連載 記事一覧
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新住まいの「ことわざ」<197> 笑う家に福来たる 松岡英雄
年賀状が届くのは元日だが、書くのは相当前である。あるいは、今ごろ、せわしなく書いておられるかもしれない。 年賀状はお互いに元日を元気で迎えられるという前提で出すものである。昨年暮れに、私より少し若(続く) -
知って得する建物の豆知識 127 フリーメイソン、起源は石工の職能組織 技術伝承で結束固く
Windows8の起動画面で、色で区切られたアイコンのことを、日本ではタイルやパネルと呼びます。英語圏では『メンソリー=masonry』と言いますが、これは石積みや煉瓦積みのイメージからきています。 〝特殊技能〟持(続く) -
不動産取引現場での意外な誤解 賃貸編(60) 借地人が更新料を支払う本当の理由は何か?
Q 前回、借地契約の場合の更新料の話が載ってましたが、借地契約の場合には、もともと更新料を支払う義務はないものですよね。 A その通りです。その点は、借家契約の場合と同じです。 Q それなのに、借地人の方(続く) -
2014宅地建物取引主任者受験セミナー (7)
【問題1―31】 次の記述のうち、宅地建物取引業法の規定によれば、誤っているものはどれか。 (1)宅地建物取引業者が締結した宅地の売却に関する専任媒介契約において、「有効期間は4カ月」との特約をした場合であっ(続く) -
今週の糸口 ◇73 成熟しない日本の民主主義
今年はアベノミクスに対する期待で幕を開けたが、四半期GDPは1-3月期1.1%、4-6月期0.9%、7-9月期0.3%(いずれも前期比伸び率)と、尻すぼみ傾向となっているのが心配である。 安倍政権に対する支持率は依然50%を超(続く) -
点検 不動産投資 宮城大学事業構想学部教授 田辺信之 「環境と不動産」シリーズ (15) 環境評価制度を積極活用 新日鉄興和不動産ビル事業本部技術都市開発ユニット技術管理部長 落合洋平氏に聞く
「環境と不動産」シリーズ15回目は、新日鉄興和不動産のビル事業本部技術都市開発ユニット技術管理部長・落合洋平氏へのインタビュー後半。オフィステナントビルの環境対応における優位性を高める取り組みについて(続く) -
鑑定士協連レター あべのハルカスを見て 近鉄の「意気込み」示す
今年6月、あべのハルカス(大阪市阿倍野区)の近鉄百貨店が一部開業した。この百貨店を含むあべのハルカスという建物のもつ意味のようなものを筆者なりに考えた。 1つは大阪梅田界隈に対する「対抗心」、2つ目は、(続く) -
不動産・住宅スケジュール
◎住宅金融支援機構では岩手県・宮城県・福島県における住宅復興に向けた「住宅再建相談会」を定期的に開催すると共に、被災された方から電話で災害復興住宅融資に係る資金計画の相談を受けて資金計画シミュレーショ(続く) -
全国住まい・地元 再発見 一般財団法人日本不動産研究所 (30) 福井県・始動した「県都デザイン戦略」 中長期で中心街区を再構築
建物老朽化と高齢化 福井市の中心市街地は、他の地方都市と同様に郊外大型ショッピングセンターなどへの顧客流出が顕著で、建物の老朽化・店舗経営者の高齢化と相まって、裏通りのみならず、表通りの店舗の空き(続く) -
スマートマンションの効果Ⅱ ~価値を追う~(下) 高圧一括受電に付加価値
高圧一括受電は、スマートマンションの大きな魅力だ。一括受電事業者が単価の安い高圧電力でマンション1棟分の電力を仕入れ、各住戸に家庭用の低圧電力に変換して供給するもの。電気代が一定程度安価になるため、(続く) -
藤澤雅義の賃貸管理 現場中継 (24) 空室対策の考え方 最善の策は長期居住 解約理由を共有
※今回は、アートアベニュー・企画開発部次長の宮坂拓児が担当します。 オーナーにとって、今一番頭の痛い問題はなんといっても「空室」ではないだろうか? 昨今では賃貸市況も厳しさを増すばかりで、空室も増え(続く) -
明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第14回 銭湯とコミュニティ 文化として残すべき不動産
【学生の目】 浦安の街中で不思議な不動産を見つけた。辺りの住宅に溶け込むように建つ建物だが立派な煙突が立っている。煙をもくもく出していて銭湯と分かる。観察していると、1人、2人とお客さんが入っていく(続く) -
リーダーたちが描く 「全住協」の未来 第6回 全国住宅産業協会 流通委員長・濱田繁敏氏に聞く 情報の発信に注力 多方面から会員を支援
今年4月1日に合併スタートした「全国住宅産業協会」のリーダーに協会活動の展望を聞く住宅新報社、週刊住宅新聞社、不動産経済研究所の共同企画の6回目は流通委員長の濱田繁敏氏。日々刻々と変化する市場を研究し(続く) -
あのてこのての空室対策 外国人賃貸(4) 日本に示す高い興味 〝不人気物件〟にも潜在ニーズ
日本賃貸住宅管理協会国際交流研究会長を務める荻野政男氏は、「日本人には人気がない物件でも、外国人には抵抗のないケースが多い。日本に興味を持っている外国人はたくさんいる。空室対策に外国人の入居を促進す(続く) -
越純一郎のニュー・ノーマル不動産投資 第5回 チャンスを発見するその1 見捨てられた市場 格安物件に勝機あり
価格は需給で決まる 今回の内容も、基礎的な経済学に基いている。財の価格は「需要と供給」によって決まる。だから、需要の少ない財の価格は低くなる。言い換えれば、「買手不在の市場」を見つければ、その市場の(続く) -
社説 賃貸住宅管理業者登録制度 目先の利益を追うだけでは
12月で丸2年が経過した「賃貸住宅管理業者登録制度」。「業」としての位置付けがなかなか進まなかった「賃貸管理」という分野に、大きなスポットライトを照らす意義ある制度といえるが、現時点の登録者数は3100社(続く) -
ひと 人育ては「自分」から 滋賀県野洲市に本社を置く「匠工房」代表取締役社長兼CEO 加賀爪宏介さん
「2年で辞めるつもりです。ただ、その間全力を尽くします」。8年前、採用の面接時。将来的に独立を目指していることを当時の代表(現会長)に告げると、返ってきた言葉は「乗っ取る気でやれ」。有言実行を貫いた結果(続く) -
紙上ブログ 不動産屋の独り言 231 賃貸現場の喜怒哀楽 坂口有吉 「本業以外で稼ぐこと(1)」 素人の他業種進出は禁物
引っ越し業者がパンフレット補充のために店に来た。そのついでに、ある提案をしてきたが、あまり感心できない内容だったのでキツく叱った。 サイトの売り込み 「この度、日頃お世話になっている不動産業者さんの(続く) -
大言小語 宅建合格率、福井が最高
例年12月は宅建試験の合格発表があり、今年も4日に合格者と試験結果の概要が発表された。合格率は15.3%で、前年を1.4ポイント下回る難しい試験だったことがうかがえる結果となった。 ▼合格発表の当日、首都圏近(続く) -
今週のことば ●簡易課税制度(1面)
売上高の一定割合(みなし仕入れ率)を仕入れ額とみなすことで、仕入れ額を集計する手間を省き、納税額を計算できる仕組み。年間の課税売上高が5千万円以下の事業者が対象で、業種ごとにみなし仕入れ率が設定されて(続く)