大言小語 記事一覧

大言小語
住宅新報に連載中の1面コラム、「大言小語」です。
  • 大言小語 「あつもの」か「なます」か

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     人生を歩むうえで指針となったり、礎となるのが「ことわざ」だ。ただ、参考になるはずが、反対の意味を持つものも多く、混乱する場合も多々ある。「虎穴に入らずんば虎子を得ず」と「君子危うきに近寄らず」などが(続く)
  • 大言小語 マンションの表札

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     500戸のマンションで、表札を出しているのは1軒、それも男か女か分からない名前の私だけ―というのは、マンション管理業協会理事長の山根弘美さん。家族は福岡市に住み、単身赴任18年目。現在は都内のセキュリティ(続く)
  • 大言小語 政治談義は居酒屋で

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     小子が住むF市は今月下旬に市長選挙が行われる。長期政権(4期)が続いた現役市長の任期満了に伴うもので、新人からベテラン県議まで多彩な立候補者が名乗りを上げているのだが、市民の関心は今一つ。前回投票率は34(続く)
  • 大言小語 言葉を言葉で被せても

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     「口は災いの元」「問うに落ちず語るに落ちる」…。とかく、人間というものは多弁を弄(ろう)する動物だが、それによる失敗も多い。それは、古来からのことわざに多く取り上げられていることからも分かる。  ▼この(続く)
  • 大言小語 放棄地のような山

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     お宅の山の木が倒れて道をふさいでいる。何とかしてほしい―と言われて、所有者の高齢女性は、さて困った。もう何十年もその里山には入っていない。義父と何カ所か、山の下刈りや枝打ちの手伝いに行ったことはある(続く)
  • 大言小語 木の居酒屋

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     昼食を食べるため、飯田橋駅近くの居酒屋に入って驚いた。内装がすべて木材。テーブルは厚さ10センチもあろうかという欅の一枚板。椅子は杉材で座り心地がいい。「今度は、夜来よう」と固く誓った。やはり木は落ち(続く)
  • 大言小語 人を魅了する街

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     今年の大型連休は暦の関係で連休が分かれたため、「高・近・短」がキーワードの、「ちょっとゴージャスに国内旅行」がトレンドだったようだ。  ▼中でも人出で賑わったのが、連休前の4月26日に街開きしたグランフ(続く)
  • 大言小語 業界の慣習

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     「私たちは仕事柄、この連休もフル稼働。それはいいが、子供の運動会に一度も行けなかったのも仕方がない」とは、理髪店経営者の話である。サービス産業は元々人が休むときが書き入れ時である。それは観光地、リゾ(続く)
  • 大言小語 「家族同然」という言葉

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     一般社団法人シェアハウス振興会が推奨している入居者ルールでは、「個室へのノックは禁止」である。たとえ、どんなに仲の良い入居者同士でも一つ屋根の下で暮らしているときに、「いつ誰がノックするかも知れない(続く)
  • 大言小語 負けるが「価値」

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     将棋のプロ棋士とコンピューターが5人対5プログラムで対決する「電王戦」は、初戦プロ側が勝ったものの、その後2連敗、4局目の対局者が必敗の将棋から、相手陣内に入る入玉持将棋を狙い、引き分けに持ち込んだ。人(続く)
  • 大言小語 団信特約のお知らせ

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     ご注意、団体信用生命保険特約制度は一度脱退されますと再加入できません。住宅ローンを完済されるまで継続してご加入ください-。最近、住宅融資を受けている金融機関から届いたお知らせの裏面の文言である。主題(続く)
  • 大言小語 大人の居酒屋

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     「大人の居酒屋」賞をあげたいような店が、東京・八丁堀にある。2回目に友人を誘って行ったとき、早くも顔を覚えていてくれて、ちょっとした優越感にひたる。テーブル席が埋まっていたのでカウンター席へ。最初に(続く)
  • 大言小語 電子頭脳との付き合い方

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     現在、将棋の「電王戦」が行われている。これは、プロ棋士とコンピューターとの対戦、5人対5将棋ソフトとの平手戦だ。プロの中にはバリバリの若手棋士やA級八段も居て、まさしく真剣勝負。チェスの世界では、トッ(続く)
  • 大言小語 名は体を表す

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     高層住宅管理業協会は4月から「一般社団法人マンション管理業協会」として新たなスタートを切る。現協会名では一体何をやっている団体かよく分からないという指摘もあった。今度は「『名は体を表す』ではないが、(続く)
  • 大言小語 ひたむきな心、忘れずに

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     小欄で取り上げたこともある、都内某所に数年前オープンしたお気に入りの焼鳥屋に久しぶりに足を運んだ。せせり、せぎも、ぺた、おび、ちょうちんなど、めずらしい部位がどれもおいしく、あいかわらずの満席状態。(続く)
  • 大言小語 悲しみを減らす

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     東日本大震災が起こった11年3月11日。2年の歳月が、震災を経験した人たちの心を少しずつであっても癒してくれたと祈りたい。震災復興や原発処理はいまだ道半ばだが、3.11以降、日本社会の価値観は大きく変わり、多(続く)
  • 大言小語 屋上屋は不要

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     制定からおよそ120年、民法がついに大改正されるか。法務省は民法改正の中間試案をまとめ、4月からパブリックコメントを始める。身近な法律だけに、改正内容によっては国民生活に大きな影響が出るだろう。  ▼現行(続く)
  • 大言小語 駅ナカとまちなか

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     シャッター商店街というと、かつては地方都市の駅前が代名詞だったが、流れは大都市の郊外駅前に広がり、最近は都心部周辺でも散見される。高齢化の波が大都市圏に押し寄せているのと同じように、買い物難民も出始(続く)
  • 大言小語 イクメンが出世する

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     〝イクメン〟の名付け親で、東レ経営研究所主席コンサルタントの渥美由喜氏は言う。「これからはイクメンでなければ女性にモテないし、出世もできない」と。出世を助けるという見方が新鮮だ。理由は子育てや家事を(続く)
  • 大言小語 時代映す〝宅建業法〟

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     宅地建物取引業法が昭和27年に制定されてから60年が過ぎた。その業法60周年の記念フォーラムが都内で開かれ、不動産業にかかわる多くの参加者が一堂に会した。業法は戦後間もない当時の住宅難を克服し、国民に安全(続く)