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スタンダード会員限定加速する 物流不動産ビジネス  物流不動産に学術要素を 日本大学・鈴木邦成教授

住宅新報 2020年1月21日 号 9面

連載: 加速する物流不動産ビジネス

総合
加速する 物流不動産ビジネス  物流不動産に学術要素を 日本大学・鈴木邦成教授

 イーソーコグループは「物流不動産懸賞論文」の募集を開始しました。19年9月に設立した日本物流不動産学研究所を受け皿にしたものです。同社の責任者となるアカデミックチェア(学術議長)に就任したのは日本大学生産工学部マネジメント工学科・鈴木邦成教授。鈴木氏は2000年初頭から物流不動産に注目しており、03年4月、主宰する産学連携の物流研究会「実践ロジスティクス研究会」の私の講演を機にお付き合いが始まりました。鈴木氏の著作総数は60冊を超えますが、16年に私と鈴木氏が共著した「すぐわかる物流不動産」(白桃書房)が日本不動産学会著作賞(実務部門)を受賞することができました。

 鈴木氏は長年、物流不動産に関するジレンマを抱えていました。外資系物流不動産ディベロッパーが日本上陸して間もない頃、彼らが物流施設の証券化を企てることで、倉庫・物流施設の在り方、運営が大きく変わることに危機感を訴えていました。しかし、関係者の多くは鈴木氏の主張に耳を傾けませんでした。物流不動産に関する文献や資料が極端に少ないため、不動産関連団体の認識は「物流施設は工場跡地に建てるもの」との考えが占め、鈴木氏の主張はことごとく空振りに終わりました。

 当時、鈴木氏同様、物流不動産市場の胎動をいち早く察知したのが、日本通運出身の杉山実氏(現・サヴィルズ・ジャパン)と私でした。杉山氏は大手物流会社の目線、私は中小倉庫事業者の目線から、それぞれ物流不動産を新たなスキームとしてデザインし、やがて現在のデファクトスタンダードとして定着していきました。

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