大言小語 記事一覧

大言小語
住宅新報に連載中の1面コラム、「大言小語」です。
  • 大言小語 千載一遇の機会

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     昨年1年間の訪日外客数は2500万人を突破して、インバウンドは著しい急回復を見せた。観光業や航空会社も急な展開に準備不足や人手不足で対応に追われたところが目立った。  ▼4月に水際措置が撤廃されて以降、(続く)
  • 大言小語 〝漫画の力〟に期待

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     築86年を迎える建物の老朽化対応のため、2月13日から全館休業に入った山の上ホテル(東京都千代田区)に続き、国の登録有形文化財の学士会館も、隣地との共同再開発のため、年内で営業を終了する。1928年に開業した(続く)
  • 大言小語 防犯カメラが見ている

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     ▼外国人が日本を評価する際に治安の良さ、礼儀正しさなどを挙げる。財布などを落としても拾った人が交番に届けてくれて手元に戻ってくることに驚く外国人は多い。先日、記者が取材先に急いでいるときに、PASMOにお(続く)
  • 大言小語 コスト上昇への〝銀の弾丸〟

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     マンション価格の高騰が続いている。不動産経済研究所によると、23年の首都圏新築分譲マンション価格は戸当たり平均で8101万円。東京23区に至っては、初めて1億円を突破したそうだ。周知の話ながら、まさにうなぎ(続く)
  • 大言小語 組織の真価

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     ▼サッカーアジア杯が開催中だ。23年に連勝街道を歩んだ日本代表は、予選リーグ第2戦で黒星。コンディション、監督の采配、勝負運など、複合的な理由が絡み合う勝負の世界に負けはつきものだが、もどかしい試合展開(続く)
  • 大言小語 潜在的な災害弱者

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     東日本大震災後に「国土強靭化」が国の政策に掲げられてから早くも10年が過ぎた。避けることがきない災害に対して、最悪の事態を想定しながら、人命を最大限に守り、経済社会の致命的な被災を抑止するなどの事前対(続く)
  • 大言小語 ダイバーシティーのあり方

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     昨年末にプレハブ建築協会がオンラインで開催した「すまい・まちづくりシンポジウム」は、障害のある人の地域での暮らしに焦点を当て、ダイバーシティー(多様性)やインクルージョン(包摂)などを尊重したコミュニテ(続く)
  • 大言小語 大災害を奇貨に

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     例年であれば、正月気分が抜けたとか、その類いの話しになるのだが、今年は正月気分など持つ余裕はなかっただろう。能登半島地震と、羽田空港の飛行機衝突事故が1月1日、2日と立て続けに発生したからだ。  ▼1(続く)
  • 大言小語 不動産が映し出す現実

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     新しい1年がスタートした。「辰年」の今年は、龍が上るがごとく景気の良い年を期待したい。それには足元で国民生活を苦しめているインフレ経済の対応として賃金が上昇することが欠かせない。大手企業のみならず、(続く)
  • 大言小語 上昇と改善の間で

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     今年も、本紙の選んだ「重大ニュース」をお届けした。読者諸兄はこれらのニュース群に対して、何を感じるだろうか。「これはふさわしくない」「あれが足りない」など、ご意見はあると思う。しかし、これはこれで本(続く)
  • 大言小語 住まいの役割

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     1年を総括する時期が近づいてきた。住宅・不動産業界の23年の重大ニュースは、次号をお待ちいただきたいが、個人的には物価高や実質賃金が低下する中で、住まいがある有難さを実感する1年だった。  ▼日常の備(続く)
  • 大言小語 金利上昇前夜

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     金利の本格上昇前夜にあって、買い急ぎ予備軍やローンの借り換え、返済見直しなどの動きが活発になっていくだろう。新規は金利上昇を織り込んで借り入れ計画を立てられるのでまだよいが、既に変動で借り入れている(続く)
  • 大言小語 地域の文化を育んで

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     先月、山の上ホテル(東京都千代田区)が来年2月13日からの休業を公表した。築86年を迎える建物の老朽化への対応を検討するためで、休業期間などは未定という。来年、創業70周年を控えての発表だが、19年にも半年ほ(続く)
  • 大言小語 女性専用車両

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     平日朝の通勤ラッシュもだいぶ復活してきた。テレワークが普及しているものの、原則として出勤を求める企業も増えている。IT系ベンチャー企業は、人に会うことでイノベーションが生まれるという意識から、むしろ出(続く)
  • 大言小語 医療従事者は神様ではない

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     友人の親が心臓の手術を受けることになった。その家族からは病院側の対応に不満が……。「〇月〇日の午前8時45分までに来院してください」。そう言われ時間通りに足を運ぶと昼頃まで呼ばれない。看護(続く)
  • 大言小語 そこにビジョンはあるか

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     11月に入り、税制論議が一層活発化している印象だ。毎年恒例ではあるが、与野党や中央省庁、各業界、国民がそれぞれの立場から意見を交わしており、本紙でも取材記事や社説などで頻繁に取り上げているテーマである(続く)
  • 大言小語 〝地域の足〟

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     ▼先日、全国不動産会議(全日本不動産協会主催)が栃木県宇都宮市で開催された。東京から新幹線で約50分。宇都宮といえば、「餃子の街」のイメージにとどまらず、スマートシティ構想の先進地としても注目を集める。(続く)
  • 大言小語 待ち遠しい合格発表

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     不動産業界の登竜門である宅建試験がこのほど実施され、関心は合格ライン予想に移った。各受験学校などや宅建講師陣の合格予想ラインをみると、昨年と同じ36点もしくは37点との予想が多い。例年のことながら、この(続く)
  • 大言小語 遠ざかる〝昭和の常識〟

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     大雑把な性分のせいか、書類申請に苦戦しがちだ。特にたまにしかする機会のないものは、大抵忘れたころに必要となり、物覚えの悪さも相まって、毎回悪戦苦闘を余儀なくされる。通勤交通費の変更手続きなどは、その(続く)
  • 大言小語 「第四の壁」超える

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     「第四の壁」という言葉をご存じだろうか? 映画好きなら、聞いたことがある言葉だと思うが、スクリーンの中と映画を見ている観客を隔てる壁に見立てたもので、元々は演劇で舞台側(虚構)と客席側(現実)を隔てる壁(続く)