不動産学の魅力 旧公民館利活用の提案 コミュニティ形成を意識 明海大学 不動産学部 第41回
住宅新報 2025年3月4日 号 7面
大学の授業の一環で千葉県木更津市にある今は使われていない旧金田公民館の利活用について検討を行った。
旧公民館は旧耐震の建物である。耐震性に問題はないとの調査結果がでているが、外壁や屋根の劣化が激しく改修が求められる。一方、アクアラインへのアクセスが良く、アウトレットなどの商業施設がある地域に位置する。この地域は新しい住宅街と古い住宅街が隣り合っており、旧公民館は古い住宅街に建っている。新しい住宅街にはたくさんの商業施設が軒を連ねており、新旧住宅街の差が大きい。調べていくと、古い住宅街は住民の高齢化が進んでおり、建物の老朽化も合わせて災害などに弱く防災対策が求められる地域であること、コミュニティが一部の住民のみで構成されており、住民間交流を活性化が必要であることなどが明らかになった。
これらの現状を踏まえ、「集めるコミュニティ」から「集まるコミュニティ」にすることを利活用の方針とした。「集めるコミュニティ」とは、誰かが集会やお祭りなどを行うことで、人を大勢集めてコミュニティを生み出すことを想定するもので、「イベント型」といえる。「集まるコミュニティ」は、人が訪れたいと思う場所を提案することで、人が自然に集まってくるコミュニティを想定するもので「目的施設型」といえる。
























