随想タウンウオッチ(17) 紅一点は明るさを増す 不動産鑑定士横須賀博
住宅新報 2015年8月18日 号 9面
考え事をしながら外に出ようとした過日の土曜日、我が家の定期修理のために工事人が張った囲いの縄張りに足を取られ、駐車場の敷石に頭から倒れた。これを見て妻が救急車を呼んでしまった。病院への道すがら救急隊員から「今日は何曜日? あなたの生年月日は? お名前は?」などと問いかけられながら到着。検査の結果は異常なし。次に頭皮の一部が亀裂して出血が見られたため、帰路の途中、ある皮膚科に立ち寄った。
そこで驚いた。待合室には後期高齢者と目される男性の患者が6人。半ズボンやスリッパ姿で黙って腕を組んで頭を垂れ、目を閉じながら座っていた。そこに私が入ったため後期高齢者は7人となった。そうなると待合室の空気がいやに暗く感じられる。齢を取るのはやむを得ないにしても、こう居並ぶと不思議に頭が垂れてしまう。
そんな思いからか、何故か次のような空想が浮かんできた。






















