決算 2期連続で増収増益 固定金利需要追い風 SBIアルヒ26年3月期
住宅新報 2026年5月19日 号 7面
連載: 決算

SBIアルヒの2026年3月期決算(連結)は、営業収益が前期比12.5%増の250.8億円、税引前利益が同14.5%増の27.7億円となり、2期連続の増収増益となった。固定金利型住宅ローン「フラット35」の伸長や、ストック型収益の積み上げが寄与した。
住宅ローン申込受理件数は前期比12.8%増、融資実行件数は同10.5%増。特に固定金利商品の融資実行件数は同39.4%増と大幅に伸長。変動金利から固定金利への借換需要も拡大しており、「フラット35」借換件数は同217.7%増。このうち約9割を変動金利利用者が占めた。
5月12日に開かれた決算説明会で、同社の伊久間努社長は、固定金利需要拡大の背景について「金利差が1~1.5%あっても、将来不安から固定を選ぶ動きが強まっている」と説明。従来の借り換えが固定期間終了時の見直し中心だったのに対し、「今のうちに固定へ借り換えたい」という動きがこの1年の特徴だとした。
一方、住宅ローン市場について「件数微減及び単価上昇で、20兆円規模で横ばい」との見方を示した。新築・中古とも物件価格上昇により1件当たりの手数料収入は増加。更に「フラット50」の条件緩和などを背景に融資期間の長期化が進み、「市場の流動性は確保できている」とした。
26年度は「シェア拡大から収益重視へ」の転換を掲げ、AIやDX活用による業務最適化を進める。一方、中東情勢による建築資材調達への影響については「納期延期による案件実行先送りの可能性は懸念している」と述べた。






























