不動産鑑定士レター ソフトのまちづくり 価値をもたらすエリアマネジメント
住宅新報 2024年1月30日 号 3面
連載: 不動産鑑定士レター

ESG・SDGsの考え方が浸透し、社会や人々の価値観の変化や多様化が進み、また、従来のようなハード重視の街の再開発だけでは限界があり、街や各不動産を舞台として人々がいかに効率的で創造性豊かな活動ができ、快適に暮らしていけるかが重視されるようになってきました。現在は、都市開発及びまちづくりのパラダイムシフトが起きている中、ソフト面でのまちづくり「エリアマネジメント」は、エリアの人々のウェルビーイングやビジネス創造性の向上、エリアの環境及び社会の課題解決に繋がる活動であり、エリアの魅力を高める効果があることから、最近、更に注目を集めています。
そして、このエリアマネジメントの充実がエリアの不動産価値を高める「新たな価格形成要因」として注視する動きも見られます。今回は、「エリアマネジメント」の概要を説明します。
民間が主導、行政が支援 エリアマネジメントは2000年頃から始まった取り組みで、特定のエリアにおいて、その地域が抱える社会課題の解決やエリアの価値向上を目的として、その地域の民間が主導し、行政がそれを各種制度などで支援する、主にソフト面のまちづくりです。






















