米国の不動産市場レポート① 市場が好転 −売却物件数減少のため価格上昇の地域も−
連載: 米国の不動産市場レポート

ジェイスン・渡部 Jason Watabe www.watabefudosan.com (日本語)
1953年、横浜で生まれる。20才でアラスカ大学に入学、エスキモー言語学で卒業。
1985年にシアトルに移住。
2004年 シアトル・キング・カウンティー・リアルター協会のダイバーシティー委員長を務める。
2007年 同協会の副会長に当選、2008年にアジア人初めての会長を務める。
2008年 アジア不動産協会・ワシントン州支部を設立。4年間、会長を務める。
2008年以来、全米リアルター協会(National Association of REALTORS)を代表し、現在日本の不動産業4協会への日本大使を務める。
2009年 REALTOR OF THE YEARを受賞。
2010年 ワシントン州と兵庫県宅建協会との友好協定を結ぶ。
7月26日の報告によりますと、5月から6月には販売数は減っているものの売買取引中の数は、この14ヶ月連続で前年の全米平均より9.5%増になっています。
ここ1ヶ月2ヶ月での販売数減少の理由は、差し押さえ物件のせき止めによりインヴェントリー(販売物件の数)が少なくなっているためと、NAR経済研究顧問のローレンス・ユンはコメントしています。コメントでは更に、住宅供給が将来の2年は現在の販売物件数が倍にならなければ、需要とのバランスが取れなくなるとの事です。
差し押さえの手続きを遅らせているのは、ホーム・オーナー救済政策で政府の強い示唆により、銀行がローンの支払い遅滞に寛容傾向になり、ローンの借り換えで差し押さえを避ける気運になっていることと、近年厳しい批判を受けた差し押さえ書類手続きのずさんさを改め、プロセスが慎重になった反動とも言えます。
また、アメリカ市場記録的な住宅ローンの低金利により、ローンの借り換えが殺到し、売買のローン手続きが遅れがちになっていることも現在の傾向です。


























