古民家宿の物語 日本全国リノベーション 記事一覧
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古民家宿の物語 日本全国リノベーション (48) 岐阜県大垣市「音をつむぐ宿~縁音~enne」(下) ピアノ好きの心をつかむ
宿の外観は昔のままの古い姿だが、宿の中は木に包まれた音響設備、そして2階の窓からは素晴らしい市街地の景観。そのギャップに驚くのか、屋内の案内時、歓声を上げるゲストが珍しくないそうだ。 ゲストは楽(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (47) 岐阜県大垣市「音をつむぐ宿~縁音~enne」(中) 良い音は木の反響にかかっている
石井さんは母屋と離れの2軒をセットで購入し、敷地の奥にある母屋を住むための場所として、先にリノベーション工事をしていた。その完了が10月だった。石井さんは引っ越し後、生活も落ち着き、年末には離れの古民(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (46) 岐阜県大垣市「音をつむぐ宿~縁音~enne」(上) 楽器の演奏を楽しめる宿に
リタイア後の暮らしに ピアノが置かれてる場所は、吹き抜けになっている。音響にこだわったという。外観からはまったく想像できない美しい音楽の館だ。ここが宿でもある。 オーナーの石井克哉さんは、ホル(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (45) 広島県竹原市「古民家宿あかり忠海」(下) シェアキッチンで次の挑戦
稼働率が上昇 アルバイトは平日担当と土日担当の2人を採用し、主ににチェックアウト後の掃除と洗濯を頼んでいる。どうしても都合が合わない場合は、有加さんの実家がある三原から母親が対応する。 地元との(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (44) 広島県竹原市「古民家宿あかり忠海」(中) コロナ禍の開業を乗り越える!
古民家宿の運営を当初、有加さんは一棟貸しにする予定はなかったそうだ。更に管理人に住んでもらい、宿のお手伝いをしてもらいたいとも考えていた。ところがコロナ禍で、知らない者同士が泊まるリスクを感じ、方針(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (43) 広島県竹原市「古民家宿あかり忠海」(上) 外見が気に入り立地にも優位
民泊で更なる飛躍 竹原市は、重要伝統的建築物群保存地区の旧市街があり、多くの古民家が建ち並ぶ。古い酒蔵もありドラマ「マッサン」の舞台にもなった。忠海は旧市街から離れているものの、古民家が残る一角も(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (42) 北海道函館市「えびすまち高田屋」(下) コロナ禍で試行錯誤の先に見たもの
実情に合わせた戦略 高田さんは古民家宿の開業に当たり、ユニークな方法を取っている。大きな一軒の古民家のうち、賃貸でコーヒー屋、民泊の部屋、旅館業の部屋といくつもの用途の複合施設になっている。大きな(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (41) 北海道函館市「えびすまち高田屋」(中) レトロな雰囲気残すことを優先
古さを価値に オーナーの高田さんは、レトロな雰囲気を大事にしたいと古民家を購入した。この場所を気に入った理由の一つに、建物入口のアーケードをあげた。かつては近隣にたくさんあり、にぎわっていたアーケ(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (40) 北海道函館市「えびすまち高田屋」(上) 洋館が多い観光地に古民家宿が誕生
業態転換で民泊開始 函館では、大火が多かったので、現存する建物の大半は、昭和初期の建物が中心だ。古民家宿の「えびすまち高田屋」も、大火を経た建物だという。ところで宿のある一角は、江戸時代には豪商の(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (39) 長野県辰野町「なないろ畑」(下) 明確な役割分担で力を結集
自家製米を提供 チームなないろによる宿の運営は、飯田さんが調理担当とお留守番担当をしている。おかみさんとしてこの地区に暮らしているので、駆けつけがすぐにできる。エアビーアンドビーのレビューも飯田さ(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (38) 長野県辰野町「なないろ畑」(中) 地元の木材を床材や燃料に活用
畑の土地改良から チームなないろの一人、鎌仲さんは、自身の映画制作会社を辰野町に持ってくることにした。映画制作は継続しつつ、農業、さらに古民家の再生という3足のわらじを履くことを決意したそうだ。そ(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (37) 長野県辰野町「なないろ畑」(上) 自然栽培の農業法人が移転をきっかけに
空き家バンクを活用 今回紹介するのは、辰野町の空き家バンク1号案件となった古民家だ。現在は、古民家宿として宿泊もできる。 当時、購入したのは、神奈川県にあるシェア型で運営している農業法人「なな(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (36) 島根県邑南町「日貫一日」(下) 日貫地区、集落全体でのおもてなし
地域内にフロント機能 日貫一日は、一軒の古民家宿ではなく、集落をまるごと宿と見立てており、その一つが安田邸だ。大阪の設計士もコンセプト決めから関わり、17年に建物のリノベーションを開始した。翌年の工(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (35) 島根県邑南町「日貫一日」(中) 集落のプロジェクト提案で予算確保
ボトムアップに応募 邑南町からの補助金活用は、各エリアの特色を生かしながら、例えばソバを栽培している地区であれば、蕎麦店をやってみる。パンを作る職人さんがいる地区では、パン店を始めてみるなど、地域(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (34) 島根県邑南町「日貫一日」(上) 赤い石州瓦の里山集落で暮らしを体験
古民家宿の場所は島根県邑南(おおなん)町で、同町の中心市街地から車で西に約15分の日貫(ひぬい)地区にある。途中、段々畑が連なり、美しい里山の光景を見ることができる。伝統的な赤瓦の家が点在し、豊かな緑との(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (33) 奈良県橿原市「大和八木ゲストハウス笑顔」(下) 地域の人脈が開業への助けになった
NPOの協力があった 末田さんはゲストハウスづくりのための物件探しが、一つ目の関門だったそうだ。クリアできた理由は、NPO法人八木まちづくりネットワークの協力があったからだという。同NPOは八木の歴史的資(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (32) 奈良県橿原市「大和八木ゲストハウス笑顔」(上) 現代とレトロが交差するエリアでの挑戦
南大和の重要拠点だった 奈良県の中央部に位置する橿原市の八木町で、昨年、古民家宿に泊まってきた。橿原市八木町は、古くから奈良盆地を南北に結ぶ幹線道の下ッ道と東西に走る横大路の交差する辺りを中心に発達し(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (31) 番外編 民間による補助金で古民家宿の促進へ
宿を目的に古民家修繕 全国で古民家への関心は高まるものの、リノベーション費用が想定以上にかかり、二の足を踏んでしまう人も少なくない。そこで助かるのが補助金である。来年の24年4月までに、古民家を活用して(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (30) 愛媛県内子町「内子晴れ」(下) 魅力的なまちづくりは一日で成らず
内子町のファンづくり 山内さんによると、内子町へやって来るゲストのほとんどが旅行の通り道で、例えば九州に抜ける際などグーグルマップで偶然見つけて立ち寄るパターンが多い。古い街並みが残っていることす(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (29) 愛媛県内子町「内子晴れ」(中) 地域をつなぐ宿を目指し
移住者も修繕に参加 山内さんはコンセプトを「自分の好きな地域をどれだけ紹介できるか」とした。もともと宿のきっかけは、地域おこし協力隊として赴任した山奥に、街中の宿から送客できないかと思ったからだ。(続く)