不動産取引に活かすインスペクション 26 求められる中古住宅の見える化 タクミプランニングサポート代表 一級建築士溝渕匠
26回にわたった連載ですが、今回が最終回となりました。最後にこれからの不動産取引におけるインスペクション導入の意義について触れさせていただきます。 「インスペクションは中古物件売買における瑕疵等のリスク対応のために行うもの」。これが今世の中…
26回にわたった連載ですが、今回が最終回となりました。最後にこれからの不動産取引におけるインスペクション導入の意義について触れさせていただきます。 「インスペクションは中古物件売買における瑕疵等のリスク対応のために行うもの」。これが今世の中…
中古住宅市場に広がるインスペクションについて、仲介の役割を担う不動産会社が知識として蓄えておくべきことがらを連載してきた。最終まとめ(次週予定)の前に、実務家二人による「インスペクション」をテーマにした対談の模様を掲載する。一級建築士、宅建主任者、FP、ホームインぺクターといくつものスキルを持って、建築と不動産にまたがる専門コンサルタントとして活躍する創造系不動産社長の高橋寿太郎氏と、溝渕氏が社会的な意義や展望などを語りあった。
中古住宅の購入を検討する上で、物件が建物として問題がないかをチェックすることがインスぺクションの大きな役割ですが、購入後に買い主がどのように手を加えて住むかを踏まえたコンサルティングも大切です。前回までは「中古+リフォーム」を希望する買い主…
中古住宅を購入してリフォーム、増築するスタイルが今後、一般化することが考えられる中、リフォームが可能か否かを踏まえた仲介が求められてくると思います。前回まで木造戸建ての間取り変更に伴う壁の撤去について耐震性能についてアドバイスすることの大切…
中古住宅を購入してリフォームする場合、木造の戸建て住宅では、柱・壁を抜くことには特に構造上の注意が必要です。一方マンションは、「スケルトンリフォーム」のように内装・設備を全て撤去したり、大胆な間取り変更も「構造の問題」がないため可能です。た…
今回は省エネに関連した断熱改修について解説します。 中古住宅を購入してリフォームをする場合、住宅設備の更新や間取り変更と併せて耐震補強を実施することも多いと思います。実は断熱改修を併せて行うことも、大きなメリットがあります。 断熱性能の向上…
前回物件の耐震性について目視でも推測が可能であることを説明しましたが、今回は「耐震基準適合証明書」を含めより詳しく耐震に関連した知識について解説を行いと思います。 木造であれは築20年、非木造であれば築25年以下の物件が住宅ローン控除の対象…
インスペクション活用術として、リフォームにつなげるという考え方があります。第三者性を重視することは大切ですが、リフォームを含めたワンストップサービスを求める買主も多いと思います。「このようなリフォームをしたいのだけれども」といった相談を受け…
これまで主に戸建て住宅を中心として、建物を検査するポイントを解説してきました。今回からは、マンションについての解説に移りたいと思います。 マンションの場合、主に専有部分と共用部分とに分かれますが、専有部分である室内については今までの解説の内…
床下は腐ってないか、白蟻がいないか、といった不安は買主からよくきかれる質問だと思います。今回は床下に潜りこまず、点検口から確認するときのポイントについて解説します。 臭い、湿気を感じる まず床下点検口ですが、一般に台所や洗面脱衣室に設けられ…
今回は小屋裏、1階天井裏について、インスペクションを導入する時の注意点および不動産営業マンの皆さんが点検口からのぞき込んだときのチェックポイントについて解説します。 点検口の有無 まず、点検口があるかどうかを確認することが重要です。点検口は…
テレビ等で床にビー玉を置いて転がる様子などが住宅の不具合として放送されることも多いのですが、〝傾斜〟から考えられることはいろいろとあります。今回は、この〝傾斜〟について解説します。 目安は千分の6 インスペクターは主に「レーザーレベル」と呼…
今回は戸建て住宅において特に注意して確認しなければならない浴室回りについて解説します。 建物にとって、湿気は劣化を進行させる大きな要因となります。特に木造の場合は、柱梁など構造部材の腐朽につながり要注意です。ですから浴室および洗面脱衣室は最…
前回まで外壁・屋根など外部の確認ポイントを解説してきました。今回は内部の壁・天井について解説したいと思います。 まずは「壁にひび割れがないか」「壁に雨漏り跡がないか」「天井に雨漏り跡がないか」―この3点をチェックしてみてください。天井にひび…
今回は戸建て住宅の屋根・バルコニーの見方についてです。屋根材は瓦や金属、スレート等が使用されていることが多いでしょう。またバルコニーはFRP(繊維強化プラスチック)防水等の塗膜防水が最近は主流ですが、古いものはモルタルの床の下に防水層を設け…
今回は木造戸建て住宅の外壁の見方についてです。外壁材はモルタル塗り、窯業系サイディング張りのほかにも金属系サイディングやタイル張り等様々な材料が使われていますが、今回はモルタル塗りと窯業系サイディングについて解説します。 周囲を回る 現地で…
中古住宅の流通が今後、活性化する状況を思い浮かべてみてください。不動産取引にインスペクションを導入することは、トラブルの防止に加えて、買主の安心感につながると同時に、売主や仲介業者を守ることにもなりますので、今後ますます普及することが考えら…
前回までの事例でインスペクションは売主にも、買主にもトラブルを防止するという、双方にメリットがあることを理解していただいと思います。では、実際にはどのようなトラブルが数多く発生しているかということについて、今回は説明したいと思います。 国土…
今回の事例は、買主から依頼された新築建売住宅のインスペクションです。出来上がった建物と図面に整合しない部分がありました。売主にとっても理解が難しい仕様に関する部分で、インスペクションが実施されていなければ、売主も気づかず、後々トラブルに発展…
今回の事例は、新築建売住宅のインスペクション(住宅検査)を買主から依頼されたケースです。結果的には、売主にもメリットがあったケースです。 納得しない買主 買主は建物の仕上がり状態をとても気にする方で、玄関ポーチのタイルの納まり(写真下参照)…