不動産学の魅力 管理不全土地・建物管理制度 周辺の治安維持、美観の向上に 明海大学 不動産学部 第50回
不動産学の魅力の一つは、不動産と法律が密接に関係していることを学べることである。法律の解釈だけではなく、現実の不動産が抱える問題に対し、法的にどのような対処できるかという点をも考えることができるのが、私にとっては魅力的である。 さらに、不動…

不動産学の魅力の一つは、不動産と法律が密接に関係していることを学べることである。法律の解釈だけではなく、現実の不動産が抱える問題に対し、法的にどのような対処できるかという点をも考えることができるのが、私にとっては魅力的である。 さらに、不動…
ゼミ活動で静岡駅前の商店街で展開されている「ビル泊」を訪問し、運営を行っているCSA不動産の方にお話を聞いた。「ビル泊」とは、商店街のビルの空室をリフォームし、分散型の宿泊施設として再利用する事業である。私が今回の訪問で学んだことは、事業開…
私の地元にある「東京ミズマチ」は、2020年にオープンした東京スカイツリーと隅田川の間にある東武鉄道高架下の複合商業施設だ。 高架下の土地は東武鉄道が保有しており、元々は倉庫として使われていた。当時は治安が悪く、人のいない薄暗い空間だった。…
宇都宮市は2023年8月、中心市街地があるJR宇都宮駅西側とは反対側の東口に新たなLRT(次世代型路面電車)を整備した。このLRTは、東口から高根沢工業団地までを約14.6キロ結び、総事業費は600億円を超える大規模なプロジェクトである。な…
1923年の関東大震災において発生した火災旋風という火の竜巻は、住宅や人々を次々と飲み込み、東京都墨田区では約3万8000人が死亡、火災旋風から逃れるために隅田川に飛び込んだ者のうち約1万人が溺れて亡くなっている。 隅田川東岸の同区白鬚東地…
不動産学部にはマンション管理の授業があり、興味を持った私は、マンション管理士の資格取得に向けて勉強を進めている。 区分所有法は「管理者」を規定しており、管理者は管理組合総会に議案を提出し、総会で決議されたことを実施する。現在の管理組合の多く…
現在、世界的に不動産分野におけるESG投資が進められている。不動産分野では、Eを示す環境(Environment)が中心であり、実質的なエネルギー消費がゼロの物件(ZEH)の普及が図られている。また、近年においては、商業ビルや一軒家だけでな…
近年不動産業界で話題になる言葉の一つに「タワーマンションの相続税評価に関する改正」がある。2024年税制改正により、マンションの相続税評価額の計算方法が見直された。具体的な計算方法はここでは割愛するが、タワーマンションの相続税評価額と時価の…
大学の授業の一環で千葉県木更津市にある今は使われていない旧金田公民館の利活用について検討を行った。 旧公民館は旧耐震の建物である。耐震性に問題はないとの調査結果がでているが、外壁や屋根の劣化が激しく改修が求められる。一方、アクアラインへのア…
グラフィティは悪である。グラフィティは、壁や歩道などの公共の場所にスプレーやスケッチされた、言葉、イニシャル、イラストなどであり、つまり「落書き」のこと。それは自分の名前やメッセージなどを街中に記す行為から始まった。 世界中の街路に政治的・…
富士箱根伊豆国立公園は静岡、山梨、神奈川、東京にまたがり、公園面積は12万1755ヘクタール。富士山地域、箱根地域、伊豆半島地域、伊豆諸島地域があり、富士山地域には観光や登山の拠点として様々な施設がある。主要な利用拠点として、富士山の五合目…
近年、地方都市では、鉄道の駅前の重要性が相対的に低下しており、郊外に商業施設などが集積する結果、住宅地も郊外に広がっている。この動きがよく分かるのが木更津市である。2009年に社会実験として実施されたアクアライン通行料金の大幅値下げと、13…
再開発コーディネーター協会主催の麻布台ヒルズ視察会に参加した。日本一高いビルのふもとには広大な緑地があり、都心にいながら自然豊かな空間を楽しむことができ、非常に居心地の良い空気があった。視察を通じて、森ビルの再開発事業に興味を引かれた。そこ…
先日、再開発コーディネーター協会主催による、学生対象の『麻布台ヒルズ』の視察会に参加した。再開発エリアは、「我善坊谷」と呼ばれる谷地で坂道が多い土地だった。そこには、細分化された土地に住居や商店、ビルなどが密集していて、防災面に問題を抱えて…
大学のゼミの授業で学生寮事業を展開する企業を訪問し、寮を見学する機会を得た。寮は家具付きの個室で、管理人が常駐し、管理栄養士による食事も提供される。ダイニングルームやランドリールームなど、共用施設も充実している。居住者の安否確認や外出時の把…
生活を送るために最低限必要な衣食住のうち、「住」は住宅を指す。普通、住宅と聞けば戸建て・マンション・アパートをイメージする。 しかし、日本にはもう一つ「長屋」という形式が存在する。横に長い建物を壁で仕切って一つの住戸とする。戸建て住宅を合体…
コンパクトシティ政策は、都市に付加価値をつけていくことで、都市の持続可能性や効率性を高めるアプローチとして注目されている。我が国の地方都市では、人口増加時代に広がった市街地で人口減少が進み、現在は低密度の市街地が広がっている。少ない人口で長…
9月上旬に、ハワイ・オアフ島で約1週間の研修を受け、住宅価格高騰とその解決の難しさ、「ハワイならではの建物」について、関心を持った。 ハワイはアメリカ全州と比較しても他を寄せ付けないほど住宅価格が上昇している。原因の1つは「需要に対する供給…
道路や鉄道、飛行場やダム建設のように、環境に大きな影響を与える可能性のある大規模な開発事業では環境アセスメントが不可欠である。 環境アセスメント(環境影響評価)は、環境に著しい影響を及ぼす可能性のある事業が行われる際、その事業の環境への影響…
ゼミ活動で静岡市営住宅の羽衣団地を見学した。現存最古の戦後公営アパートのひとつとなっている。 このアパートの設計は、着工された1948(昭和23)年にちなんで「48型」と呼ばれている。築75年のアパートであるが、リノベーション工事を施すこと…