随想タウンウオッチ 不動産鑑定士横須賀博 (7) 同窓生の相続問題
住宅新報 2015年5月26日 号 8面
数日前、田舎の同窓生に会った。なかなか思い出せなかったが、名前だけは覚えていた。
その同窓生は自分で築いた会社を引退し、長男に事業を引き継がせていた。経済的には何の心配もないが、何となく気にかかるのが相続問題だという。配偶者は健康で子供は男二人女一人の三人。それぞれ結婚し、次男と長女には子供がいるのに長男にはいない。この家族構成が気にかかる点だ。私は次のように、相続に当たっての重要なポイントを話した。
(1)事業承継者の長男が子供を持たなければ、万一事故等によって相続が発生すると、長男の相続財産はその妻に最低でも66~75%の相続割合で相続され、長男が持つ会社の支配権を妻が手にすることになりかねない。それらを考慮した節税や贈与であるべきこと。






















