不動産学の魅力 台湾の不動産と投資市場の現状 売却益狙いの短期投資が主流 明海大学 不動産学部 第56回
住宅新報 2025年6月24日 号 7面
初めて台湾を訪れ、公共交通機関を利用しながら街を巡り、東京と比較して都市のスケールの違いを実感した。道路沿いには高層ビルが立ち並ぶ一方で、一歩路地に入ると築年数の経過した建物や倉庫のようなビルが目立っていた。そこで、建物の基準で日本とギャップを感じたので、今後の都市開発の可能性のもと、投資対象になり得るのかを考察したいと考えた。
まず、台湾の不動産投資市場の特性を整理すると、ハイリスク・ハイリターンの短期的な投資対象と見なされていることがわかった。その理由として、賃貸市場の賃料が低く、利回りが期待するほど高くないこと、政府の政策変更や景気変動の影響を不動産市場が受けやすく、価格の変動リスクが大きいことが挙げられる。
私は当初日本よりもローリスク・ハイリターンが期待出来ると予想していた。しかし、不動産市場が政策に大きく依存し、キャピタルゲイン狙いの短期的な投資が主流で、ハイリスク・ハイリターンなものであることがわかった。
























