不動産取引に活かすインスペクション 5 混同しがちな仕上がりと構造 タクミプランニングサポート代表 一級建築士 溝渕匠
住宅新報 2014年9月16日 号 11面
今回の事例は、新築建売住宅のインスペクション(住宅検査)を買主から依頼されたケースです。結果的には、売主にもメリットがあったケースです。
納得しない買主
買主は建物の仕上がり状態をとても気にする方で、玄関ポーチのタイルの納まり(写真下参照)が気に入らず売主に手直しを申し入れたものの、「この程度の仕上がりで通常問題ない」との返事から、売主への不信感が芽生えてしまった状況でした。売主は不信感をもたれてしまったことを感じ、構造に問題があるのではなく仕上げレベルのことなので大きな問題はないことを改めて説明したのですが、買主は納得しなかったわけです。


















