古民家宿の物語 日本全国リノベーション 記事一覧
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古民家宿の物語 日本全国リノベーション (55) 埼玉県川越市「ちゃぶだい」(上) 街並み保存に若い世代が挑戦
まちづくりに関わりたい 間口が広く存在感が強い建物は、元は肥料問屋だったと聞き、納得した。ここが宿になったきっかけは、川越市主催の「まちづくりキャンプ」。いわばリノベーションスクールの簡易版で、参(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (54) 山梨県北杜市「農家民宿古民家なかや」(下) 農村の原風景で田舎体験
コロナ禍前後は宿の定員が2組で、コロナ禍は1組にしていた。6人で普通に泊まれば、八畳二間の部屋が4万8000円だ。おじいさん、おばあさんが孫を連れて来るなど、3家族の場合は10人の宿泊が可能。イベントも開催し(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (53) 山梨県北杜市「農家民宿古民家なかや」(中) 維持にはメンテナンスが大切
一人でコツコツと リノベーション工事で最初に目指したのは、自分の暮らせるひと部屋の確保だった。1年程経過し、「なかや」ご近所のおばあさんが暮らす敷地内の離れを借りることができ、作業性が上がった。(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (52) 山梨県北杜市「農家民宿古民家なかや」(上) 里山の原風景に残る名主の家
かつて武田信玄に使えていた武士集団の里でもあり、その昔は縄文時代の遺跡も残っていて、太古の時代から豊かな土地だったことが想像できる。山間のエリアながら、フラットな場所が多く、農業に適しているようだ。(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (51) 秋田県仙北市「古今東西遊びの宿 西の家」(下) 訪日観光客の注目度が上昇中
ニーズが異なる外国人 円安の影響もあって日本ブームなのかもしれないと東風平さん。外国人ゲストにヒアリングすると、アジア系の日本へのリピーターが多く、日本国内の主要な観光地を巡って、東北方面に初めて(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (50) 秋田県仙北市「古今東西遊びの宿 西の家」(中) 沖縄県出身者が事業承継に手を挙げた
協力隊として仙北市へ 東風平さんは就活したものの大企業は自分に合わないと感じたそうだ。秋田の魅力を知り、それを生かした仕事をしたいと考え、地域おこし協力隊に入り仙北市で活動を19年にスタートさせた。(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (49) 秋田県仙北市「古今東西遊びの宿 西の家」(上) コロナ禍で先行き不安に
城下町角館から徒歩圏 宿は角館の城下町通りに近い場所にあり、幹線道路から1本奥に入った静かな場所にある。角を曲がると、茅葺屋根の建物が突然目の前に現れ、その迫力に驚かされる。曲がり家という建て方に(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (48) 岐阜県大垣市「音をつむぐ宿~縁音~enne」(下) ピアノ好きの心をつかむ
宿の外観は昔のままの古い姿だが、宿の中は木に包まれた音響設備、そして2階の窓からは素晴らしい市街地の景観。そのギャップに驚くのか、屋内の案内時、歓声を上げるゲストが珍しくないそうだ。 ゲストは楽(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (47) 岐阜県大垣市「音をつむぐ宿~縁音~enne」(中) 良い音は木の反響にかかっている
石井さんは母屋と離れの2軒をセットで購入し、敷地の奥にある母屋を住むための場所として、先にリノベーション工事をしていた。その完了が10月だった。石井さんは引っ越し後、生活も落ち着き、年末には離れの古民(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (46) 岐阜県大垣市「音をつむぐ宿~縁音~enne」(上) 楽器の演奏を楽しめる宿に
リタイア後の暮らしに ピアノが置かれてる場所は、吹き抜けになっている。音響にこだわったという。外観からはまったく想像できない美しい音楽の館だ。ここが宿でもある。 オーナーの石井克哉さんは、ホル(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (45) 広島県竹原市「古民家宿あかり忠海」(下) シェアキッチンで次の挑戦
稼働率が上昇 アルバイトは平日担当と土日担当の2人を採用し、主ににチェックアウト後の掃除と洗濯を頼んでいる。どうしても都合が合わない場合は、有加さんの実家がある三原から母親が対応する。 地元との(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (44) 広島県竹原市「古民家宿あかり忠海」(中) コロナ禍の開業を乗り越える!
古民家宿の運営を当初、有加さんは一棟貸しにする予定はなかったそうだ。更に管理人に住んでもらい、宿のお手伝いをしてもらいたいとも考えていた。ところがコロナ禍で、知らない者同士が泊まるリスクを感じ、方針(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (43) 広島県竹原市「古民家宿あかり忠海」(上) 外見が気に入り立地にも優位
民泊で更なる飛躍 竹原市は、重要伝統的建築物群保存地区の旧市街があり、多くの古民家が建ち並ぶ。古い酒蔵もありドラマ「マッサン」の舞台にもなった。忠海は旧市街から離れているものの、古民家が残る一角も(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (42) 北海道函館市「えびすまち高田屋」(下) コロナ禍で試行錯誤の先に見たもの
実情に合わせた戦略 高田さんは古民家宿の開業に当たり、ユニークな方法を取っている。大きな一軒の古民家のうち、賃貸でコーヒー屋、民泊の部屋、旅館業の部屋といくつもの用途の複合施設になっている。大きな(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (41) 北海道函館市「えびすまち高田屋」(中) レトロな雰囲気残すことを優先
古さを価値に オーナーの高田さんは、レトロな雰囲気を大事にしたいと古民家を購入した。この場所を気に入った理由の一つに、建物入口のアーケードをあげた。かつては近隣にたくさんあり、にぎわっていたアーケ(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (40) 北海道函館市「えびすまち高田屋」(上) 洋館が多い観光地に古民家宿が誕生
業態転換で民泊開始 函館では、大火が多かったので、現存する建物の大半は、昭和初期の建物が中心だ。古民家宿の「えびすまち高田屋」も、大火を経た建物だという。ところで宿のある一角は、江戸時代には豪商の(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (39) 長野県辰野町「なないろ畑」(下) 明確な役割分担で力を結集
自家製米を提供 チームなないろによる宿の運営は、飯田さんが調理担当とお留守番担当をしている。おかみさんとしてこの地区に暮らしているので、駆けつけがすぐにできる。エアビーアンドビーのレビューも飯田さ(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (38) 長野県辰野町「なないろ畑」(中) 地元の木材を床材や燃料に活用
畑の土地改良から チームなないろの一人、鎌仲さんは、自身の映画制作会社を辰野町に持ってくることにした。映画制作は継続しつつ、農業、さらに古民家の再生という3足のわらじを履くことを決意したそうだ。そ(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (37) 長野県辰野町「なないろ畑」(上) 自然栽培の農業法人が移転をきっかけに
空き家バンクを活用 今回紹介するのは、辰野町の空き家バンク1号案件となった古民家だ。現在は、古民家宿として宿泊もできる。 当時、購入したのは、神奈川県にあるシェア型で運営している農業法人「なな(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (36) 島根県邑南町「日貫一日」(下) 日貫地区、集落全体でのおもてなし
地域内にフロント機能 日貫一日は、一軒の古民家宿ではなく、集落をまるごと宿と見立てており、その一つが安田邸だ。大阪の設計士もコンセプト決めから関わり、17年に建物のリノベーションを開始した。翌年の工(続く)