交通革命
札幌の市電は、日本で最も北に位置する路面電車である。その歴史は1909年、建築用石材である札幌軟石を運ぶため馬車鉄道が敷設されたことに始まる。18年8月、開道50周年を記念した北海道大博覧会を機に、札幌電気軌道(株)が電車に切り替え開業した。その後の27年12月、その公益的性質ゆえ、札幌市が買収し市営化されている。
市営化当初は路線延長16.3キロだったが、人口増加や市域の拡大と共に路線も順次増え、64年には延長25キロとなり、「市民の足」としてまちの発展に大きく貢献してきた。しかし71年に市営地下鉄が開業することで、競合する路線を中心に次々と廃止、地下鉄に主役の座を譲り渡している。























