地域マネジメント学会 「地域」論考 在り方と提言 3 陸前高田市の仮設住宅環境を考える
住宅新報 2013年4月23日 号 3面
連載: 「地域論考」
仮設住宅に関してはこれまで、住宅の性能、立地・配分計画、地域コミィニティに配慮した入居の重要性等、多くの指摘がなされてきたが、東日本大震災では広範な被害と浸水区域の影響、大量かつ早期の建設要請を背景に、こうした知見を踏まえた仮設住宅供給が十分にはなされなかった。岩手県陸前高田市でも、仮設団地の規模や周辺環境、住宅性能に違いがあるのに加えて、従前の地域コミィニティと異なる入居もあり、今後、復興過程が進むにつれて発生する居住者の転入出に応じた、仮設住宅団地のマネジメント対応の重要性が認識されはじめている。
ここでは、陸前高田市を例に、被災から2年間が過ぎた現在までの仮設住宅の(1)入居の特性、(2)転出入の状況、(3)住環境変化(ハード面)、(4)仮設住宅運営(ソフト面)の取組みを整理することで仮設住宅団地を巡る環境の変化と課題項目を検討したい。
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