不動産鑑定士レター ある地方の不動産鑑定士 評価額の決定を支えるものは
住宅新報 2025年3月25日 号 3面
連載: 不動産鑑定士レター

私は生まれ育った秋田県大仙市で独立開業して10年程になります。不動産鑑定は不動産鑑定評価基準に則り行うものですが、判例などに大きく捉われることなく、自分の判断や意見に基づいて評価額を決定する点にやりがいや魅力を感じた事が、不動産鑑定士を目指すきっかけでした。
地価公示、県の地価調査、市町村の固定資産税標準宅地評価、相続税標準地評価、公共用地取得のための評価、裁判所の不動産競売評価など公的評価を中心に、金融機関の担保評価や売買、資産価値把握のための民間企業からの依頼、最近は相続に伴う個人からの依頼も増えてきております。
私は受験生時代から現在も心掛けているのは「ABC理論 (A)当たり前のことを(B)馬鹿にしないで(C)ちゃんとやる」という事です。鑑定評価は資料の収集、価格形成要因の分析、現地・役所調査など、ひとつとして省略できる作業はありません。どこかで手を抜くと、依頼者に見透かされたり、自分の導き出す評価額の精度に影響してくると思ってます。






















