鑑定士協連レター ひたちなか海浜鉄道湊線 異例の延伸計画、ぜひ実現を
住宅新報 2018年6月19日 号 9面
連載: 不動産鑑定士レター
ひたちなか海浜鉄道湊線は茨城県中央部の太平洋沿いに位置し、JR常磐線勝田駅を起点にひたちなか市の旧那珂湊市域を結ぶ地方ローカル線です。県内では05年に日立電鉄線が、07年に鹿島鉄道が廃線となり、経営環境が厳しさを増す中、湊線も当時の経営母体は廃線の意向を示しましたが、沿線住民を巻き込んだ存続運動の結果、08年にひたちなか市が共同出資する第三セクターに経営が移管されました。移管して今年で10周年になりますが、運行開始(1913年)から数えると105年の歴史があります。
●三セク後の経営改善、震災の被災と復旧
同線は地元住民の日常の足であることはもちろん、那珂湊おさかな市場・アクアワールド大洗水族館、平磯・阿字ヶ浦海水浴場、虎塚古墳などの市内と隣接町の観光拠点を結ぶ観光路線としての側面もあります。移管前の乗車人員は年間70万人。公募によって就任した吉田社長の下で経営は徐々に改善し、黒字化のめども立っていたところに東日本大震災が発生しました。






















