マン活に励む管理組合~良好なコミュニティの秘訣~ 稲毛海岸三丁目団地【リノベ編(1)】 千葉市美浜区 高経年団地の再生 「2つの老い」に挑む
住宅新報 2021年4月6日 号 11面
連載: マン活に励む管理組合
マンション管理組合を悩ます「2つの老い」問題。建物の老朽化と居住者の高齢化が進み、マンションの管理がますます大変になると言われています。特に、高度成長期を中心に建てられた公団タイプと言われている団地では「2つの老い」の問題がより深刻で、エレベーターがないことや、駅から遠い物件が多いことなどが、空き家住戸が増えている一因となっているようです。
ただ、広大な敷地に余裕のある建築計画が立てられることや緑の豊かさなど、団地でしか得られない利点もあり、近年ではそれらを上手に利用しながら団地を再生する事業が各所で進行中です。「稲毛海岸三丁目団地」もその一つ。千葉県美浜区にある27棟、総戸数768戸の大型団地で、住環境の豊かさに加え、JR京葉線稲毛海岸駅から徒歩10分というアクセスのよさも兼ね備えています。
しかし、築52年という高経年団地のため「2つの老い」問題が深刻になっていく中で、5階建てながらエレベーターがないなど生活のしにくさや住みにくさが言われ始め、空き家住戸が目立ってきていました。過去には建て替えの話が話題・議題に上ったこともありましたが、団地ならではの合意形成の難しさ(団地管理組合で5分の4以上の賛成、建物ごとに3分の2以上の賛成が必要)もあり、結局は話が流れてしまったそうです。























