古民家宿の物語 日本全国リノベーション 記事一覧
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古民家宿の物語 日本全国リノベーション (65) 神奈川県葉山町「The Bath&Bed Hayama」(中) 誰もが関われる仕組みづくり
オーナーに参加を了承された「葉山芸術祭」とは、地域のイベントで、家をギャラリーや演奏会場として開放するなど、個人も参加するユニークなアートフェスだ。葉山には、キュレーターやアーティストが暮らしている(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (64)神奈川県葉山町「The Bath&Bed Hayama」(上) 共創の発想でボトムアップ
蔵の中に入ると、静寂の別世界が広がっている。屋内は各フロアに小さな窓があるだけで、優しい外光で木陰のような空間になっている。 1階は、浴室と一体化したようなリビングルームになっていて、浴室内はジ(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (63) 東京都町田市「みんなの古民家・はなれ」(下) 宿泊料で茅葺屋根の修繕も
食が地域をつなぐ いかにストレスなく茅葺屋根の古民家を地域に開放するかが課題だった。茅葺屋根の古民家に興味を示す近隣住民もいるものの、今から見学したいと突然電話かかってきて、急な対応が迫られ、断る(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (62) 東京都町田市「みんなの古民家・はなれ」(中) コスプレーヤー人気で収益性アップ
スペースマーケットとは時間貸し場所のマッチングサイトだ。早速、石川さんは掲載することにした。「最初は、どんな人に利用してもらえるのか心配だった」と、石川さんは当時を振り返る。掲載後、たちまちコスプレ(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (61) 東京都町田市「みんなの古民家・はなれ」(上) 農村の面影伝える茅葺屋根を守る
この民泊施設は、母屋である茅葺屋根の家を守るために作ったと宿オーナーの石川健さんは言う。茅葺屋根は維持コストがかかるからだ。負担に耐えかね、ほとんどの古民家では茅葺屋根をやめている。そのコストを民泊(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (59) 茨城県結城市「HOTEL(TEN)」(中) イベント継続で受け入れ土壌に
空き家をすぐに活用できないのが、全国で地域活性化が簡単には進まない理由の一つだろう。結城市の場合、「結い市」で盛り上がっても継続的な賑わいへつながらず、終わると静かな町に戻ってしまう。「やはり簡単に(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (58) 茨城県結城市「HOTEL(TEN)」(上) まちづくりの延長線上に宿が誕生
ダイニングの斬新な設計 宿は新しく作った板塀に囲まれ、門をくぐると整備された庭や広い玄関、屋内に入ると廊下の奥に一番リノベーションに力を入れたというダイニングキッチンがある。床は土間にして一段下げ(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (57) 埼玉県川越市「ちゃぶだい」(下) コロナ禍で地域と関係強化図る
広がる川越の観光スポット メインの通りの裏手にも古い町並みが残っていて、新しく個人店が増えていると西村さん。もはや川越は蔵の通りだけではない。これからは自分たちの世代で、泊まりたくなる町を築いてい(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (56) 埼玉県川越市「ちゃぶだい」(中) 宿づくりがコミュニティづくりに
物件探しに1年かかり、18年4月に宿運営ができる賃貸契約ができた。同年6月から工事が始まった。 「まちづくりキャンプ」では奇跡的な出会いだったと西村さんは振り返る。3人のメンバーの職能が違ったのが幸い(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (55) 埼玉県川越市「ちゃぶだい」(上) 街並み保存に若い世代が挑戦
まちづくりに関わりたい 間口が広く存在感が強い建物は、元は肥料問屋だったと聞き、納得した。ここが宿になったきっかけは、川越市主催の「まちづくりキャンプ」。いわばリノベーションスクールの簡易版で、参(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (54) 山梨県北杜市「農家民宿古民家なかや」(下) 農村の原風景で田舎体験
コロナ禍前後は宿の定員が2組で、コロナ禍は1組にしていた。6人で普通に泊まれば、八畳二間の部屋が4万8000円だ。おじいさん、おばあさんが孫を連れて来るなど、3家族の場合は10人の宿泊が可能。イベントも開催し(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (53) 山梨県北杜市「農家民宿古民家なかや」(中) 維持にはメンテナンスが大切
一人でコツコツと リノベーション工事で最初に目指したのは、自分の暮らせるひと部屋の確保だった。1年程経過し、「なかや」ご近所のおばあさんが暮らす敷地内の離れを借りることができ、作業性が上がった。(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (52) 山梨県北杜市「農家民宿古民家なかや」(上) 里山の原風景に残る名主の家
かつて武田信玄に使えていた武士集団の里でもあり、その昔は縄文時代の遺跡も残っていて、太古の時代から豊かな土地だったことが想像できる。山間のエリアながら、フラットな場所が多く、農業に適しているようだ。(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (51) 秋田県仙北市「古今東西遊びの宿 西の家」(下) 訪日観光客の注目度が上昇中
ニーズが異なる外国人 円安の影響もあって日本ブームなのかもしれないと東風平さん。外国人ゲストにヒアリングすると、アジア系の日本へのリピーターが多く、日本国内の主要な観光地を巡って、東北方面に初めて(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (50) 秋田県仙北市「古今東西遊びの宿 西の家」(中) 沖縄県出身者が事業承継に手を挙げた
協力隊として仙北市へ 東風平さんは就活したものの大企業は自分に合わないと感じたそうだ。秋田の魅力を知り、それを生かした仕事をしたいと考え、地域おこし協力隊に入り仙北市で活動を19年にスタートさせた。(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (49) 秋田県仙北市「古今東西遊びの宿 西の家」(上) コロナ禍で先行き不安に
城下町角館から徒歩圏 宿は角館の城下町通りに近い場所にあり、幹線道路から1本奥に入った静かな場所にある。角を曲がると、茅葺屋根の建物が突然目の前に現れ、その迫力に驚かされる。曲がり家という建て方に(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (48) 岐阜県大垣市「音をつむぐ宿~縁音~enne」(下) ピアノ好きの心をつかむ
宿の外観は昔のままの古い姿だが、宿の中は木に包まれた音響設備、そして2階の窓からは素晴らしい市街地の景観。そのギャップに驚くのか、屋内の案内時、歓声を上げるゲストが珍しくないそうだ。 ゲストは楽(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (47) 岐阜県大垣市「音をつむぐ宿~縁音~enne」(中) 良い音は木の反響にかかっている
石井さんは母屋と離れの2軒をセットで購入し、敷地の奥にある母屋を住むための場所として、先にリノベーション工事をしていた。その完了が10月だった。石井さんは引っ越し後、生活も落ち着き、年末には離れの古民(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (46) 岐阜県大垣市「音をつむぐ宿~縁音~enne」(上) 楽器の演奏を楽しめる宿に
リタイア後の暮らしに ピアノが置かれてる場所は、吹き抜けになっている。音響にこだわったという。外観からはまったく想像できない美しい音楽の館だ。ここが宿でもある。 オーナーの石井克哉さんは、ホル(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (45) 広島県竹原市「古民家宿あかり忠海」(下) シェアキッチンで次の挑戦
稼働率が上昇 アルバイトは平日担当と土日担当の2人を採用し、主ににチェックアウト後の掃除と洗濯を頼んでいる。どうしても都合が合わない場合は、有加さんの実家がある三原から母親が対応する。 地元との(続く)