大言小語 記事一覧

大言小語
住宅新報に連載中の1面コラム、「大言小語」です。
  • 大言小語 異常気象の恒常化

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     先週は10年に一度クラスの大寒波が日本列島を襲った。日本付近の上空を吹く偏西風が平年より南に蛇行し、非常に大規模な冷たい空気の渦「極渦(きょくうず)」が流入しやすい状況になった。世界に異常気象をもたらす(続く)
  • 大言小語 諦めず庶民が声を上げる時

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     業界団体の賀詞交歓会が3年ぶりに相次ぎ行われ、お酒や食事が振る舞われる光景を久しぶりに目にした。感染対策をしながら住宅・不動産業界でも、徐々にコロナ前の社会生活を取り戻そうとしている。  ▼今年は卯(続く)
  • 大言小語 足元の課題の再認識を

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     23年はこの時期、住宅・不動産業界各団体による新年会等が相次いで開かれている。近年はコロナ禍で開催を見送る団体が多かったものの、感染対策の定着か、〝ウィズコロナ〟への変化か、「3年ぶりの開催」といった(続く)
  • 大言小語 時勢を生む

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     様々な業界と同様に不動産業界でも、IT化が進展している。従来の単純作業や定型業務をデジタル化して効率化する。そこから創出した時間を〝人ならでは〟の提案業務やコンサルティングなどの時間に充てる。物件オー(続く)
  • 大言小語 賃貸計画修繕のすすめ

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     今年で3回目となる「賃貸住宅の計画修繕推進セミナー」が1月20日から始まる。国土交通省補助事業となる無料オンラインセミナーで、家主や賃貸事業者などを対象に行われる。計画修繕の投資メリット、長期修繕計画、(続く)
  • 大言小語 新しい年というより

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     子供の頃はお正月が来るのが楽しみだった。しかし大人になると、あまりうれしくない。また一年働かなければならないのかと、週で言えば月曜日の朝の気分だ。BESSの23年カレンダーの冒頭にはこうある。「一年という(続く)
  • 大言小語 サトゥルヌス

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     ルーベンスやゴヤの絵画に「我が子を食らうサトゥルヌス」がある。子供に地位を追われるとの予言を恐れ、生まれてきた自分の子供を次々と食べていくギリシア・ローマ神話をモチーフにしたものだ。英語で悪魔を示す(続く)
  • 大言小語 月を見た今年

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     12月を迎えた。今年は442年ぶりだという「皆既月食」と月が天王星を隠す「天王星食」との同時発生(11月8日夜)も家の近くで見た。次回数百年後にこの天体ショーを見るのはどんな人たちだろうか。今住んでいるこの町(続く)
  • 大言小語 自らの舞台で力を出す

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     あえてこの話題を外そうとも思ったが、それもかえって際立たせることになるかもしれない。ということで、サッカーW杯カタール大会。この紙面が出るころには、予選最後のスペイン戦前で、既に予選突破しているか、(続く)
  • 大言小語 我が身を振り返らず苦言

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     社会経済活動の正常化に向けて行動制限を行わず訪日客の受け入れも始め街ににぎわいが戻ってきた。自粛ムードが和らぎ各種イベントも感染対策をしながら動き出した。住宅・不動産業界でも会見やセミナーは徐々にリ(続く)
  • 大言小語 〝アメとムチ〟に物申す

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     業界団体の理事会や全国大会等が活発に開かれる時期となった。今年度の各種事業を精査し、今後の方針を改めて明文化する動きも盛んに見られている。併せて年末へ向け、政府や中央省庁に対する税制改正・政策要望の(続く)
  • 大言小語 見方を変える

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     ウクライナ問題に端を発した世界経済への影響は資源価格の高騰に及び、家計や企業を圧迫している。ただ、ふと気になってしまう。この「ウクライナ問題」の表記方法だ。  ▼例えば、今も悲劇を生んでいる「いじ(続く)
  • 大言小語 不評の旅行支援

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     秋の行楽シーズン真っ只中だ。コロナ疲れ、めっきり遠出の機会が減った中で、「全国旅行支援」が12月下旬までの期間限定でスタートした。観光需要を喚起することを目的にした国の支援事業で、いわばGOTOトラベルの(続く)
  • 大言小語 柱をなくした日本

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     「社会の底が抜けている」とは言い得て妙である。生きているのにその実感がない。働いているのに世の中の役に立っているという自信がない。だから仕事を心から楽しめない。今はそんな人が多いのではないか。リタイ(続く)
  • 大言小語 現実を見る瞬間

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     「日本人のノーベル賞受賞はありませんでした」。今年はこのフレーズをよく聞いた。ノーベル賞に特別関心が高く、ニュースをよく見ていたわけではない。SNSや動画でこのフレーズが批判されていたからだ。批判の内(続く)
  • 大言小語 7歳半になる宅建士

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     残暑が完全に去ったわけではないが、朝夕の風にも葉の色にも秋の気配を感じるようになってきた。といってもコロナが始まってからは季節の移り変わりよりも、感染者数の波のほうが気になり、人々に重い気分を落とし(続く)
  • 大言小語 「法」に興味を

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     10月は気候がよいこともあり、催し物が盛り沢山だ。役所も様々なイベントを用意している。国土交通省は、「住生活月間」「土地月間」。また、10月1日は「浄化槽の日」でもある。そして、「法の日」でもあるのだが(続く)
  • 大言小語 情報は分析力が欠かせず

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     英国の君主として70年在位した後に死去した女王エリザベス2世の国葬が9月19日に執り行われた。約2000人が参列、うち約500人が各国の元首や首脳らである。女王死去で昭和天皇が崩御した当時を思い起こした人も少な(続く)
  • 大言小語 喜びも悲しみも

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     米国で発生した同時多発テロ、いわゆる9.11から21年。世界貿易センタービル跡地「グラウンド・ゼロ」をはじめ、今年も各地で市民らが犠牲者を悼んだ。土地や建物といった〝場〟は、文字や写真だけでは伝えきれない(続く)
  • 大言小語 思い出づくり

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     不動産テックサービスの紹介や不動産DXの推進方法を解説するイベント「不動産DXフェス」を、住宅新報が主催して8月下旬に行った。ITツールの導入で成功体験を得た企業と、得られていない企業に〝差〟が出ていると(続く)