明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 記事一覧
-
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第468回 川沿いの伝統建築 整った外観も接道や水害リスク
【学生の目】 東京都葛飾区には荒川、中川、新中川、江戸川など関東平野を形成する大きな川が流れる。中川低地、荒川低地などの沖積低地も多く、区のホームページは、「私たちは川の水面よりも低いところで生(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第467回 団地のゲートウェイ 開放的な敷地の境界線
【学生の目】 授業で住宅地を見学した際、公園の中にあるような超高層マンションを発見した。そのマンションは大学近くの交差点の角にあり、広い敷地を持つ団地型マンション群のゲートウェイとしてそびえ立っ(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第466回 存在感のある住宅 角地を演出し街区の「顔」に
【学生の目】 大学から徒歩10分程度の場所に、魅力的な住宅地がある。大学のゼミ活動の一環の住宅調査で写真の住宅を発見した。大学がある新浦安地区は東日本大震災で液状化被害を受け、新規開発はしばらく中(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第465回 多様な暮らしと資産形成の両立 日本でもタイムシェアに可能性
【学生の目】 若い世代を中心にサブスクリプションサービスの利用者が増えている。所有にこだわらず、〝適材適所適利用〟を重視する考え方だ。不動産もその傾向がある。コロナ禍や働き方の多様化によって、生(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第464回 若者を包み込む建物 個性的な建物、都市活性化にも
【学生の目】 東京都心に次々と超高層ビルが建築されている。世界がSDGsやESGに取り組む中、個々のビルもBCPや省エネに取り組み、外観にはそれぞれの工夫が表現されていて個性がある。中でもひときわ個性的な(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第463回 工夫された賃貸アパート 安心でき居住者にもメリット
【学生の目】 日頃アパート建築に違和感をもつことが多い。特に戸建て住宅地ではアパートの共用部分のつくり方と、それが丸見えになる建物のデザインに改善の余地を感じる。そのため街を歩いていてアパート建(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第462回 第一種低層住居専用地域の資材置き場 土地利用の改善が必要に
【学生の目】 新浦安駅から徒歩圏の第一種低層住居専用地域の住宅街に壁や屋根はないが存在感がある、不思議な資材置き場があった(写真)。まず、住宅街に資材置き場があると違和感がある。次に、低層住宅の環(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第461回 「珍しい」住宅 周辺環境と溶け込まない外観
【学生の目】 JR京葉線の新浦安駅から徒歩10分以内の住宅地を歩いた。第一種低層住居専用地域の住宅地は東京駅まで30分以内の好立地で、戸建て住宅やアパートが多く立地する。その住宅地でひときわ目を引く「(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第460回 戸建て住宅地の賃貸アパート 配慮あるデザインも管理に課題
【学生の目】 大学近くの住宅街でデザインがすてきなアパートに出合った。第一種低層住居専用地域で戸建て住宅が多いが賃貸アパートも混在する地域だ。日本の用途制限では「住宅」と規定し、戸建て住宅と共同(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第459回 にぎわう商店街 人をつなげる機能が鍵に
【学生の目】 寒さが続き、夏から一気に冬の服装に衣替えをすることになった。友人が通う大学の学園祭の帰り、写真の商店街を発見した。多くの老若男女でにぎわう様子に活力と同時に戸惑いを感じた。戸惑いの(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第458回 自転車と歩行者の共存 路面仕上げや植栽で工夫
【学生の目】 心地よい秋晴れの中、住宅調査のために大学周辺を散策していた。参考にする住宅を探しておもむろに歩き回り、幅員4メートル程の開けた歩道に出た(写真)。興味深く感じしばらく歩き続けた。(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第457回 サービスエリアの魅力づくり 五感楽しませる可能性と未来
【学生の目】 秋の気配が濃くなり、肌寒さを感じる季節となった。行楽からの帰りに東北自動車道の羽生パーキングエリア(上り線)の「鬼平江戸処」に立ち寄った(写真)。高速道路のパーキングエリアやサービスエ(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第456回 マンション管理規約の役割 所有・利用・管理の柔軟さ必要
【学生の目】 不動産管理演習の授業で、分譲マンションの管理組合が取り組む問題の解決は規定通りにはいかず、区分所有者が納得する柔軟な対応が重要と学ぶ。実際にアルバイトでマンション管理に関わると、特(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第455回 IoT住宅の推進 住宅の劣化状況見える化も
【学生の目】 足早に秋が過ぎようとする休日、小学校の前でガラス面を覆う緑のカーテンが目に入った(写真)。夏が過ぎたことをヘチマの実が語っている。緑のカーテンは熱を通しやすいガラス面の前に植物を茂ら(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第454回 公衆用道路のトラブル予防 趣旨や恩恵説明し納得感を
【学生の目】 大学在学中に取得した宅地建物取引士の資格を生かして不動産会社で仕事をすると、机上の知識だけでは通用しない奥深さを思い知らされる。特に道路は不動産取引の中でも重要なポイントと感じる。(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第453回 渡り廊下の造り方 持続可能な規定とすべき
【学生の目】 就職先も内定し、車の免許をとる免許合宿でホテルに滞在した。土地の立体利用が求められる都市部でも、交通量が多い道路があるわけではないが、ホテルの4階部分には道路と小川を挟んだ渡り廊下(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第451回 太陽光パネルの設置 都の義務化方針、課題も
【学生の目】 秋風が心地よい9月の東京で、伝統的な日本の建物とは異なる造りの住宅を見つけた。一番の特徴は、屋上に太陽光パネルを設置していることである。 小池東京都知事は9月9日、戸建て住宅を含(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第450回 インスペクションの日米比較 日本では制度認知がまず必要
【学生の目】 就職活動も終わり、海外の不動産取引、特に米国に関心が高まる中、不動産会社のアルバイトで多く遭遇する地中埋設物や雨漏りなど、売却後のトラブルに疑問を感じる。事前に分かれば回避できるが(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第449回 街並みとカーポートの共生 注意できる関係性が必要
【学生の目】 思わず足を止めて視線を向けた先に、青々とした木々が立ち並ぶ閑静な住宅地があった。千葉県浦安市日の出の戸建て住宅地は、狭苦しく、雑然とした都会のイメージとはかけ離れた、ゆったりとした(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第448回 建築協定と住環境の熟成 価値ある取り組み情報開示を
【学生の目】 住環境は個々の住宅だけでなく地域の状況にも大きく影響される。大学近くの日の出地区は、2002年入居開始の戸建て住宅地で、建築協定、緑地協定、まちなみルールブックがある(小高俊樹「不動産の不(続く)