大言小語 記事一覧

大言小語
住宅新報に連載中の1面コラム、「大言小語」です。
  • 大言小語 魅力発信できない官民

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     ▼ゴールデンウイーク真っ盛り。5月2日号がどこまで読まれているかはさておき、今年は3年ぶりに行動制限がなく、大手を振って旅行に行けることで国内外の観光地は久々の繁忙期を迎えている。外国人観光客も急回復し(続く)
  • 大言小語 他人事のままでは

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     小紙の創刊記念アンケートの結果がまとまった。同じテーマで住宅・不動産会社と一般消費者の双方に意見調査を行うケースは比較的珍しく、一定の価値があるデータと言えるのではないだろうか。  ▼全体的な傾向(続く)
  • 大言小語 沈まぬ船

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     海水面の全体の水位が下がったが、船底が海底に着地したため、様々な船が今も浮かんでいるかのように見える。ただ水位が戻ると、他船は浮かび始めたが自船だけは沈んでいく。なぜなのだろう。自船だけ船底に大きな(続く)
  • 街の復権

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     銀座、新宿、六本木といえば東京、日本を代表する〝遊〟の街として君臨し続けてきた。グローバル化と共に来日する外国人の格好の観光スポットとしても定番だ。銀座は、隣接する「大・丸・有」地区で大規模再開発が(続く)
  • 大言小語 世間の狭さの問題点

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     4月となり、新年度を迎えた。新たな環境で新生活を送る人も多いだろう。3月に何人かの知人から異動などの知らせを受けたが、そこで感じるのは世間の狭さだ。  ▼異動の報告を受けたある人は、異動先にいる先輩(続く)
  • 大言小語 菜の花と幸福

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     昨年11月に種を植えた菜の花が満開の花を咲かせている。すくすくと伸びて、背丈はもう50センチ近くにもなった。種から育てた効果だろう。園芸店で買ってきた鉢植えではこうはいかない。鉢植えの土とでは〝質〟が違(続く)
  • 大言小語 少しずつ、少しずつ

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     このほど、国土交通省の不動産DXに詳しい職員と意見を交わした。同省は日本全国の3D都市モデルの整備・活用プロジェクト「プラトー」をはじめとした不動産DXを推し進めている。しかし、その職員は言った。「不動産(続く)
  • 大言小語 地方創生 ヒントは身近に

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     野球の世界一を決めるワールドベースボールクラシック(WBC)が3月8日に開幕した。超一流選手の参加で注目度は非常に高い。  ▼これまでの野球の世界大会と言えば、超一流と言われる選手が出場せず盛り上がりに欠(続く)
  • 大言小語 「賃上げ」以前の話として

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     記録的な物価高を背景に、春闘や賃上げが例年以上に注目を集めている。住宅・不動産業界でも、一部の例だが、大和ハウス工業グループやAPAMAN、いちご、大和財託などが月給や初任給等の引き上げを表明している。(続く)
  • 大言小語 未必の故意

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     既得権は乱用するが責務を果たさない。マネジメントの意味が理解できず単なる業務連絡に終始する。顧客を見て仕事をせず、社内調整力や協調性の美名の下に〝ゴマスリ〟だけは率先して必死に励む。給料だけはハイレ(続く)
  • 大言小語 地震国の死角

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     トルコ南東部で発生したマグニチュード7を超える2つの大地震が、トルコとシリア両国に甚大な被害をもたらしている。10日が過ぎた時点で死者数は4万人を超え、負傷者は少なくとも11万人に上るという。トルコ国内だ(続く)
  • 大言小語 東京と雪国の違い

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     東京は雪に驚くほど弱い。今年は日本海側で災害レベルの雪が降ったが、東京は積もるか積もらないかで大騒ぎ。10センチ程度の積雪でも東京では不要不急の外出を控えるよう求めるようになる。雪国の人からすると大げ(続く)
  • 大言小語 世代をつなぐ

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     冬と春をつなぐ2月になった。賃貸住宅市場では繁忙期(1~3月)真っ盛りだ。昨年はコロナの影響で人の動きが今一つだったが、今年は政府の制限緩和もあり、期待できそうだ。  ▼賃貸住宅探しが不動産と関わる最初(続く)
  • 大言小語 異常気象の恒常化

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     先週は10年に一度クラスの大寒波が日本列島を襲った。日本付近の上空を吹く偏西風が平年より南に蛇行し、非常に大規模な冷たい空気の渦「極渦(きょくうず)」が流入しやすい状況になった。世界に異常気象をもたらす(続く)
  • 大言小語 諦めず庶民が声を上げる時

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     業界団体の賀詞交歓会が3年ぶりに相次ぎ行われ、お酒や食事が振る舞われる光景を久しぶりに目にした。感染対策をしながら住宅・不動産業界でも、徐々にコロナ前の社会生活を取り戻そうとしている。  ▼今年は卯(続く)
  • 大言小語 足元の課題の再認識を

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     23年はこの時期、住宅・不動産業界各団体による新年会等が相次いで開かれている。近年はコロナ禍で開催を見送る団体が多かったものの、感染対策の定着か、〝ウィズコロナ〟への変化か、「3年ぶりの開催」といった(続く)
  • 大言小語 時勢を生む

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     様々な業界と同様に不動産業界でも、IT化が進展している。従来の単純作業や定型業務をデジタル化して効率化する。そこから創出した時間を〝人ならでは〟の提案業務やコンサルティングなどの時間に充てる。物件オー(続く)
  • 大言小語 賃貸計画修繕のすすめ

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     今年で3回目となる「賃貸住宅の計画修繕推進セミナー」が1月20日から始まる。国土交通省補助事業となる無料オンラインセミナーで、家主や賃貸事業者などを対象に行われる。計画修繕の投資メリット、長期修繕計画、(続く)
  • 大言小語 新しい年というより

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     子供の頃はお正月が来るのが楽しみだった。しかし大人になると、あまりうれしくない。また一年働かなければならないのかと、週で言えば月曜日の朝の気分だ。BESSの23年カレンダーの冒頭にはこうある。「一年という(続く)
  • 大言小語 サトゥルヌス

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     ルーベンスやゴヤの絵画に「我が子を食らうサトゥルヌス」がある。子供に地位を追われるとの予言を恐れ、生まれてきた自分の子供を次々と食べていくギリシア・ローマ神話をモチーフにしたものだ。英語で悪魔を示す(続く)