マン活に励む管理組合~良好なコミュニティの秘訣~ エステート鶴牧4・5住宅【後編(2)】 東京都多摩市 外断熱に大満足 快適性が格段に向上
住宅新報 2019年12月3日 号 13面
連載: マン活に励む管理組合

エステート鶴牧
以前、ご紹介したスラブ下配管をスラブ上にする工事については、もちろんなるべく急いで行ったほうがいい工事ではあるものの、省CO2先導事業のタイミングを逃してしまうと外断熱改修ができなくなってしまうため、後回しとしました。「スラブ下の配管工事が先だろう」という反対意見も出ましたが、そのための費用の見積もりを出し、修繕積立金の中からその金額には手を付けずにとっておくことで住人の理解を得ました。
「補助金をもらうにはスピード感が大事です。毎年公募している事業ではありますが、まだやったことがない事例として採択されていると思うので、年を経るごとに条件は厳しくなる。合意形成でモタモタしているとタイミングを逃してしまうことになります」と花牟禮(はなむれ)さん。それまで最低限の工事で大規模修繕の計画を進めていたところから考えると、まさに〝大逆転〟といえるような工事内容でのスピード合意でしたが、それまでの積み重ねが奏功したのでしょう。
さて、工事は無事14年3月に終了し、既に数年が経ちました。数戸の住人の協力を得て測定した、改修前と改修後の室内の年間温度推移の実測データを見てみると、改修前は外気の温度の影響を受けやすく、室内温度の変動幅が大きかったのですが、改修後は変動幅が縮小。年間の冷暖房消費電力量は、改修後の削減率が約3割、冷暖房費用は年間2万円弱も削減できた計算になります。住宅の環境性能を評価するシステムで評価してみると、大幅に機能が向上していました。






















