連載 記事一覧
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不動産学の魅力 台湾の不動産と投資市場の現状 売却益狙いの短期投資が主流 明海大学 不動産学部 第56回
初めて台湾を訪れ、公共交通機関を利用しながら街を巡り、東京と比較して都市のスケールの違いを実感した。道路沿いには高層ビルが立ち並ぶ一方で、一歩路地に入ると築年数の経過した建物や倉庫のようなビルが目立(続く) -
2025 宅地建物取引士受験セミナー (23)
【問題3-11】 Aが平成4年8月、Bに土地を賃貸し、Bがその土地上に甲建物を所有している場合に関する次の記述のうち、借地借家法の規定によれば、誤っているものはいくつあるか。なお、AB間で存続期間は30年と約(続く) -
住宅ジャーナリスト櫻井幸雄 慧眼を開く ザ・パークハウス武蔵小杉タワーズ 第12回
三菱地所レジデンス他が事業主となる「ザ・パークハウス武蔵小杉タワーズ」が好調に集客している、6月2日時点で来場は1153組。エントリーは1万2000を超えたそうだ。 大人気である。武蔵小杉駅周辺の超高層マ(続く) -
社説 不動産引取サービスが台頭 リスクの懸念大、適正化で商機に
不動産取引の中でも近年、「引取サービス」が存在感を増している。売買仲介や買い取り(再販)ではなく、民間事業者が有償で不動産を〝引き取る〟サービスだ。構造としては、2023年に開始した「相続土地国庫帰属制度(続く) -
ひと 高齢者×DXで起業 「介護離職防止イベント」を開催したTQコネクト副社長 江部宗一郎さん
21年に創業。東急不動産ホールディングス(HD)の社内ベンチャー制度の事業化第1号となった。主力の「TQタブレット」は高齢者がタブレットに触る必要がなく、卓上に置いておくだけで遠方に住む子供や孫とのテレビ電(続く) -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 806 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 親切心が仇になった客 家主とは気まずい仲に
とても苦い経験がある。統合失調症で生活保護を受けている男から「今度娘と一緒に暮らせることになったので部屋を紹介してほしい」と依頼を受けた。奥さんがDVで亡くなっているとも知らず部屋を紹介し、入居後に態(続く) -
大言小語 複合的な解決を
国連環境計画が掲げた今年の「世界環境デー」のテーマは、「プラスチック汚染をなくそう」だった。アキュラホーム(現AQグループ)がカンナ掛けによる薄削りをヒントに、薄く削った木材を斜めに巻き上げた「カンナ削(続く) -
今週のことば バリアフリー法
正式名称は「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」。06年、建築分野の「ハートビル法」と公共交通分野の「交通バリアフリー法」を統合する形で制定された。建築物のほか、公共交通機関の車両・施(続く) -
ニュースが分かる! Q&A 入居後支える「居住サポート住宅」 制度生かして経営強化へ
デスク 単身高齢者世帯は2030年に900万世帯に迫る見通しだ。高齢者や低所得者といった「住宅確保要配慮者(以下、要配慮者)」の賃貸住宅需要も高まると予想されるが、家主の拒否感が大きい。 記者 高齢者の(続く) -
東京カンテイ 中古マンション価格 1319 都営地下鉄浅草線 五反田は上昇率50%超
中古マンション価格(3.3㎡単価)の推移 データ提供:東京カンテイ。単位:万円(平均築年数/同専有面積) 駅名 現在 1年前 2年前 西馬込 265(31.1/56.4) 250(続く) -
知って得する建物の豆知識 402 日本の庭園 自然崇拝や神道的な自然観がルーツ
日本庭園のルーツは、自然崇拝や神道的な自然観にあります。古代の人々は山や石、滝など、自然そのものを神聖視し、祭祀の場としての空間に石を配した「磐座(いわくら)」などが見られました。奈良時代には中国・朝(続く) -
不動産取引現場での意外な誤解 賃貸編235 借地で増改築禁止特約がなければ増改築は自由?
Q.旧借地法時代から続く借地契約には増改築禁止特約が定められていないものもあるそうですが、このような土地は増改築が自由にできますか。 A.原則的には自由にできます。その借地上の建物は借地人の「所有物」だ(続く) -
不動産・住宅スケジュール
◎国土交通省は、「次世代住宅プロジェクト2025」の企画提案を「先導タイプ」「市場化タイプ」の2分野で募集中。募集締め切りは6月30日(月) ◎国土交通省は、25年度「人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事(続く) -
彼方の空 住宅評論家 本多信博 ◇180 Z世代の住まい 生涯2度の住み替え 築年を超える新志向
そろそろ住宅適齢期を迎え出すZ世代(90年代後半から2010年頃までに出生)だが、その住宅計画は中古市場を軸としながら少なくとも生涯2度の住み替えを要することになるだろう。資産価値の維持という〝綱渡り〟にも似(続く) -
「令和時代の賃貸ビジネス」 ~コンサルタント沖野元の視点~ 第76回 築古ビルならではの再生モデル
前回に引き続き、先月筆者が主催した2泊3日の北九州再生物件見学会についてお伝えしたい。 ◎ ◎ ◎ 初日は福岡でスペースRデザインの吉原勝己さんに再生された3棟の代表的な物件を見せていただ(続く) -
酒場遺産 ▶91 高円寺 大衆割烹 真佐 老舗の料理は正統派
高円寺駅から阿佐ヶ谷方向へ続くJR中央線の高架下の道を、路上酒場で賑わっているエリアの先へ歩くと、めっきり通行者も少なくなり、薄暗い高架下の天井にパラパラと並ぶ蛍光灯が淋しさを醸し出す。そんな辺りに、(続く) -
不動産学の魅力 ひばりヶ丘駅北口再開発の影響 不動産価格は本当に上がったのか? 明海大学 不動産学部 第55回
不動産学を学ぶ前、私は「駅前の再開発が行われれば、駅周辺ならどこでも必ず地価が上がる」と思い込んでいた。だが、ゼミで実施した「ひばりヶ丘駅北口の再開発が不動産市場に与えた影響」の研究結果を通じて、そ(続く) -
2025 宅地建物取引士受験セミナー (22)
【問題3―6】 不動産の物権変動の対抗要件に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、誤っているものはどれか。 (1)AがBに対し、自己が所有する土地を売却し移転登記も完了した後、Bの強迫を理由(続く)