マン活に励む管理組合~良好なコミュニティの秘訣~ テラス渋谷美竹【後編(2)】 東京都渋谷区 10年以上の歳月かけて 建て替えへの各戸の思い実現
住宅新報 2019年7月16日 号 11面
連載: マン活に励む管理組合

テラス渋谷美竹からの見晴らし
08年9月、地区計画案による建て替え決議がようやく成立。ここに至るまでに、理事会や説明会、委員会など約120回の会合を行いました。更に、その後も個別面談で要望を聞き、改めて理事会や説明会の場を設け、100回は会合を持ったといいます。「新日鉄興和不動産(株)の担当者がたくさんの会合に同席してくれ、丁寧に説明をしてくれた。それは非常にいいことだったと思っています」と、元建て替え計画委員の戸田さん(仮名)も語ってくれました。
渋谷駅から徒歩3分という都心の一等地、容積対象床面積が3.5倍以上に増えるという、建て替え案件としてはこれ以上ない条件。40戸という戸数の少なさからも、合意形成は比較的容易だったのかというと、もちろんそんなことはありませんでした。40世帯あれば40の、もしかしたらそれ以上の思いがあるものです。
昔から住んでいる人、代替わりをしている世帯、賃貸に回していて実情がよく分からない人、40戸の中でも事情はそれぞれです。建物の形状として前部が3階建て、後部が6階建てになっていたため、前部や後部の低層階に住んでいる人にとってはエレベーターは「必要ない」と思えるでしょうし、内装をリフォームしたばかり、という人もいたでしょう。それらの意見を一つひとつ聞いていくうちに、予定が何度も先延ばしになったそうです。






















