一般財団法人日本不動産研究所 地域資源を生かす ~まちづくりからインバウンドまで 記事一覧
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一般財団法人日本不動産研究所(38) 地域資源を生かす ~まちづくりからインバウンドまで 大分市 外国宿泊客数が急増 豊富な南蛮文化の史跡群 市街地の回遊性高まる
17年の宿泊旅行統計調査では、大分県内の外国宿泊客数の伸び率は67.7%と全国トップだった。有名な温泉観光地である別府や湯布院の影響が大きい。一方、県庁所在地の大分市では、我が国最大のニホンザル群生息地で(続く) -
一般財団法人日本不動産研究所50 地域資源を生かす ~まちづくりからインバウンドまで 松山市 瀬戸内海の小島 人を惹きつける豊かな自然 遊歩道の修繕を手始めに
道後温泉、松山城を有する松山市中心部と、今治タオル、しまなみ海道で知られる今治市との間に位置する旧北条市(現松山市)にある鹿島について紹介したい。 野生の鹿が生息 鹿島は昭和31年5月に国立公園に認定(続く) -
一般財団法人日本不動産研究所49 地域資源を生かす ~まちづくりからインバウンドまで 奥出雲町 神話の里 たたら由来の自然と産業との共生 農業生産を継承し地域活性化
季節は春。蕎麦の白い花には会えないが、斐伊川堤防の桜は開花しているかもしれない。せっかくの休日。ドライブを楽しむために、出雲そばの産地、奥出雲へやってきた。皮ごと挽いたそば粉で作るため、何より黒くて(続く) -
一般財団法人日本不動産研究所48 地域資源を生かす ~まちづくりからインバウンドまで 鳥取県大山町 御来屋 「建武の新政」旗揚げの地 歴史的資産を街づくりに
大山町は、05年名和町、中山町、大山町の3町が合併して誕生した人口約1万6千人、面積約190キロ平方メートル、鳥取県西部に位置する町である。多様な観光資源を有する国立公園大山があり、県内を代表する観光地であ(続く) -
一般財団法人日本不動産研究所47 地域資源を生かす ~まちづくりからインバウンドまで 岡山県矢掛町 古民家再生 空き家群は一つのホテル 国内初のアルベルゴ・ディフーゾ
岡山県の南西部に位置する、人口約1万4千人の町、矢掛町。岡山駅からは、JRと井原鉄道を乗り継いで、車窓から里山やのどかな田園風景を楽しみながら約1時間、あっという間のローカル鉄道の旅である。 矢掛町(続く) -
一般財団法人日本不動産研究所46 地域資源を生かす ~まちづくりからインバウンドまで 徳島県鳴門市 鳴門の渦潮 低迷する観光需要の打開へ 世界遺産登録へ働きかけ
徳島県鳴門市。徳島県の北東端に位置し、本州と結ぶ四国側の玄関口であり、四国八十八箇所霊場の1番札所である霊山寺や、淡路島との間の鳴門海峡が有名な市である。 現地案内によると、鳴門海峡は、孫崎(鳴門市(続く) -
一般財団法人日本不動産研究所(45) 地域資源を生かす ~まちづくりからインバウンドまで 広島県大久野島 うさぎ島 動画配信で一躍脚光 癒やし求め観光客が増加
広島県竹原市の忠海(ただのうみ)港から、約15分ほどの乗船で目的地に着く。 大久野島。この周囲約4キロの小島は、国立公園に指定され、夏は海水浴場を主とした家族客でにぎわう。また、宿泊をはじめ、温泉、(続く) -
一般財団法人日本不動産研究(44) 地域資源を生かす ~まちづくりからインバウンドまで 山口県 萩往還 萩と防府を結ぶ御成道 国庫補助で往時の姿に復元
最近の観光において、名所を巡るほかに、地方の文化を実体験する参加・体験型の人気が高まっている。幕末から明治維新に向けて、討幕の中心的存在だった長州藩、その山口県の観光において、吉田松陰・高杉晋作など(続く) -
一般財団法人日本不動産研究所(43) 地域資源を生かす ~まちづくりからインバウンドまで 高松市牟礼町 石のまち 幻想的な石あかりロード 源平史跡と石材産業が融合
高松市の東部に位置する牟礼町は、古くから「石のまち」として栄えており、世界一高価な花崗岩「庵治石(あじいし)」の産地として有名だ。この庵治石の採れる山の麓には、隣町の庵治町と合わせて200以上の石材店が(続く) -
一般財団法人日本不動産研究(42) 地域資源を生かす ~まちづくりからインバウンドまで 熊本県 大地震から3年 落ち込み続く観光産業 漫画が広げる地域の連携
熊本県庁プロムナードには、例年秋から冬にかけて黄色のじゅうたんが広がる銀杏並木がある。そこに、漫画「ワンピース」の主人公であるルフィの等身大の銅像が建立された。これを記念しての除幕式が18年11月30日に(続く) -
一般財団法人日本不動産研究所(41) 地域資源を生かす ~まちづくりからインバウンドまで 北九州市 社会の羅針盤 転出超過が全国2位 待ったなしの転換、見直し
昨年のクルーズ船に係る寄港回数が発表され、福岡市の博多港が279回で今年も日本一となった。北九州市においても若松区と門司区にクルーズ船受け入れの岸壁があり、一昨年より年30回前後を数える。直近では中国発(続く) -
一般財団法人日本不動産研究所(40) 地域資源を生かす ~まちづくりからインバウンドまで 鳥栖 鉄道の一大拠点 九州最古の現役駅舎 故郷を代表する風景が存続
15(平成27)年に日本の近代化を担ってきた「明治日本の産業革命遺産」が世界遺産に登録された。その遺産の多くは九州に所在するが鉄道駅は1つも特定されていない。 石炭運搬を担った鉄道や駅も重要な産業遺産と考(続く) -
一般財団法人日本不動産研究所(39) 地域資源を生かす ~まちづくりからインバウンドまで 鹿児島 窯元巡りの街 世界で名声を高めた薩摩焼 市中心部からのアクセスが課題
鹿児島県の伝統的な工芸品の1つである薩摩焼の現在も残る系統は苗代川系、龍門司系、竪野系の3系統で、代表的な産地は苗代川系を生産する美山である。苗代川とは美山の旧地名で、美山は鹿児島市中心部から北西方約(続く) -
一般財団法人日本不動産研究所(37) 地域資源を生かす ~まちづくりからインバウンドまで 長崎 旧外国人居留地 老朽化進む洋風建築 観光都市の財産に活路を
1858年(安政5年)の安政五カ国条約により、日本は鎖国時代に終わりを告げ、長崎では外国人のための貿易及び居住地域(以下「居留地」)の開発が行われ、街の国際化が一気に進んだ。 いくつか開発された居留地の(続く) -
一般財団法人日本不動産研究36 地域資源を生かす ~まちづくりからインバウンドまで 宮崎 サーフィン天国 東京五輪の世界予選会場に マリンスポーツ振興で活性化
宮崎県は「サーフィン」でも有名である。日本におけるサーフィンの天国、聖地とも言われている。これは南北に一直線に延びた海岸線が太平洋に面しているため、1年を通して波が良く、かつチューブ(トンネルのように(続く) -
一般財団法人日本不動産研究所(35) 地域資源を生かす ~まちづくりからインバウンドまで 吉井町 豊後街道の宿場町 歴史が息づく白壁造りの町 四季折々の祭りで賑わい
福岡県の南東部に位置し、西は久留米市、東は大分県日田市と接する位置にうきは市がある。当市は地形的には、南に耳納連山を抱き、北に「筑紫次郎」と称される筑後川が流れている自然に恵まれた地域であり、平坦部(続く) -
一般財団法人日本不動産研究所(34) 地域資源を生かす ~まちづくりからインバウンドまで 那覇〝神の島〟瀬長島 戦禍による壊滅から復興 豊かな観光資源掘り起こす
那覇空港滑走路の南300メートル程の距離に面積約0.18平方キロメートルほどの小島がある。小島の名は瀬長島という。滑走路に近いことから、空港を発着する大型旅客機が低空で飛び交うため、大迫力で航空機を眺めら(続く) -
一般財団法人日本不動産研究所(33) 地域資源を生かす ~まちづくりからインバウンドまで 夕張市 炭鉱(ヤマ)の郷愁 エネルギー革命から半世紀 面影残し続ける炭鉱都市
夕張市は国内で唯一、「財政再生団体」に指定されている。17年度決算に基づく夕張市の健全化判断比率(速報値)の状況は、実質公債費比率が73.5%(市町村平均は6.4%)、将来負担比率は516.2%(市町村平均は34.5%)と突出(続く) -
一般財団法人日本不動産研究所(32) 地域資源を生かす ~まちづくりからインバウンドまで 十和田市 苔の聖地 進化する体験プログラム 豪雪を力に冬の観光開拓
青森県が誇る景勝地である十和田湖、十和田湖を源流とする奥入瀬渓流、八甲田山の一部は十和田市の西方に位置している。十和田市は青森県の県南地方内陸部に位置し、人口は約6万人で青森県10市の中で4番目に多い。(続く) -
一般財団法人日本不動産研究所(31) 地域資源を生かす ~まちづくりからインバウンドまで 花巻市大迫 ぶどうの里 市が農家の支援に乗り出す ワイン造り軸に観光振興
花巻市は岩手県のほぼ中央部に位置し、06年1月1日に旧花巻市と稗貫郡大迫町、石鳥谷町及び和賀郡東和町が合併し、現在の花巻市となった。全国的には宮沢賢治生誕の地、高村光太郎が戦中から戦後にかけて農耕自炊生(続く)