不動産学の魅力 明海大学 不動産学部 第70回 シティホテルの経営と資産価値 高級感と親しみのバランス鍵に
オリエンタルホテル東京ベイの外観は、都会的でありながら温かみのある印象を受けた。シンプルで落ち着いたデザインは、ビジネス利用者にも家族連れにも配慮されたもので、駅直結というアクセスの良さと相まって、非常に実用性の高い外観であると感じた。一方…

オリエンタルホテル東京ベイの外観は、都会的でありながら温かみのある印象を受けた。シンプルで落ち着いたデザインは、ビジネス利用者にも家族連れにも配慮されたもので、駅直結というアクセスの良さと相まって、非常に実用性の高い外観であると感じた。一方…
不動産業界ではAIやビッグデータを活用したデジタル変革(Digital Transformation=DX)が進んでいる。特に、特定の者に提供される非公開の営業情報のことを指す限定提供データの活用が不動産業界の業務効率や顧客サービスが向上し…
集合住宅における騒音トラブルは、賃貸人・賃借人双方にとって深刻な問題だ。賃借人同士で騒音トラブルが起きても、賃貸人が気づかないこともある。賃貸人をA、賃借人をBとCとし、BがCからの騒音に悩まされているとする。このとき、Cに騒音をやめさせる…
私は音楽活動を通じて、「人が集まる場所」には特有のエネルギーが宿ることを肌で感じてきた。 高校・大学とバンド活動に打ち込み、路上ライブにも挑戦してきた中で、ある商店街での演奏経験が特に印象に残っている。最初は人通りもまばらだったその空間に音…
不動産には建物や土地という印象が強くあるが、広く捉えれば「人が暮らし、活動する空間そのもの」を指すと言える。建物や土地といった物理的な構造だけでなく、そこに流れる時間、空気、光、そして〝音〟といった環境的要素も含めて、不動産の価値や魅力は形…
不動産学部では2年生から設計演習がスタートする。学年が上がるにつれ、街並みや共有地マネジメントを意識した約50戸の住宅地計画やホテル不動産の開発企画書作成を行うが、その最初の一歩として、作図の基礎的技能を身につけている。 設計の授業で実際に…
「曳屋」とは、建物を解体せずにそのままの状態で移動させる建築工法である。私が「曳屋」を初めて知ったのは、テレビ番組で古民家再生プロジェクトを見たときだった。建物は不動産、つまり土地に定着するものだと理解していた私にとって、「建物を動かす」と…
日本では2035年までにガソリン車の新車が販売終了になる予定だ。今はまだガソリンスタンドの方が多いが、国は「電気自動車等の車両の普及と充電インフラの整備は、両輪で進めていくことが必要」としていて、今後はEVスタンドの方が増えていく見通しだ。…
大学の授業の一環で、神奈川県にあるH団地を見学した。H団地は1970年代に日本住宅公団から分譲された600戸からなる高経年団地型マンションである。H団地の住棟は階段室型5階建てであり、エレベーターが設置されていない。築50 年を超えるこの団…
6月末に大洗町が開催した第4回「防災まちづくりワークショップ」に参加した。茨城県大洗町の堀割・五反田地区では、72戸を対象に防災集団移転促進事業(以下、「防集事業」)が進んでいる。 防集事業は、災害発生地域や災害リスクの高い区域において地域…
少子化の影響で学校の統廃合が年々増加していることを知った。文部科学省の学校基本調査によるとここ20年間で5938校の公立小中学校が廃校になっている。学校統廃合が統廃合対象地域の不動産需要に与える影響を考えてみたい。 まず、学校が残る地域(統…
2年次に履修した都市計画の授業で、「見世蔵」と「間口税」の関係について知る機会があった。「見世蔵」は、江戸時代に多く建てられた日本の伝統的な建築様式の一つで、商家や店舗として利用される土蔵のことをいう。 この見世蔵は、「間口税」という税制度…
日本では人口減少が社会全体に大きな影響を与えている。不動産市場においても、住宅需要の低下や空き家の増加が深刻な課題だ。このままでは地域経済の縮小に歯止めがかからず、社会全体の活力も失われる恐れがある。 地方自治体のデータによると、外国人によ…
ブロックチェーン技術は、情報の透明性、信頼性を飛躍的に高める革新的な仕組みとして、情報化社会において近年急速に注目を集めている。ブロックチェーンとは、取引記録などの情報を暗号技術を用いて分散的に管理し、改ざんが困難な形で保持するデジタル台帳…
初めて台湾を訪れ、公共交通機関を利用しながら街を巡り、東京と比較して都市のスケールの違いを実感した。道路沿いには高層ビルが立ち並ぶ一方で、一歩路地に入ると築年数の経過した建物や倉庫のようなビルが目立っていた。そこで、建物の基準で日本とギャッ…
不動産学を学ぶ前、私は「駅前の再開発が行われれば、駅周辺ならどこでも必ず地価が上がる」と思い込んでいた。だが、ゼミで実施した「ひばりヶ丘駅北口の再開発が不動産市場に与えた影響」の研究結果を通じて、その単純な考えが大きく変わった。 ひばりヶ丘…
新潟県の湯沢にスキー旅行に行くと、巨大なリゾートマンション群が建ち並んでいる姿が気になる。調べると、1985年から湯沢地区のリゾートマンションブームが起こっている。空前のスキーブームでホテルの予約が取りにくくなり、別荘用マンションの需要が高…
人口減少や高齢化といった課題を踏まえる地方都市に対し、地方都市の特性(自然、スペース、伝統)を最大限に生かして、現代のライフスタイルに合った不動産開発を行うことで、少子化が進む地方都市は活性化できると考えられる。そのためには新たな住民や投資…
現在、世界的に不動産分野におけるESG投資が進められている。不動産分野では、Eを示す環境(Environment)が中心であり、実質的なエネルギー消費がゼロの物件(ZEH)の普及が図られている。また、近年においては、商業ビルや一軒家だけでな…
現在私は、築後25年の茨城県常総市にある住宅に住んでいる。住宅に対する満足度評価は、100点満点で70点であり、やや満足している状態にある。 その理由を、自分が住宅に求める価値意識に基づいて述べたい。私は、住宅に対して木造以外であること、風…