連載 記事一覧
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居酒屋の詩 (27) 江戸の面影残す裏路地で 寂しさ癒やす一人酒
私がよく行く八丁堀~茅場町~人形町界隈はどこか江戸時代の面影を残したなつかしい町である。 表通りから一本裏道に入ると、個人経営のような小さい飲食店が並び、更に細い路地に入り込めば地元の常連客しか(続く) -
幸福論的 『住宅論』 住宅評論家 本多 信博 ◇20 シェアハウスが新たなインフラに 一人の自由よりも少し気を遣う不自由が魅力
住宅とは何か、不動産業とは何かを考えれば考えるほど、空しさが体の脇をすり抜けてゆく。日本という国の行く末が鮮明化していないことがその理由と思われる。国のかたちが定まらないのに(例えば労働人口不足に対(続く) -
社説 免震・制振データ改ざん問題 交換以外の物件には〝安全宣言〟を
「より安全、より快適に」――。そう願った建物の居住者、利用者の信頼を裏切った罪は重い。油圧機器製造大手のKYBと川金ホールディングスが行った免震・制振工事の検査データ改ざん問題だ。国土交通省は、認定取得(続く) -
ひと 「既存杭」の活用が話題に 東京・蒲田で耐火木造(主構造)6階建てビルを手掛けた建築士 腰越耕太さん
東京・蒲田に完成した6階建てのビル。ヒノキ板の外装が目を引く。規模としては都内ではどこにでもある中小ビルの建て替えだが、「S造+耐火木造」という構造の珍しさに加えて、既存の杭を再利用した点で注目を集め(続く) -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 477 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 業者の変節は時に悲しい 申し込み後、まさかの交渉・・・
当社で入居者募集をしている部屋に同業者から申し込みが入った。内容は決してよいものでなく、交渉事も入ったが、長く空いていると家主さんの負担にもなる。相談して保証会社を使うことで審査を通してもらった。入(続く) -
今週のことば 原野商法(2面)
悪質な不動産業者がどこかの山奥の原野のような価値のないに等しい土地を、「もうすぐ鉄道の新線が通るので地価が確実に上がる」などと偽って、高額で消費者に販売するもの。1960~80年代に列島改造論などのブーム(続く) -
ニュースが分かる! Q&A ホームステージング、全国規模へ拡大 賃貸、リフォームで増加傾向
先輩社員A ホームステージングといえば、主に既存住宅の売却時に、室内をインテリアや小物で演出し、買主に「暮らしのイメージ」を提供する手法だ。欧米では一般的だったが、日本でも導入企業がずいぶん増えた印(続く) -
東京カンテイ 中古マンション価格 990 JR中央線(1) 区間全駅が200万円超
中古マンション価格(3.3㎡単価)の推移 データ提供:東京カンテイ。単位:万円(平均築年数/同専有面積) 駅名 現在 1年前 2年前 ◆JR中央線(1) &nb(続く) -
不動産現場での意外な誤解 売買編119 囲繞地通行権は借地人や借家人にもある?
Q 以前の売買編116の中に、土地の切り売りで法律上当然に生じる通行権は囲繞地通行権以外にはないという記述がありましたが、その囲繞地通行権というのは、その袋地が転々譲渡されても、その権利は付いて回るとい(続く) -
不動産・住宅スケジュール
11月13日(火) ◎日本賃貸住宅管理協会が「日管協フォーラム2018」を開催(東京都港区、明治記念館) 11月14日(水) ◎不動産流通推進センターが実践講座「私道とトラブル」を開催(東京都文京区、全水道会館大会(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第258回 一建築物一敷地の原則 多様性が重なり合う空間
【学生の目】 日本の街並みは建築基準法の「一建築物一敷地の原則」に強く規定される(森田愛理「不動産の不思議第30回」14年4月22日号掲載)。敷地と建物の対応関係が明確な半面、関係者以外の立ち入りを拒む(続く) -
マン活に励む管理組合~良好なコミュニティの秘訣~ 芝浦アイランド (2) 東京都港区 タワマンの清掃活動 地域貢献活動
成果は回を重ねるごとに出てきました。14年は、年5回開催して参加者平均40人程度。その後、多様な告知も功を奏して参加者は続々と増えていき、17年10月に行われたクリーンコミュニティは、約200人の住人が参加しま(続く) -
マンション管理応援歌No.167 廣田信子の紙上ブログ 管理組合に求められる経営感覚って?
最近、30年前には先駆的な経営で先端を走っていたマンションが、今大変なことになっている…という話を立て続けに聞きます。対立があって修繕などの事業が止まっているのです。当時のリーダーは既に亡くなっ(続く) -
地域が変わるインバウンド 交流人口増加がもたらす恩恵 (71) 日本の城はエキゾチックだ(3) 日南市、武家屋敷を高級宿に
1日1組の高級宿 宮崎県日南市には、飫肥(おび)城の城下町があり、当時の武士と商人の住まいが今なお多く残り、重要伝統的建造物群保存地区として選定されている。情緒ある雰囲気だ。 そこに伝統的な日本家(続く) -
ADRの現場から 話し合いでトラブルを解決 43 競売不動産取扱主任者(3) 立ち退きトラブルを未然に防ぐ
割安で不動産を取得できるということから一般の方にまで浸透し、人気の高まっている競売不動産ですが、やはりこの取扱いには専門知識と業務ノウハウが必要です。なぜならば一般の不動産取引と異なり、買主の保護が(続く) -
一般財団法人日本不動産研究所(27) 地域資源を生かす ~まちづくりからインバウンドまで 郡山市 安積疎水 明治期の国家プロジェクト 未来を拓いた一本の水路
郡山市は、県庁所在都市ではないものの、高速道路や鉄道路線が交差し利便性が高いことから、東北地方を代表する経済都市の1つとなっている。東北新幹線により首都圏へのアクセスも良好で、東京駅まで80分程度、首(続く) -
居酒屋の詩 (26) 友がみな仲間と見ゆる日ぞ楽し 蟹をつまみてほっとしたしむ
全国定借推進機構ネットワークの第1回情報交換会の後に開かれた懇親会は、丸の内永楽ビルディングB1(東京・丸の内1丁目)にある「山陰海鮮炉端かば丸の内店」が会場となった(写真)。 土地柄、それなりの高級感(続く) -
幸福論的 『住宅論』 住宅評論家 本多 信博 ◇19 人が主役の不動産業 捨てがたい「食卓を囲む幸せ」
これからの不動産業は〝人〟が主役になっていくという確かな予感がある。なぜなら、今更だが、不動産は所有から利用へという潮流が本格化していく。 所有価値にはその資産性など客観性があるが、利用価値は個(続く) -
空き家再生で「遊休施設の収益化 × 定住人口の増加」を狙う
◇山形県が空き家買取販売モデル事業を開始 山形県では、東北芸術工科大学などと連携し、空き家の買い取り販売のモデル事業をスタートした。築36年築古の空き家を、山形県すまい・まちづくり公社が取得。同大教授(続く)