言小語 寒暖のしのぎ方は

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     昨夏は、統計開始以来、国内の観測史上最も暑い夏だったはずなのだが、個人的な体感では、今年は不快感も疲労度も、既に昨年を上回っている気がしてならない。年々夏の暑さがこたえるのは、気候変動によるものか、(続く)
  • 大言小語 乖離する現実と株高

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     人手不足、インフレ、円安進行など経済を取り巻く環境は厳しい。その中で日経平均4万円台の過去最高値だ。バブル期は浮かれていたが、今、浮かれている人はいない。民間の調査会社によれば、倒産も増えている。コ(続く)
  • 大言小語 課題は事業者の意識

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     近年、カスタマーハラスメント(カスハラ)に対する問題意識が高まっており、不動産業界でも対応の動きが顕在化している。昨年には国土交通省がマンション標準管理委託契約書を改訂し、カスハラ対策の規定を新設。今(続く)
  • 大言小語 人材強化を模索

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     新年度が始まって3カ月。新卒社員の「退職代行」がニュースで目を引くなど、人材マッチングが課題となる時代だ。企業にとって採用後の定着やスキルアップにつながる環境づくりこそ正念場。ただ、若い人材の獲得競(続く)
  • 大言小語 今時の土地活用

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     今週号の資産運用ビジネス特集で「生産緑地2022年問題の余波」(11面)と題して農地活用の現状をレポートしている。期限30年とされた生産緑地地区の指定解除が22年から始まるのに当たり、当時、業界から不動産市場へ(続く)
  • 大言小語 家の購入と多様性

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     オープンハウスが先日、東京・銀座で開催した、独自のマッチングサービス「婚家結(こんいえむすび)」のオフラインイベントの盛況ぶりには驚かされた。かつての〝街コンキング〟いわく「男性が無料で参加できるなら(続く)
  • 大言小語 「能力創発」

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     若者世代の転職や学生の就職活動で重視する主要キーワードでは「ブラック企業」「働き方改革」が挙げられる。  ▼低賃金で長時間労働は言うに及ばず新型コロナ禍で覚醒したリモートワークという働き方に否定的(続く)
  • 大言小語 イチョウ並木に思うこと

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     東京・神田警察通りの沿道整備において、イチョウ並木の「伐採」をめぐり、以前から千代田区と住民らが対立している。この件に関して、5月7日に阿部知子衆議院議員が政府に提出した質問主意書と、同17日の政府答弁(続く)
  • 大言小語 春の家賃上昇

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     24年春は〝コロナ明け〟を確認する賃貸繁忙期となっただろうか。全宅連の不動産市場動向調査によると、24年3月の首都圏居住用賃貸の成約件数は前年比7.0%増で、9カ月連続で前年を上回った。企業の賃上げ機運が消費(続く)
  • 大言小語 増え続ける空き家

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     空き家が社会問題化して久しい。このほど5年に一度の住宅・土地統計調査が発表され、全国の空き家総数は900万戸近くに増えて過去最高を更新したという。空き家の発生抑制に向けて諸施策が打たれてきた成果なども徐(続く)
  • 大言小語 防災対策のコツは

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     あまり大きな声では言えないが、子供のころは、台風やインフルエンザなどによる学級閉鎖などがあると、不謹慎ながら、実は心のどこかに非日常を密かに楽しんでいる自分がいたことは否めない。いまやそんな気持ちは(続く)
  • 大言小語 どう読む在庫増と家賃上げ

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     中国では不動産不況が深刻だ。全国販売の低迷による軟調な経済見通し、高い失業率、開発業者の未完成リスクに対する懸念が市場を支配し、回復プロセスが長引く可能性がある。銀行や投資家がリスク回避の姿勢を強め(続く)
  • 大言小語 まずは自分を守ること

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     今年度の新入社員も、そろそろ新たな環境に慣れた頃だろうか。今回は、〝昭和世代〟の考え方かもしれないが、新社会人の諸兄・諸姉に伝えたいことがある。  ▼簡潔に言えば、「自分を大切に」ということだ。会(続く)
  • 大言小語 風に乗れるか

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     4月から始まった相続登記の義務化。登記簿を見ても所有者が分からない「所有者不明土地」は全国で増加し、周辺の環境悪化や民間取引・公共事業を阻害する要因となる。国土交通省の調査では、全国の土地の2割以上が(続く)
  • 大言小語 人材の宝庫

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     10年間続いた本紙の人気連載、明海大学不動産学部生による「不動産の不思議」が、内容を一新して大型連休明けから再びスタートする予定だ。13年に始まったこの連載は、ビジネス経験のない学生たちが若い感性で住宅(続く)
  • 大言小語 利便性は常識を変えるか

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     この仕事に就いて、最も変化したのは、自分の持つ建て売り戸建て住宅に対するイメージだった。コスト削減や差別化、付加価値など随所に工夫を凝らした物件に接する機会が多いからだ。近年増えつつある高価格帯の建(続く)
  • 大言小語 郊外活性、経営者の意識次第

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     コロナで社会構造は変わったのだろうか。コロナ渦中は不要な外出をしないよう促され、オフィスも店も閑散とし、街から活気が失われていたが、昨年5月以降の社会経済活動の正常化で賑わいを取り戻した。訪日客が押(続く)
  • 大言小語 光は当たる

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     「白河の清きに魚も住みかねて もとの濁りの田沼恋しき」という有名な狂歌を、巷間で見聞きする機会がまた増えた。自民党のパーティー券事案や、それに絡む政治倫理審査会を受けてのことだ。歌の通りの意味と、「(続く)
  • 大言小語 広告表示の春

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     新生活に向けた期待感が高まる春の賃貸繁忙期。住まい探しに不可欠な不動産広告を目にする機会が多い季節でもある。業界では、いわゆる「おとり物件」の是正に取り組んできた。存在しない架空物件や成約後も募集表(続く)