紙上ブログ 不動産屋の独り言 398 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 私が毎年新米を送っていた二人 後日談 苦労しているのに気遣いを
住宅新報 2017年4月18日 号 7面
私には、毎年秋になると新米を送る相手が二人いる。家内の実家で定年退職した義父が小さな田んぼを買い取って細々と米作りをしていて、収穫されると二人の方にそれぞれ60キロずつ送ってもらっている。
生活保護の老婦人
一人が、生活保護を受けている老婦人。以前は亡夫と酒屋を経営していたが、デパートに勤めていた30代の娘さんが脳腫瘍を患って当社の管理物件に引っ越してきて、その後、看病の甲斐もなく娘さんが亡くなり、10年ほど前に生活保護を受けるのを機に都営住宅に引っ越した。普通ならそこで当社との縁が切れるハズだが、私は老婦人と一方的に約束をした。それは、毎年お米を送る、というもの。
























