随想タウンウオッチ(48) 不動産鑑定士横須賀博 コーヒーはブラックで
住宅新報 2016年4月5日 号 9面
過日、お得意先の社長さんが亡くなられ、私と担当者のAとでお通夜に参列。お清めの席で旧知のお手伝いさんに会った。アルコールが苦手な私のためにコーヒーを入れてくれた。
私のコーヒーの飲み方は最初から砂糖とミルクを入れて、これをかき混ぜて飲むという単純なものだが、仕草を見ていたAがコーヒーの飲み方を教えてくれた。「コーヒーはブラックで飲むとコーヒー本来の美味しい味がわかる。そのため若者はブラックで飲むのが主流です。砂糖とミルクを入れて飲む人は、終戦直後、砂糖のない時代に甘さを求めて喫茶店でコーヒーを飲んだ人、今でいう後期高齢者ですよ」と。いやはや私の育ちが読まれた感じである。
ある日、「コーヒーを美味しく飲む方法についての書物はないかね」とAに尋ねたところ、早速パソコンで取り出してくれた。「おすすめのおいしい珈琲の飲み方」。この説明によると、コーヒーはブラックで飲むのが一番。その他は砂糖とミルクとの調合の仕方によるが、究極の飲み方は「砂糖を沈めて砂糖の邪魔をしないように、ミルクをコーヒーの液面に乗せて、そのまま飲むという手法である」と。






















