不動産鑑定士レター 鑑定評価で求める価格の種類 歴史的建造物と特殊価格
住宅新報 2020年11月10日 号 9面
連載: 不動産鑑定士レター
先日、とある不動産を所有する法人から相談を受けました。その不動産は大正時代に建築された鉄筋コンクリート造の建物とその敷地で、歴史的建造物に指定されています。相談内容は「この不動産は歴史的な価値を有するので高い評価となるはずだが実際はどうか」というものでした。相談を受けた際、まず考えたのは「これは特殊価格として評価すべき案件だろうか」ということでした。不動産鑑定評価で求める価格には、いくつか種類があるためです。以下、解説いたします。
【鑑定評価によって求める価格の種類】
不動産鑑定評価基準には、鑑定評価によって求める価格は基本的には「正常価格」であるが、「限定価格」「特定価格」「特殊価格」を求める場合があると記載されています。






















