競売不動産取扱主任者 8月1日より申込受付開始 試験日2026年12月13日(日)

様々な不動産情報が盛り沢山!

スタンダード会員限定不動産取引に活かすインスペクション タクミプランニングサポート代表 一級建築士溝渕匠 11 材質ごとに見分ける屋根、バルコニー

住宅新報 2014年10月28日 号 11面

連載: 不動産取引に活かすインスペクション

住まい・くらし
  • 不動産取引に活かすインスペクション

    1 / 2不動産取引に活かすインスペクション

  • バルコニー防水層立ち上がり部の隙間と膨れ

    2 / 2バルコニー防水層立ち上がり部の隙間と膨れ

 今回は戸建て住宅の屋根・バルコニーの見方についてです。屋根材は瓦や金属、スレート等が使用されていることが多いでしょう。またバルコニーはFRP(繊維強化プラスチック)防水等の塗膜防水が最近は主流ですが、古いものはモルタルの床の下に防水層を設けているものが多くみられます。

 今回は戸建て住宅に絞り、マンションの屋上防水については別の回に解説します。

 2階部分の屋根材は地上から目視にて確認します。双眼鏡を持参するとより細かい部分も確認できます。また総2階でなければ2階から1階の下屋部分を確認します。下屋の確認は近い距離で屋根のコンディションが確認できますのでぜひ行ってください。

漆喰の隙間に注意

 屋根材に共通する確認するポイントは、破損やずれ、ひび割れ等がないかということです。瓦屋根の場合、特に注意しなければならないのが棟瓦等の漆喰の隙間です。瓦よりも早く劣化し雨水浸入の恐れがありますので注意が必要です。

 金属やスレートの場合は、材料の変色や錆に注意し材料の劣化進行の状況を見ます。あとは棟部分等の金物にも要注意です。板金加工された材料ですが、隙間があれば雨水浸入が懸念されます。

 もし何らかの劣化状態が確認されたら、小屋裏の確認の際、その部分をより注意して確認してみる必要があります。

露出した防水層

 バルコニー部分については、まず床にひび割れや亀裂、破損がないかを確認します。防水層が露出している場合、隙間やふくれがあれば既に裏に雨水が回っている可能性があり要注意です。また掃き出し窓下部の防水立ち上がり寸法も10センチ以下であればやや漏水のリスクが高くなると思われます。そのような場合直下の室の天井や壁に雨漏り跡がないか注意深くみる必要があります。またバルコニーを確認する上で手摺壁についても注意が必要です。笠木の金属部分等の隙間から室内に漏水する恐れもあるためです。あとは床がたわまないか、手摺壁がぐらつかないかも力を加えて確認してみてください。バルコニーの下地が劣化している可能性があるためです。

 最後に、雨どいにも破損等がないかも漏水リスクをチェックする上で重要です。併せて確認するようにしてください。

求む!買取物件 価値ある中古不動産の売買はムゲンエステート住宅新報別冊 不動産テック.BIZ Vol.14 最新号発行 不動産×ITの最新トレンドをお届け会員会社(賛助会員を含む)のプレスリリースを一元的に集約・掲載する情報発信サイト マンション管理プレスリリースセンター

関連サービス