男性2人のルームシェア 遅れる家賃、毎月立て替えて 紙上ブログ 不動産屋の独り言 452 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉
先日、私がドクダミの駆除に行ったアパートで、こんなことがあった。 場所はアパート1階の奥の部屋。2DKで南に面して洋室と和室が並んでいて、和室のほうはシャッターが下りていたが、洋室のほうはカーテンが開いていて中が丸見えの状態。この部屋の住人…
<p>賃貸業を営む坂口有吉さんが業務に役立つヒントをちりばめながら日常の出来事を綴ります。</p><p>人情深い坂口さんは、不動産業者に対する世間の評価が不当に低いこと受け、「日々の努力も知ってほしい」と、そんな願いを込めています。</p>

先日、私がドクダミの駆除に行ったアパートで、こんなことがあった。 場所はアパート1階の奥の部屋。2DKで南に面して洋室と和室が並んでいて、和室のほうはシャッターが下りていたが、洋室のほうはカーテンが開いていて中が丸見えの状態。この部屋の住人…
私の店舗近くにあるアパートの草取りと除草剤散布に行ってきた。そのアパートの家主は日頃から管理会社の苦労というものをよく分かっていて、何かと気遣いしてくれるため、手間賃も除草剤の実費も頂くつもりはない。私としてはささやかな恩返しのつもりだ。 …
店番をしていたらドアをノックする音がした。入ってくる気配がない。貼り紙で顔が隠れていて誰か分からなかったが、ある家主の友達だった。その家主は私にとっては思い出すのも嫌なため疎遠になっている。だが、どういう訳か、そのあたりの事情を知るこの友達…
当社で入居者を募集していた貸家を同業者が案内してくれて申し込みが入ることになった。貸家は連棟式で、隣には生活保護を受ける高齢男性が入居している。このブログでも書いた、「トイレが詰まり、あふれちゃって用が足せないから、俺は公民館まで行っている…
都内の業者が管理・募集している物件を案内することになった。日曜日に物件の内見をするため内見依頼書を金曜日にFAXで送付すると、「現在はまだ入居中です。翌日の土曜日に退去しますので、その際に現地に鍵をセッティングしておきますから明日改めて連絡…
当社で以前に部屋を紹介した60代の女性から相談を受けた。電話の様子ではかなり深刻な話のようだ。電話の翌日には当社に来るという。名前を聞いても顔が浮かばなかったのだが、来店した顔を見て、「ああ、あの時の困難な条件の人だ」と思い出した。そして、…
外出中に携帯電話が鳴った。「何時頃、店に戻りますか」と話す言葉遣いがどこかおかしい。きちんとした日本語のイントネーションではないような気がする。「15分ほどで戻りますので、よろしければその頃お越しください」と伝えて店に戻ると、すぐにやってき…
以前、大震災の直後に更新契約に来た70歳くらいの男性Aさんについて書いたことがある。離婚した後に起きた地震で「地震を異常に怖がる奥様(Bさん)」を気遣っていた話だが、その続編だ。先日、更新契約に来た際もAさんは「あの人は元気かな」と心配して…
当社で管理している古い貸家がある。貸家といっても6畳と4畳半の和室がつながった2K。キッチンは狭いから食器棚と冷蔵庫を置いたら流し台の前に立つのがやっとという狭さだ。庭は広くて車も駐車できるが、相場より家賃は高め。今までの入居者が退去したの…
当社で新築の時から30年近く管理しているマンションがある。築30年ではあるが、定期的にしっかりメンテナンスがされているため、築年数から想像されるような劣化は見られない。家主さんも、賃貸業が何たるかをよく理解していて、掛かる経費を出し惜しみす…
普段仲良くしている同業者から、今年、某一流国立大学を受験する高校生とその親から当社の入居者募集物件に申し込みをしたいとの連絡があった。ただし、条件付きで、落ちたらキャンセルする、とのこと。つまり、「今のうちから良さそうな物件を押さえておいて…
多摩郊外のアパートに母子家庭の生活保護受給者が入居していて、先日、相談の電話があった。お子さんが昨年の暮れから入院していたそうで、「入院や施設への入所が3カ月続くと障害者手当がいったん打ち切られてしまう。しばらく家賃が払えなくなってしまうの…
長くブログをやっていると、いろいろな読み手さんから相談を受ける。以前から読んでくれる人の相談もあれば、たまたま何かの検索ワードでヒットして該当する記事を読み、「この人に相談してみようか」となることもある。もちろん、そうであってもぞんざいには…
駐車場の貸主から電話があった。「また1台空いてしまうので、お客さんがいたらよろしくお願いします」とのこと。 今までも特に管理会社はなく、当社が管理しているのは7台のうちの2台。当社管理の2台のうちの1台は当社で客付けしていて、もう1台は「慢…
率直に言って、障害があって生活保護を受けている入居者は大きく3通りに分けられると思う。高齢で身寄りもなく働くこともできない人、身体に障害のある人、そして、精神疾患で他の人と十分なコミュニケーションが取れずに働けない人、である。 当社に電話が…
退去して1カ月ほど経っている家族の奥さんが店にやってきた。敷金の清算も済んでいるし、内容的にも特に問題はなかったはず。何の用だろう、と不思議に思った。ちょうど来客中で商談の最中だったので、中に入ってもらわずドアのところで対応したのだが、用件…
旧通産省に勤めていた元官僚が、退職後に当社が管理するマンションを夫婦で借りていた。だが、2年に一度の更新通知を送る度に不愉快な思いをさせられていた。 通知書には「契約のためのご来店日時をお知らせください」と書いてあるのだが、毎度電話してきて…
娘から電話があった。「私の店のお客さんがアパートを借りていて、2階の人が水漏れを起こしてしまった。修理のために1カ月くらいアパートを出なくてはならなくて、その間のアパートの契約金や家賃は保険で出るみたいなんだけど、修理のため使えない部屋の家…
二人の対照的な家賃滞納者がいる。一人は、多摩地域の古い1DKのアパートに入居している独身男性。和風レストランや居酒屋の調理師として生計を立てていて、私とは20年以上の付き合い。以前は結婚していて当社管理の上等な2DKのアパートに入っていたが…
以前もこのブログに書いた「金に執着する入居者」のその後の話。駐車場付きの戸建てを借りていたその入居者。車を所有していないので駐車場料金は加算せず貸していたが、業者が外装工事をする際、「この辺りは駐車禁止の取り締まりが厳しいから駐車場を借りて…