マン活に励む管理組合~良好なコミュニティの秘訣~ ルネ吉祥寺【前編(2)】 東京都武蔵野市 4年にわたる計画が暗礁に 女性理事長誕生で仕切り直し
住宅新報 2020年6月9日 号 13面
連載: マン活に励む管理組合
コンサルと共に、工事の目的や工法、経費など、総合的に検討を開始。PT(ルネ吉祥寺耐震補強・大規模修繕工事プロジェクトチーム)の中に建築士の方がいて、技術的なことに意見が出せるのも、大きな助けとなっていました。その中で、あらかじめいくつかの条件を決めて大手建設会社などに打診し、状況説明を兼ねた打ち合わせを実施。見積もりを出してもらいましたが、それらはすべて耐震改修工事だけで10億円を超える大掛かりなものでした。
実は、ルネ吉祥寺は「東京における緊急輸送道路沿道建築物の耐震化を推進する条例」に基づく助成金をもらえる見込みがあったのですが、とはいえ、10億円はあまりに現実とかけ離れた数字で、「お引き取りいただくしかなかった」と新村さん。4年にわたる計画が暗礁に乗り上げたように思えた中、流れを変えるきっかけとなったのは、女性が初めて理事長に就任したことでした。
17年に理事長に就任した足立さんは「防災会」の会長を務めていた女性です。女性中心の防災会における中心人物であり、国交省や武蔵野市の防災課、MALCAなどとの折衝も行ってきた足立さんですが、理事長は経験したことのない大役。「新村さんをはじめ、ベテラン理事の方の支えがあるから」と、理事長になることを承諾しました。























