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物流施設の統合管理・最適化へ GROUND 初年度は10社にシステム提供

住宅新報 2021年6月22日 号 3面

連載: 業界これだけ読めば

総合
6月15日に記者会見。中央が宮田社長。トラスコ中山の中山哲也社長(左)と直吉本部長

6月15日に記者会見。中央が宮田社長。トラスコ中山の中山哲也社長(左)と直吉本部長

 6月15日の記者会見で宮田社長は「物流施設ではオペレーションの迅速対応、複雑で高度な判断が求められている。判断業務はAIを使って最適化しつつ、ロボットを使いながらオペレーションの合理化、スピード化を実現する時代になる」と新システムの必要性を説明した。

 新システムはソフトウェア、マテハンやロボットといったハードウェアをシームレスに連携させ、物流施設全体の最適化や可視化を実現するもの。作業の進ちょく状況をリアルタイムで可視化でき、翌日以降の作業量のシミュレーション機能や在庫の可視化機能を持つ。更に、作業効率、保管効率の高い在庫配置の提案や、施設内のレイアウト変更、動線ルールを含む地図情報がデジタル化でき、オペレーションの効率化を促す。

 グラウンド社は新システムのベースとなったAI物流ソフトウェア「DyAS」を新システムに統合すると共に、販売・導入支援・保守サポート体制を再構築する。新システムは初年度で約10社への提供を図り、23年度の売り上げとして20億円の目標を掲げている。

トラスコ中山の施設に導入

 新システムは機械工具卸のトラスコ中山が24年に稼働を予定する物流施設「プラネット愛知」(愛知県北名古屋市)に導入される予定だ。トラスコ中山の直吉秀樹取締役物流本部長は「倉庫内の人員配置計画は従来、人が判断してきた。将来的には仕事量の予測、要員配置の自動化まで(新システムで)対応できれば」と期待を述べた。

 グラウンド社は6月末までにトラスコ中山から第三者割当増資で5億円を調達。資金は物流データの整備、ソフトウェア標準化モデルの研究・開発、営業や販売体制の強化に当てる。

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