大言小語 記事一覧
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大言小語 震災からの30年は
1月17日で、阪神・淡路大震災から30年が過ぎた。確かそれ以前の関西では地震がそれほど身近ではなかったはずだ。「日本は地震の国」といわれるだけあって、少し前には北海道の地震が連日報道されていたし、各地で(続く) -
大言小語 人はカネに寄りつく
話題を欠くことのない一年となりそうだ。1月20日に米国の大統領に再び就任する。前回のトランプ政権に翻弄された苦い経験がよみがえるとともに、再び不確実性の高い先が読みづらい経済環境が待つ。国内に目配せす(続く) -
大言小語 あえて楽観姿勢で
2025年の幕が開けた。21世紀に入って四半世紀、昭和で数えれば1世紀。それぞれの間、大きな環境変化が何度も訪れたものの、今日まで住宅・不動産業は力強く存続している。改めて先人たちの不断の努力に頭が下がる(続く) -
大言小語 リーダーの品格
24年の世相を表す漢字一字は「金」が選ばれた。オリンピック・パラリンピックでの日本人選手の活躍や政治の裏金問題など光と影が目立った1年。能登半島を襲った大地震や大雨災害に加え、物価高など国民の生命や暮(続く) -
大言小語 シーシュポスの神話
経済産業省策定のDXレポートで注目された「2025年の崖」が目前に迫る。様々な機関や企業の調査では「8割の経営層が認識していない」、逆に「8割の企業が対応を進めている」など実態は分からない。 ▼当該問題(続く) -
大言小語 今必要な〝防犯〟とは
体感治安が悪化しているという声が多く聞かれるようになり、ニュースでも都市部で闇バイトを実行役にした強盗事件が相次いでいるが、あえて在宅中に侵入する「居空き」は空き巣に比べると数は少ないものの、被害者(続く) -
大言小語 外資を引き付ける好機
資本の効率や業務の効率が迫れた。こうした日本特有の企業改革が進んだことが日本の不動産投資マーケットにも波及している。 ▼オフィス市況も回復期に入った。在宅勤務から出社要請が後押しする。JLLによれば(続く) -
大言小語 業績好調、その先は
住宅・不動産各社の24年度中間期決算が出そろい、大手・中堅共におおむね好調な数字が並んだ。詳細は本紙11月19日号1面をご覧いただきたいが、オフィス需要の堅調な推移によるビル賃貸事業の好調が、大手を中心に(続く) -
大言小語 ソーシャルな視点
新築マンションの年収倍率が全国平均で初めて10倍を超えた。価格、利益に見合った供給戦略が続けば、庶民にとっては高嶺の花よりもはるか遠い存在となる。生活を切り詰めて所有するよりも、中古や賃貸住宅という選(続く) -
大言小語 合格発表が間近
住宅新報ウェブに掲載されている記事の週間ランキングに10月20日に実施された宅建試験の関連記事が3週連続トップを走り続けている。11月26日の合格発表を控えて、受験者の最大の関心ごとは合格ラインに尽きる。殊(続く) -
大言小語 〝常識〟を超える
担当領域の関係で、賃貸住宅を取材する機会は限られてはいるものの、振り返れば、これまで〝賃貸住宅の常識を変えよう、イノベーションを起こそう〟といった事業者に取材をする機会が何度かあった。 ▼10年近(続く) -
大言小語 政治に期待できるか
人手不足が全国的に問題になっている。特に中小零細企業は、事業承継とともに将来会社を背負って立つ若手社員の採用に苦戦している。若者は仕事とプライベートの両立を重視し、仕事に追われる日々、ブラック企業に(続く) -
大言小語 職場環境の整備を
今年度の宅建試験が終了した。結果に関わらず、学んだ知識を積極的に職務で生かし、自社の生産性向上に貢献してもらいたい。同時に、従業員が実力を発揮できる環境の整備も、企業にとって重要な課題だ。 ▼厚(続く) -
大言小語 大台超えた宅建
日中は残暑の余韻を残しながらも朝晩はやはり冷え込むようになり、徐々に秋の気配が漂ってきた。秋といえば食欲、スポーツ、芸術、読書などと話題に事欠かないが、不動産業界に限っていえば毎年恒例、10月第3日曜(続く) -
大言小語 時代の変化と情報
久々に顔を出した同窓会で恩師の他界を知った。己の年齢を改めて顧みることとなったが、普段思い出すこともない中高時代の授業や恩師の口癖などが久々に蘇った。 ▼朝刊のコラムの要旨・感想をまとめるという(続く) -
大言小語 地価が煽る住宅価格
東京、大阪、名古屋の三大都市圏を起点に地価上昇が広がっている。再開発や投資家の影響を反映している。分譲マンションは普通に働く会社員が買えない水域に到達した。 ▼新社会人になり賃貸住宅に住み、結婚(続く) -
大言小語 今年も「豊かな住まい」を
まもなく訪れる10月は、毎年恒例の「住生活月間」である。開催は今回で36回目。今年は香川県での実施となる「中央イベント住まいフェス」を始め、地方自治体や住宅関係団体等による催しが、全国各地で数多く開かれ(続く) -
大言小語 出馬ラッシュ
世界的な選挙イヤーもいよいよ終盤戦だ。気候変動やエネルギー問題、長引く戦争など国際情勢が緊迫する中で、舵取りを担うリーダー選びは明日の我が身に影響を与える。アメリカでは11月の大統領選挙を前に、前大統(続く) -
大言小語 リノベ×ESG
老朽化した賃貸物件を環境配慮型不動産にバリューアップし再び市場で流通させる環境配慮型リノベーションファンドが運用を始めた。リノベーションマンションで豊富な実績があるリビタと、11年に創設した「DBJグリ(続く)