紙上ブログ 不動産屋の独り言 412 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 ある生活保護受給者の対応(3) 真夜中の電話、限度超える
真夜中の午前2時25分、前回紹介した年配女性から私の携帯に電話が入った。「上の人がこんな時間に洗濯機をまわしていて、わめき声をあげている。何とかしてください」というクレーム。何とかしろ、といってもその時間である。もし上の住人に電話して全くの…
<p>賃貸業を営む坂口有吉さんが業務に役立つヒントをちりばめながら日常の出来事を綴ります。</p><p>人情深い坂口さんは、不動産業者に対する世間の評価が不当に低いこと受け、「日々の努力も知ってほしい」と、そんな願いを込めています。</p>

真夜中の午前2時25分、前回紹介した年配女性から私の携帯に電話が入った。「上の人がこんな時間に洗濯機をまわしていて、わめき声をあげている。何とかしてください」というクレーム。何とかしろ、といってもその時間である。もし上の住人に電話して全くの…
前の記事で書いた東京郊外のアパートに入居した生活保護を受けている年配女性の話。指摘された箇所はリフォーム業者に行ってもらい修理等を完了したのだが、1週間ほどして再び電話があった。「東側の大きな窓の雨戸の鍵が固くて、私の指では操作ができないか…
先日、同業者の紹介で某市の生活保護受給者の年配女性が部屋を契約した。入居前というより入居審査が通った段階から何かと注文が多かったので、会う前から苦手意識を持たされた。その女性から何件かクレームと問い合わせが入っていて、言われれば当たり前の用…
梅雨入り前の話、貸家の入居者Aさんから「家の中に小鳥が入ってきたんで、どこかに隙間が空いているかも。見てほしい」との連絡があった。「小鳥が入ってきたことで飼い猫が暴れて家財に被害が出ているんだけど」とも言う。つまりは損害を賠償してほしい、と…
先日記事にした「私の顔を見るといつもあいさつもせず文句を言う老人」。その隣の貸家に入居している老婦人が入院したとのこと。娘さんから電話で連絡を受けたのだが、症状は重いようだ。ご本人は「一緒に暮らそう」と言ってくれるお子さんたちの申し出を辞退…
当社で家賃管理をしているアパートの家主さんから電話があった。「102号室のEさんが昨日の夜中に202号室のドアをたたいて『静かにしろよ』ってどなったらしいんです。2階の人は『音なんか出していない』と言っている。もしかして1階の人、認知症でし…
当社の入居者募集物件に問い合わせが入った。相手は不動産会社ではなくサブリース契約の専門会社。どうもネットの空室情報を見て片っ端から電話しているような雰囲気。「お客さんがいるので案内したい」とかいうのではなく、自社でサブリース契約をして借り上…
私の紙上ブログや本を読んで「部屋探しは是非お宅で」と言って頂くことが度々ある。その中でも特に珍しいケースがある。以前にこちらでも書いているが、新聞に載った私の本の書評を読んで出版社に「是非連絡先を教えて」と依頼し、「個人情報だから」と断られ…
当社と懇意にしているNPO法人がある。そこの大阪支部のスタッフが東京に転勤してくることになった。自身でインターネットなどを駆使して部屋を探し、申し込みを済ませて審査も通っていたのだが、客付け業者の対応に不信感を抱いてキャンセルし、東京本部の…
私には5年に一人くらい、どうにも相性が悪いお客さん(入居者)がいる。特に私が何か不始末をしでかしたとか嫌なことを言ったとかいうのでなく、最初から「この人とは生理的に合わない」とでもいうかのように毛嫌いされているようだ。そのうちの一人が、私が…
当社で管理していた時には6万円で入居者の募集をしていたが、新しい管理会社に代わってもしばらく入居者は決まらず、3月中の申し込みという条件付きでの期間限定家賃で5万3000円になり、それでも決まらず、4月中の申し込み限定で4万3000円になっ…
お恥ずかしい話だが、20年以上も当社で管理させて頂いていたアパートの管理を昨年末に切られてしまった。二部屋が空室になって、それを半年たっても決められなかったから、というのが一番の理由。次いで、私がブログをやっていることを息子さんが知って、そ…
以前こちらのブログでも書いた入居者のその後の話。今のアパートに入居する際も事情があって契約金が用意できず、2人の息子さんにも頼むことができず八方ふさがりになっていた。このままでは部屋を借りることができないので私が契約金を立て替えて入ってもら…
我が家から店に向かう途中に平屋の貸家がある。そこに入居中の高齢男性が私の顔を見て話しかけてきた。「これ、どうにかしろよ。切れちゃってんだよ」と私を家の横に導く。上のほうを指差して、「何カ所も切れちゃってんだろ。カネ払ってんだから直せよ」と、…
私には、毎年秋になると新米を送る相手が二人いる。家内の実家で定年退職した義父が小さな田んぼを買い取って細々と米作りをしていて、収穫されると二人の方にそれぞれ60キロずつ送ってもらっている。 生活保護の老婦人 一人が、生活保護を受けている老婦…
私の旅仲間である看護師長さんから相談を受けた。「同僚が都内の不動産会社で部屋を案内され、申し込んで手付金を10万円入れたんだけど、キャンセルしようとしたら『案内を受けた後でのキャンセルはできません』と言われたとかで、そういうものなの?」とい…
都内の貸家に引っ越しの立ち会いに行ってきた。入居期間は4年ちょっとだが、室内の壁や建具には何カ所も穴が開いているしガラス襖の桟も折れていて相当に荒れていた。事前に奥様から聞いてはいたが想像以上。後で知ったことだが、なぜそんなことになっている…
お姉さんをご紹介してくださった妹さんのためにも何とかよい部屋をご紹介して喜んで頂こうと思っていたのだが…。おかしな展開になってきた。 奥様には生まれたばかり(生後1カ月)の赤ちゃんがいて、実家の近くに越してきたいということで部屋探しをしてい…
帰宅して夕食を済ませて寛いでいたところに電話。名前が表示されない(登録していない)番号だったので、誰からだろう、と思いながら電話に出てみると…、「こんな時間に大丈夫でしょうか。今部屋を探していまして、そちら様でお願いしたいのですが…」とのこ…
お盆や年末が近づくと、頭痛の種になっているのがお中元やお歳暮の品選び。毎年同じ物を送って「今年も来るだろうな」と先様に承知していてもらうのもよい方法だが、飽きられても困る。ちなみに、うちは物件の規模やもたらされる収益で贈り先を決めることはし…