米国の不動産市場レポート⑥ アメリカの投資ホット・スポット
さて、9月から連載を始め最後の第6回目となりました。アメリカの不動産市場レポートから始まり、MLSの詳細そして、前回が住宅ローンとその債券流通を説明しました。読者の方々の記事に対する質問やご意見がございましたら、ぜひお聞かせください。今後の日本での講習内容に盛り込み、アメリカ不動産紹介の改善に尽くします。
さて、9月から連載を始め最後の第6回目となりました。アメリカの不動産市場レポートから始まり、MLSの詳細そして、前回が住宅ローンとその債券流通を説明しました。読者の方々の記事に対する質問やご意見がございましたら、ぜひお聞かせください。今後の日本での講習内容に盛り込み、アメリカ不動産紹介の改善に尽くします。
よくアメリカの経済エンジンは、不動産流通にあると言われます。アメリカ国内で売買されている不動産経済が、どう具体的に世界経済に影響が出るのでしょうか。なぜ、アメリカのサブプライム・ローンから発生した問題が、1930年以来の世界大不況に繋がるのでしょうか?
今回はMLSの最終回です。加盟業者限定であるMLSに掲載される物件情報の詳細が、どう一般消費者の目に届くのか、その影響とタブレットPC、スマートフォンの革新的使用について、レポートしたいと思います。
前回お話したキーボックスをここで説明しておきます。MLSの供給サービスの一つです。キーボックスは、売り家の鍵を保管して玄関ドアの取っ手に付けられるようデザインされたポータブル金庫のような物です。業者あるいはエージェントは、キーボックスを1万円ほどで買います。 家を売りに出すときに家につけますが、非常に重厚にできた安全箱で、会員は、これを空けるキーパッドをMLSから年間約1万2000円ほどでリースします。自分の暗証番号を使いキーボックスをあけると家の鍵がありますが、開けた瞬間に電子機能でMLSの事務所を通して、売り手と媒介契約を持つエージェントのコンピューターにどこの会社の どのエージェントが開けたかというレポートがロックボックスとキーパッドの供給会社のプログラムによって掲示され、売り手のエージェントは家をお客様に見せたエージェントにコンタクトを取り、価格への感想や売買申請の可能性なども訊くことができます。
今回から3回に分け、アメリカのMLSを徹底的に解明したいと思います。 ここ数年、私はNAR(全米リアルター協会)を代表して訪日をするたびに、講演でこのMLSを日本の不動産業者の方々に紹介してきましたが、日本のREINS(レインズ)のイメージから理解しようとするとなかなか難しいようです。今回はアメリカのMLSの歴史について、初期から現在に至るまでに、どのように発展しているかを紐解いていきたいと思います。
NAR (全米リアルター協会)は、常に全米にあるMLS(物件情報ウェブサイト:次回の特集でアメリカのMLSを徹底調査)組織からその販売数字を収集し、毎月下旬に既存住宅物件の価格とマーケットの統計を発表しています。その数値は一般のメディアを通してニュースとなり、あるいは経済専門家や研究者により、政府や企業の経済見解や予報にも使われています。 また、NARでは大都市の情報を別にまとめ、アフォーダビリティー(平均収入から計算した購入力量)や、中間価格を年に4回発表しています。