古民家宿の物語 日本全国リノベーション 記事一覧
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古民家宿の物語 日本全国リノベーション (34) 島根県邑南町「日貫一日」(上) 赤い石州瓦の里山集落で暮らしを体験
古民家宿の場所は島根県邑南(おおなん)町で、同町の中心市街地から車で西に約15分の日貫(ひぬい)地区にある。途中、段々畑が連なり、美しい里山の光景を見ることができる。伝統的な赤瓦の家が点在し、豊かな緑との(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (33) 奈良県橿原市「大和八木ゲストハウス笑顔」(下) 地域の人脈が開業への助けになった
NPOの協力があった 末田さんはゲストハウスづくりのための物件探しが、一つ目の関門だったそうだ。クリアできた理由は、NPO法人八木まちづくりネットワークの協力があったからだという。同NPOは八木の歴史的資(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (32) 奈良県橿原市「大和八木ゲストハウス笑顔」(上) 現代とレトロが交差するエリアでの挑戦
南大和の重要拠点だった 奈良県の中央部に位置する橿原市の八木町で、昨年、古民家宿に泊まってきた。橿原市八木町は、古くから奈良盆地を南北に結ぶ幹線道の下ッ道と東西に走る横大路の交差する辺りを中心に発達し(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (31) 番外編 民間による補助金で古民家宿の促進へ
宿を目的に古民家修繕 全国で古民家への関心は高まるものの、リノベーション費用が想定以上にかかり、二の足を踏んでしまう人も少なくない。そこで助かるのが補助金である。来年の24年4月までに、古民家を活用して(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (30) 愛媛県内子町「内子晴れ」(下) 魅力的なまちづくりは一日で成らず
内子町のファンづくり 山内さんによると、内子町へやって来るゲストのほとんどが旅行の通り道で、例えば九州に抜ける際などグーグルマップで偶然見つけて立ち寄るパターンが多い。古い街並みが残っていることす(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (29) 愛媛県内子町「内子晴れ」(中) 地域をつなぐ宿を目指し
移住者も修繕に参加 山内さんはコンセプトを「自分の好きな地域をどれだけ紹介できるか」とした。もともと宿のきっかけは、地域おこし協力隊として赴任した山奥に、街中の宿から送客できないかと思ったからだ。(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション (28) 愛媛県内子町「内子晴れ」(上) 四国の人情に触れて、住みたくなった
和ろうそくの故郷 内子町の市街地の一角に「内子町八日市護国伝統的建造物群保存地区」があり、約600メートルにわたって一級品の豪華な古民家が建ち並んでいる。その入り口辺りに今回紹介する古民家宿の「内子(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 27 長野県辰野町「古民家民宿おおたき」(下) つながりを大事にする生活を目指し
紹介してもらえた 大瀧さんの建物の前の持ち主が地元の大地主で、幸い顔が広く、近隣の方々を紹介してもらってラッキーだったと振り返る。またリノベーション工事をしているとき、通りがかった年配者が「面倒見(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 26 長野県辰野町「古民家民宿おおたき」(中) 宿の開業に向けてリノベを進める
レトロを訴求ポイントに 1年半の古民家探しの中で、大瀧さんは後半には民宿をやろうという気持ちに変わっていった。そこで改修工事については、宿を前提に進め、古民家の雰囲気を大事に残すことにした。風呂場(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 25 長野県辰野町「古民家民宿おおたき」(上) オーナーが三角の大屋根にほれて
辰野町が急浮上 大瀧さんは、リタイア後を視野に、14年から1年半ぐらい古民家の情報を集め、実際に何度も地方に足を運んだ。初めて辰野町に来ることになったのは、空き家情報で見た三角の大屋根の形が気に入っ(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 24 高知県大豊町「みちつじ」(下) コロナ禍を乗り越えて
外国人に人気の理由 多くの外国人旅行者が訪れ、その中で最も多いのが欧米人。やはり秘境好きな人が多かった。次いで、アジアからのゲストだ。県境を越えて徳島県側に大歩危小歩危(おおぼけこぼけ)や祖谷渓(い(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 23 高知県大豊町「みちつじ」(中) 宿でかつての山の暮らしを感じる
すべてを自身で取り組む 古民家宿への改修工事初期段階では、先代の家主さんの残置物処分が大変だったという。軽トラックに積み込んで、廃棄物処理をしていった。奥の部屋が一番まともな状態だったので、そこに(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 22 高知県大豊町「みちつじ」(上) 自然の中で子育てするため移住
コロナ下でも健闘中 限界集落自治体の高知県大豊町、その山奥の小さな集落へ東京から移住して、古民家宿を営む安達大介さん。近隣には古民家の空き家も多いという。移住したのは約10年前だ。コロナ禍前は、世界(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 21 静岡県下田市「見晴亭」(下) 運営資金を古民家宿で補塡
空き家はもうからない? 岡崎氏によると、空き家が増える原因は産業構造の問題だと指摘する。空き家は今では100万円以下の物件も珍しくない。だがその値段になると一般的な不動産会社は利益率が低過ぎて取り扱えな(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 20 静岡県下田市「見晴亭」(上) 移住促進の拠点の一つに
増加する空き家 民宿が減少傾向の伊豆半島にあって、一棟貸しの宿は、重宝されるのだろう。ここを所有し運営するのが「NPO法人伊豆in賀茂6」という移住相談の団体だ。お試し移住をしてもらって、下田市を知って(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 19 宮崎県高千穂町「民宿まろうど」(下) コロナ禍、もう一つの生業が助けに
フランスから火が着く? 宿泊者の構成比は、1対3で日本人が多いものの、外国人も決して少なくはない。なぜ、そこまで増えたのか。 一つは、海外へのプロモーションが功を奏したのだろう。飯干さんの友人が(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 18 宮崎県高千穂町「民宿まろうど」(中) 外部の力で新しい発想の宿へ
延岡の建築家に依頼 九州の基本的な古い住宅は、土間、囲炉裏、そして座敷がある。そしてお客を招く部屋がその奥にある。こちらも、リノベーション工事前は、一般的な構成だったそうだ。 飯干さんはデザイ(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 17 宮崎県高千穂町「民宿まろうど」(上) 構想約10年、じっくり準備する
外国人客も訪問 今回紹介する古民家宿は高千穂町の市街地から車で約30分、秋元神社という名水をたたえる場所に近く、山深い集落にある。そそり立つ崖の脇を細い道を進んで行く。 宿は「民宿まろうど」とい(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 16 和歌山県田辺市「秋津野ガルテン」(下) ワーケーションが宿泊業を補塡
外国人ゲストの受け入れも 秋津野ガルテンの宿泊施設については、コロナ禍以前は、夏休みは空きがないほど好評で、週末は家族連れが多く、年間には2700人から3000人が泊まりに来ていた。また、研修施設の利用者(続く) -
古民家宿の物語 日本全国リノベーション 15 和歌山県田辺市「秋津野ガルテン」(中) 活動の共感で県外からも出資
活用を考えたい 秋津野ガルテンのきっかけは00年のこと。田辺市が上秋津小学校について、現建設地の近隣に新しく建て替える計画を発表したことに始まる。小学校の木造校舎が老朽化し、跡地は宅地にする案が有力(続く)