不動産取引現場での意外な誤解 売買編(45) 契約解除の際、物件に手が加わっていると解除できないのか?
Q 不動産の仲介業者です。既に引き渡しの済んでいる物件に「隠れた瑕疵」が発見され、買主が契約を解除するということでもめています。買主が物件に手を加えているため、物件を原状に回復したくてもできないケースがありますが、契約の解除などできるのでしょうか。

Q 不動産の仲介業者です。既に引き渡しの済んでいる物件に「隠れた瑕疵」が発見され、買主が契約を解除するということでもめています。買主が物件に手を加えているため、物件を原状に回復したくてもできないケースがありますが、契約の解除などできるのでしょうか。
Q 契約解除の話が出ていましたが、例えば、売買契約書に、「契約違反があったときは、その相手方はこの売買契約を解除することができる」という条項が定められていた場合、違反された相手方は、その違反行為がどのようなものであっても、契約を解除すること…
Q 当社は主に中古住宅の売買の仲介をしていますが、瑕疵担保責任は、中古の付帯設備についてもその責任が及ぶのでしょうか。 A 及びます。なぜならば、その付帯設備も売買の対象になっているからです。 Q そうなると、新築物件の場合はあまり問題ない…
Q 不動産の売買における瑕疵担保責任の問題は、契約を締結する当事者の組み合わせによって、適用される法律すなわち規制の内容が異なるということを聞きました。その中には私たちがあまり知らないようなものもあるのでしょうか。 A あると思います。例え…
Q 当社のような分譲業者の場合は、建物の瑕疵担保責任については、宅建業法上の義務である引き渡しから2年間のほかに、住宅の品質確保の促進等に関する法律(以下「品確法」という)によって、特定の部位については引き渡しから10年間の担保責任を負って…
Q 前回に引き続き、借地権の対抗問題について伺いますが、先日約100坪の土地を借地している人からの相談で、「地主に相続が発生し、相続人が借地の一部(庭の部分=約50坪)を第三者に売却してしまった」という相談を受けました。このような場合、借地…
Q 当社は不動産の仲介業者ですが、借地権の対抗力(借地借家法10条)の問題を考える場合、建物の名義人は本当に本人でなければならないのでしょうか。 A 借地権を第三者に対抗するためには、建物の名義人が本人でなければならないというのは本当です(…
Q マンションの分譲業者です。定期借地権マンションを分譲した後に地主が破産したり、借地人(区分所有者)が破産した場合、定期借地契約はどうなりますか。
Q 当社はマンションの分譲業者ですが、「借地権マンション」事業を一度も経験していません。どのようにしたらできますか。 A 借地権マンションの事業は、大きく分けて、地主と共同で行うものと事業会社単独で行うものとがありますが、後者の場合は、事業…
Q 地震で賃貸アパートが被災し、その修理に過分な費用が掛かる場合、貸主がそれを理由に、借主に対し「もはや賃貸借契約は終了した」とか、「貸主には建て替えのための明け渡しの正当事由が具備された」と主張することが考えられますが、そのような場合、借…
Q 当事者間の特約で、小修繕は借主負担とすることができるが、大修繕は借主負担とすることができないと前回ありましたが、何か判例があるのですか。 A あります。かなり古い、昭和15年の大審院判例です。「特約で修繕義務を定めることはできるが、それ…
Q 不可抗力によって建物が毀損した場合にも貸主が修繕義務を負うということになると、貸主の負担は相当なものになりますね。 A そうですね。ですから、法は、その被災の程度により、これ以上貸主に負担を強いるのは酷であるという状況になった場合には、…
Q 不動産の仲介業者ですが、先日あるディベロッパーの用地担当者と話をしていましたら、地役権も借地権みたいなものだと言っていましたが、本当でしょうか。 A 本当ではありません。借地権は「建物の所有を目的とする地上権または土地の賃借権」ですが、…
Q 賃貸借契約書をよく見ると、「不可抗力による損害については貸主は責任を負わない」という特約が定めてあります。この特約は、「貸主は修繕義務を負わない」という特約と同じ意味でしょうか。 A そうではありません。前者の「損害」というのは、借主の…
Q 東日本大震災のときは、賃貸物件の貸主と借主との間で建物の修繕義務の問題でトラブルが絶えなかったと聞いていますが、そのような不可抗力の場合でも貸主には修繕義務があるのですか。 A あります。貸主には建物の賃貸借が存続している以上、建物に対…
Q 本当に「隠れて」いて、仲介業者も気が付かないような瑕疵については、誰が責任を負うことになるのですか。 A 当然、「売主」が負うということになります。これが民法570条の趣旨です。つまり、売主の瑕疵担保責任は「無過失責任」ということです。…